乳がん

エンハーツ、HER2低発現乳がんでも試験成功の画像

エンハーツ、HER2低発現乳がんでも試験成功

・エンハーツは臨床試験で生存期間を延長させ腫瘍増殖を遅延させた ・HER2低発現乳がんにおける初の試験結果 ・エンハーツは細胞傷害性化学物質と結合した抗体医薬品 ・アストラゼネカ社は適応拡大の審査に向けて規制当局と協議 がん治療薬であるエン
HER2陽性乳がん脳転移にピロチニブ+カペシタビン併用は有望の画像

HER2陽性乳がん脳転移にピロチニブ+カペシタビン併用は有望

脳転移を有するHER2(ERBB2)陽性乳がん女性を対象とした第2相試験で、ピロチニブとカペシタビン併用療法により頭蓋内奏効がもたらされた。 ピロチニブとカペシタビンの併用は、「奏効は妥当で副作用は最小限であることから、HER2陽性乳がん脳
オンコタイプDX 保険承認に向けて~後編~の画像

オンコタイプDX 保険承認に向けて~後編~

『海外がん医療情報リファレンス』は、信頼性の高い、がんの最新情報配信サイトです。ボランティア翻訳者、監修者により運営されています。 本動画は、2021年10月24日にJAMTがんセミナーにて収録されたものです。 ▶講師:尾崎 由記範先生(乳
アスピリン服用による乳がん再発予防効果はないの画像

アスピリン服用による乳がん再発予防効果はない

ASCOの見解 「今回のデータから明らかになったのは、ER+またはトリプルネガティブ乳がん患者にとって、アスピリンはがん再発リスクを下げる手段となる可能性が低いということです。しかしながら、他の理由でアスピリンを服用する必要がある場合は、乳
オンコタイプDX 保険承認に向けて~前編~の画像

オンコタイプDX 保険承認に向けて~前編~

『海外がん医療情報リファレンス』は、信頼性の高い、がんの最新情報配信サイトです。ボランティア翻訳者、監修者により運営されています。 本動画は、2021年10月24日にJAMTがんセミナーにて収録されたものです。 ▶講師:尾崎 由記範先生(乳
TIL療法により転移乳がんの個別化医療が前進の画像

TIL療法により転移乳がんの個別化医療が前進

患者自身の抗腫瘍免疫細胞を用いる実験的な免疫療法が転移乳がん患者の治療に利用できる可能性があると、米国国立がん研究所(NCI:米国国立衛生研究所の一部)のがん研究センター主導の臨床試験で示された。多くの転移乳がん患者で腫瘍に対する免疫反応を
乳がんと診断されたら、乳房再建をしない手術について知っておきたいことの画像

乳がんと診断されたら、乳房再建をしない手術について知っておきたいこと

【乳がんサバイバーとしての体験より:乳がんと診断されたら、乳房再建をしない手術について知っておきたいこと】 トレイシー・タイナー(診療看護師)は、25年の看護師経験を持つ急性期診療看護師です。2017年に乳がんと診断され、2018年にフラッ
タモキシフェンはPI3Kシグナルを活性化させ、乳がん患者の子宮がんリスクを高める可能性の画像

タモキシフェンはPI3Kシグナルを活性化させ、乳がん患者の子宮がんリスクを高める可能性

PI3K経路阻害薬との併用が高リスク患者に有効である可能性 タモキシフェン(販売名:ノルバデックス)投与患者に発生した子宮がんには、PI3K経路の変異はほとんど認められないが、タモキシフェン誘因のPI3K経路活性化が認められるという研究結果
研究ハイライト:2021年米国放射線腫瘍学会(ASTRO)年次総会特集の画像

研究ハイライト:2021年米国放射線腫瘍学会(ASTRO)年次総会特集

主な発表テーマ:新規放射線治療レジメン、免疫療法の予測バイオマーカー、AIを用いたモデリング テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究ハイライトでは、MDアンダーソンの専門家によるがんの基礎研究、トランスレーショナル(橋渡し)研究およ
トリプルネガティブ乳がん術前免疫療法の効果予測に有望な単一細胞の空間解析の画像

トリプルネガティブ乳がん術前免疫療法の効果予測に有望な単一細胞の空間解析

イメージングマスサイトメトリー(Imaging Mass Cytometry)がアテゾリズマブと化学療法を併用した大規模臨床試験で実現可能 単一細胞レベルでのタンパク質発現と腫瘍微小環境(TME)内の細胞位置研究を可能にする次世代技術が実用
ホルモン受容体陽性乳がんにフルベストラント+パルボシクリブへの早期切り替えが有効の画像

ホルモン受容体陽性乳がんにフルベストラント+パルボシクリブへの早期切り替えが有効

アロマターゼ阻害薬+パルボシクリブ併用療法を受けたホルモン受容体陽性乳がん患者において、病勢が進行する前に循環腫瘍DNAの変異が検出された。 アロマターゼ阻害薬+パルボシクリブ(販売名:イブランス)によりホルモン受容体陽性乳がんの治療を受け
サンアントニオ乳がんシンポジウムでのダナファーバーの研究発表の画像

サンアントニオ乳がんシンポジウムでのダナファーバーの研究発表

ダナファーバーがん研究所の研究者が、12月7日から10日に開催される第44回サンアントニオ乳がんシンポジウム(SABCS)において、30件以上の調査研究を発表する。サンアントニオ乳がんシンポジウムは、世界中から数千人の乳がんエキスパートが集
ピロチニブ+化学療法併用は治療歴あるHER2陽性乳がんの転帰を改善の画像

ピロチニブ+化学療法併用は治療歴あるHER2陽性乳がんの転帰を改善

治療歴のあるHER2陽性転移乳がん患者の中で、ピロチニブとカペシタビン(販売名:ゼローダ)の併用療法を受けた患者は、ラパチニブ(販売名:タイケルブ)とカペシタビンの併用療法を受けた患者よりも全生存期間が長くなった。2021年12月7日~10
エラセストラントはホルモン療法後に進行した転移乳がんの転帰を改善の画像

エラセストラントはホルモン療法後に進行した転移乳がんの転帰を改善

Elacestrant [エラセストラント]は、転移乳がん患者を対象とした第3相臨床試験で標準治療を上回る臨床的利益を示した初の経口、選択的エストロゲン受容体分解薬である。 内分泌療法(ホルモン療法)および分子標的療法後に進行したエストロゲ
抗ヒスタミン薬がT細胞活性を促し免疫チェックポイント阻害薬の効果を高めるの画像

抗ヒスタミン薬がT細胞活性を促し免疫チェックポイント阻害薬の効果を高める

ヒスタミン受容体の新たな役割が研究で示され、チェックポイント阻害薬との併用による治療法の可能性が示唆された よく使われているアレルギー薬である抗ヒスタミン薬による治療が、免疫チェックポイント阻害薬に対する効果の改善と関連することがテキサス大
ESMOが転移性乳がんの新ガイドラインを発表の画像

ESMOが転移性乳がんの新ガイドラインを発表

[欧州臨床腫瘍学会(ESMO)2021プレスリリース] 待望のESMO転移性乳がんの診断・分類・治療に関する診療ガイドライン(ESMO Clinical Practice Guideline for the diagnosis, stagi
トラスツズマブ デルクステカンは一部の転移乳がんに好適な可能性の画像

トラスツズマブ デルクステカンは一部の転移乳がんに好適な可能性

新規分子標的薬であるトラスツズマブ デルクステカン(エンハーツ、T-DXd)が一部の進行の早い転移乳がん患者の無増悪生存期間を著しく延長したことが、新たな臨床試験結果で示された。 直接比較試験から、T-DXdはもう1つの分子標的薬であるトラ
リボシクリブとレトロゾールの併用で進行乳がんの生存が延長の画像

リボシクリブとレトロゾールの併用で進行乳がんの生存が延長

最もよくみられる転移性乳がんの治療においてCDK4/6阻害剤と呼ばれる薬剤の役割が、大規模試験で得られた最新の試験結果によりさらに明確になった。 MONALEESA-2と呼ばれる臨床試験で、進行乳がんの初回治療としてCDK4/6阻害剤である
ダイズ摂取は乳がんの原因となる可能性はありますか?の画像

ダイズ摂取は乳がんの原因となる可能性はありますか?

インターネット上では、特定の食品ががんの原因になりうるという主張が後を絶ちません。例えば、「ダイズを食べると乳がんのリスクが高まる」という俗説を読んだり聞いたりしたことがあるかもしれません。しかし、それは実際に正しいのでしょうか。ここでは、
慢性ストレスは乳がん患者の治療完遂率や生存率に影響を与える可能性の画像

慢性ストレスは乳がん患者の治療完遂率や生存率に影響を与える可能性

ストレスによる慢性的な生理的消耗(アロスタティック負荷)は、治療完遂率や全生存率の低下と関連する可能性があることが新たな研究により示された。また、アロスタティック負荷が、遺伝的素因よりも、化学療法の完遂や全生存期間の予測に優れていることも示
転移性乳がんに対する初回ホルモン療法へのCDK 4/6阻害薬併用で全生存期間が延長の画像

転移性乳がんに対する初回ホルモン療法へのCDK 4/6阻害薬併用で全生存期間が延長

欧州臨床腫瘍学会(ESMO)2021プレスリリース ホルモン受容体(HR)陽性、HER2陰性の進行乳がんの閉経後女性に対して、初回ホルモン療法にCDK 4/6阻害薬を併用すると、生存期間が1年延長することが明らかとなった。このMONALEE
FDAが早期乳がんにアベマシクリブとホルモン療法の併用を承認の画像

FDAが早期乳がんにアベマシクリブとホルモン療法の併用を承認

2021年10月12日、米国食品医薬品局(FDA)は再発リスクが高く、FDAが承認した検査でKi-67スコアが20%以上と判定された、ホルモン受容体(HR)陽性、ヒト上皮成長因子受容体2(HER2)陰性、リンパ節転移陽性の早期乳がん成人患者
トリネガ乳がん術前化学療法へのカルボプラチン併用は有効の画像

トリネガ乳がん術前化学療法へのカルボプラチン併用は有効

乳がん術前化学療法におけるパクリタキセルへのカルボプラチン併用により、トリプルネガティブ乳がん女性患者の病理学的完全奏効率と無イベント生存率が改善することが、BrighTNess試験の長期追跡データで確認された。 しかし、カルボプラチン+術
乳がんの術式選択が若年サバイバーのQOLに影響する可能性の画像

乳がんの術式選択が若年サバイバーのQOLに影響する可能性

早期乳がんの若い女性が選択した手術の種類により数年後の生活の質に影響する可能性があることが新たな研究で明らかになった。 片側または両側の乳房を手術で切除した女性(片側または両側乳房切除術)は、腫瘍とその周辺の健康な組織のみを切除する手術(乳