乳がん
アベマシクリブが早期乳がんの新たな選択肢となる可能性
2021年2月8日
大規模試験の最新結果により、アベマシクリブ(販売名:ベージニオ)が、最も多い分類型の乳がん患者に対する新たな治療選択肢となることが示唆されている。 乳がんと診断される患者の約90%は早期乳がんであり、大半の場合、ホルモン受容体(HR)陽性H
乳がんワクチンGP2、第2相試験で5年再発率0%
2021年1月28日
Greenwich LifeSciences社プレスリリース - 本日、2020年サンアントニオ乳がんシンポジウム(SABCS)で 、HER2由来ペプチドワクチンGP2の有効性に関する第2b相臨床試験の最終解析結果が発表された(ポスター発表
放射線治療中の乳がん患者の多くで症状が過小認識されている可能性
2021年1月15日
若年患者および黒人患者では、症状の過小認識がより多くみられる可能性 放射線治療を受けた乳がん患者における症状の過小認識は、乳房痛、皮膚のかゆみ、浮腫、および疲労の報告で多くみられ、若年患者および黒人患者における症状の過小認識のオッズが有意に
妊よう性温存法は若年の乳がん患者に安全
2021年1月14日
スウェーデンで20年以上にわたり追跡した大規模な研究によると、乳がん治療を開始する前に行う一般的な妊孕性(にんようせい)の温存法は、若い患者にとって安全であるという。 この研究の対象となった23年の間に、乳がんの治療を受ける前に胚、卵子、卵
乳がんの治療の弱点にマクロファージが関与する可能性が明らかに
2021年1月9日
乳がんは、米国で2番目に多いがんであり、DNA修復機能をもつ乳がん遺伝子BRCAの欠損など多くの細胞制御の誤りにより発症する可能性がある。BRCA関連乳がんは、通常、ポリADPリボースポリメラーゼ(PARP)阻害薬で治療されるが、最近の臨床
高齢のHR陽性乳がんに対する術後放射線療法は10年生存率に影響しない可能性
2021年1月8日
高齢のホルモン受容体陽性乳がん患者では、乳房温存手術後に放射線療法を実施しなかった場合、術後放射線療法を実施した場合よりも局所再発率は高かったが、両群の10年生存率は同等であったとの最新データ(PRIME II試験)が示された。12月8日~
アベマシクリブは、高リスクでホルモン陽性HER2陰性の早期乳がんに有望
2020年12月29日
標準的な術後内分泌療法とサイクリン依存性キナーゼ(CDK)阻害薬であるアベマシクリブ(販売名:ベージニオ)の併用で、ハイリスク、リンパ節転移陽性、ホルモン受容体陽性HER2陰性の早期乳がん患者の無浸潤疾患生存期間(IDFS)が継続的に改善す
再発スコアが低い早期乳がんの閉経後女性は術後化学療法の省略が可能か
2020年12月28日
閉経前の女性では、術後化学療法による生存率は向上する可能性 2020年12月8日から11日まで開催されたサンアントニオ乳がんシンポジウム(SABCS)で発表されたSWOG S1007 RxPONDER試験のデータによると、リンパ節転移陽性の
早期トリネガ乳がんのアテゾリズマブ併用療法はQOLを下げずに治療効果を改善
2020年12月27日
早期乳がん患者に対する標準化学療法レジメン+免疫チェックポイント阻害薬併用は、化学療法単独と比べて患者の日常動作能力に悪影響を及ぼさないことが、ダナファーバー、ブリガム&ウィメンズがんセンターの新たな研究結果で示された。 免疫チェックポイン
FDAが転移HER2陽性乳がんにマルゲツキシマブを承認
2020年12月24日
2020年12月16日、米国食品医薬品局(FDA)はヒト上皮増殖因子受容体2型(HER2)陽性転移乳がんを有する成人患者の治療を適応として、抗HER2抗体薬による2レジメン以上の治療歴のうち少なくとも1レジメンが転移がんに実施されている場合
乳がんサバイバーは妊娠する可能性は低いが、健常児を産み長期にわたり健康状態が良好
2020年12月24日
大規模メタ解析により、出産可能年齢の乳がんサバイバーが妊娠する可能性は一般の人々に比べて低く、早産などの特定の合併症のリスクが高いことが示された。しかし、妊娠したサバイバーのほとんどは健常児を出産しており、長期生存に悪影響が及ぶことはないと
乳腺濃度は、がん治療後リンパ浮腫リスクを予測
2020年12月15日
腋窩リンパ節郭清を受ける乳がん患者において、マンモグラフィ乳腺濃度はリンパ浮腫のリスクと関連する要因の一つであることが新たな研究でわかった。 プリンセスマーガレットがんセンター(カナダ、トロント)のFei-Fei Liu医師は、「現在、患者
FDAが局所再発切除不能または転移トリネガ乳がんにペムブロリズマブを迅速承認
2020年11月24日
2020年11月13日、米国食品医薬品局(FDA)は、FDA承認検査で腫瘍にPD-L1発現(複合陽性スコア[CPS]10以上)が認められる局所再発切除不能または転移トリプルネガティブ乳がん(TNBC)の患者の治療薬として、化学療法との併用で
テクスチャードタイプのインプラントで乳がん再発リスクが増加
2020年10月29日
【ロイター】乳房切除後の乳房再建にテクスチャードタイプのインプラントを使用した場合、スムースタイプと比較して乳がん再発のリスクが高くなることが、JAMA Surgery誌で報告された。 「乳がん患者の漠然とした不安を解消するために、インプラ
浸潤性小葉乳がんの再発リスクを遺伝子検査で判定
2020年10月24日
乳がん組織中の70遺伝子の活性を探索する検査は、手術後にがんが再発または進行するリスクが高い浸潤性小葉がん(ILC)患者を特定するのに役立つと、ダナファーバーがん研究所の研究者らが新たに発表した。この知見は、浸潤性小葉がんの女性500人近く
アベマシクリブとホルモン療法の併用で、若年性ハイリスク乳がんの再発を抑制:ESMO 2020
2020年10月4日
ホルモン受容体陽性(HR+)およびヒト上皮成長因子受容体2陰性(HER2-)の若年性ハイリスク乳がん患者において、ホルモン療法にabemaciclib[アベマシクリブ](販売名:ベージニオ)を追加することで、がんの再発リスクが25%減少する
乳がんに対するパクリタキセル+アテゾリズマブ併用の有効性と安全性について、FDAが注意喚起
2020年9月16日
2020年9月8日、米国食品医薬品局(FDA)は医療従事者、がん領域の臨床研究者、患者に対して、治療歴のない手術不能な局所進行性または転移性トリプルネガティブ乳がん(mTNBC)患者へのアテゾリズマブ(販売名:テセントリク)とパクリタキセル
乳房再建ー乳房インプラント挿入前に考慮すべきこと【FDA】
2020年9月11日
【乳房インプラントについて知っておくべき7つのこと】米国食品医薬品局(FDA) 日本語字幕版動画URL:https://youtu.be/8HlhQAU8Ee8 乳房インプラントによる手術を決定する前に、考慮すべきいくつかの重要事項があ
乳がん転移に免疫細胞の再プログラミングが関与
2020年8月17日
ジョンズホプキンス大学キンメルがんセンターの研究者らは、浸潤性乳がん細胞が免疫系を回避して身体の他の部位に転移する新たなメカニズムを発見したと報告した。このプロセスを標的とする治療法を開発できれば、転移を阻止または予防して、乳がんによる死亡
全身照射による乳がんリスク上昇:血液骨髄移植サバイバー研究
2020年8月14日
幹細胞移植および骨髄移植の長期転帰を検討した新たな研究で、30歳以下で全身照射(TBI)を受けた患者は、一般集団と比較して、後の人生で乳がんを発症するリスクが4.5倍に増加することがわかった。2020年7月16日にJournal of Cl
HER2陽性乳がんワクチンと免疫チェックポイント阻害薬の併用で有効性が向上
2020年8月11日
デュークがん研究所で臨床試験中のHER2陽性乳がんワクチンは、免疫系の働きでがんに対抗する、有効な治療戦略の一部であることが示された。デュ―ク主導の本研究結果は、米国がん学会誌Clinical Cancer Researchに掲載された。
膨張ストレスは乳がん細胞の増殖と遊走を促進
2020年8月8日
膨張ストレス(膨張応力)は、乳がん細胞に驚異的な影響を与える可能性があり、乳がんの危機的な進行につながる場合があることをアラバマ大学バーミンガム校の共同研究チームが明らかにした。 乳がん細胞の成長に伴い、腫瘍微小環境(TME)内の生体力学的
若年がん患者は生殖細胞に遺伝子変異を有する可能性
2020年8月3日
若年がん患者は生殖細胞遺伝子検査の恩恵を受ける可能性がある 若年で発症したがん(early-onset cancer、高齢での発症が多いがんを若齢で発症)を有する18~39歳の若年がん患者は、きわめて高い確率で生殖細胞に遺伝子変異が認められ
FDAが医療従事者による在宅投与可能なHER2乳がんの皮下注射剤Phesgoを承認
2020年7月15日
速報:2020年6月29日 本日、米国食品医薬品局(FDA)は、遠隔転移したHER2陽性成人乳がん患者、および早期のHER2陽性成人乳がん患者の治療薬として、ペルツズマブ、トラスツズマブ、ヒアルロニダーゼ-zzxfの配合皮下注射製剤であるP