乳がん

乳房全摘術+再建の合併症率および費用は腫瘍摘出+放射線よりも高い(SABCS2015)の画像

乳房全摘術+再建の合併症率および費用は腫瘍摘出+放射線よりも高い(SABCS2015)

米国の早期乳がん患者には、ガイドラインに従った局所治療のさまざまな選択肢がある中、民間保険の若年女性とメディケア(公的医療保険)の高齢女性の双方にとって、合併症率および合併症関連費用が最も高いのは乳房全摘術+再建であり、また、若年女性にとっ
アナストロゾール対タモキシフェン、乳がんDCISでは再発率に有意差なし(SABCS2015)の画像

アナストロゾール対タモキシフェン、乳がんDCISでは再発率に有意差なし(SABCS2015)

副作用プロファイルでは有意差がみられた   12月8~12日に開催されたサンアントニオ乳がんシンポジウム2015でJack Cuzick医学博士より発表されたIBIS-II DCIS第3相臨床試験の結果によると、乳管上皮内がん(D
T-DM1が過去に複数の治療法を受けたHER2陽性乳がん患者の全生存期間を改善(サンアントニオ乳がんシンポジウム2015)の画像

T-DM1が過去に複数の治療法を受けたHER2陽性乳がん患者の全生存期間を改善(サンアントニオ乳がんシンポジウム2015)

2種類以上のHER2標的治療(トラスツズマブ[商品名:ハーセプチン]+ラパチニブ[商品名:タイケルブ])を受けたにもかかわらず病態が進行したHER2陽性転移性乳がん患者のうち、トラスツズマブ・エムタンシン(T-DM1[商品名:カドサイラ])
血液検体の分析を行うことにより、ESR1遺伝子変異が広くみられ、また全生存期間の不良と関連することが示される(サンアントニオ乳がんシンポジウム2015)の画像

血液検体の分析を行うことにより、ESR1遺伝子変異が広くみられ、また全生存期間の不良と関連することが示される(サンアントニオ乳がんシンポジウム2015)

変異の違いによりエベロリムスへの反応が予測可能に   エストロゲン受容体(ER)陽性転移性乳がんでは、患者の血液検体から得た無細胞DNAにて検出されたエストロゲン受容体1(ESR1)遺伝子のD538GおよびY537S変異の両方また
第3相BELLE-2試験においてbuparlisibが無増悪生存期間の主要エンドポイントを達成の画像

第3相BELLE-2試験においてbuparlisibが無増悪生存期間の主要エンドポイントを達成

12月8日~12日に開催されたサンアントニオ乳がんシンポジウム2015にて発表されたデータによると、血液中にPIK3CA変異が認められたホルモン療法抵抗性のホルモン受容体陽性局所進行または転移性乳がん女性において、フルベストラント試験段階の
乳房温存療法は、早期ステージの患者では全摘術よりも良好な結果をもたらすの画像

乳房温存療法は、早期ステージの患者では全摘術よりも良好な結果をもたらす

乳房温存療法+放射線治療を受けた早期ステージの乳がん患者は、放射線治療なしで乳房全摘術を受けた患者よりも10年後の全生存が改善していることが、12月8~12日に開催された2015サンアントニオ乳がんシンポジウムにおいてSabine Sies
カペシタビンは術前化学療法後に残存病変をもつ乳がん患者の転帰を改善の画像

カペシタビンは術前化学療法後に残存病変をもつ乳がん患者の転帰を改善

化学療法薬剤カペシタビン(ゼローダ) による治療は、術前化学療法で消失しなかったHER2陰性乳がん患者女性の無病生存率を改善したとのCREATE-X第3相臨床試験結果が、12月8日から12日に開催された2015サンアントニオ乳がんシンポジウ
デノスマブが閉経後のホルモン受容体陽性乳がん患者の無病生存期間を改善の画像

デノスマブが閉経後のホルモン受容体陽性乳がん患者の無病生存期間を改善

ABCSG-18試験の以前の結果からもデノスマブによる骨折の減少が示された。 アロマターゼ阻害剤による補助療法にデノスマブを追加することで、閉経後のホルモン受容体陽性早期乳がん患者の無病生存期間が改善されたことが、2015サンアントニオ乳が
ルミナールA乳がんでは術後化学療法の効果は認められずの画像

ルミナールA乳がんでは術後化学療法の効果は認められず

ルミナールA以外の乳がんでは効果が認められた   閉経前のルミナールAタイプの浸潤性乳がん女性は、術後化学療法の有無に関わらず10年無病生存率がほぼ同じであることが、2015年サンアントニオ乳がんシンポジウム(12月8~12日)で
乳がん検診の推奨グレード(2009年版)の画像

乳がん検診の推奨グレード(2009年版)

米国予防医学専門委員会(USPSTF) 【アーカイブされました。古い情報です:最新版(2016年1月)日本語はこちら】 * 米国予防医学専門委員会(USPSTF)は、米国医療研究・品質調査機構(AHRQ)の独立委員会で、検診や予防医療の研究
術前化学療法で完全奏効(pCR)を得たトリプルネガティブ乳がんでは生存が改善の画像

術前化学療法で完全奏効(pCR)を得たトリプルネガティブ乳がんでは生存が改善

ステージ2またはステージ3のトリプルネガティブ乳がん(TNBC)患者が、術前化学療法によって病理学的完全奏効(pCR)を得た場合、術前化学療法後の手術時に微小かそれよりも大きい浸潤性残存病変が認められた場合と比べ、無再発生存および全生存が良
FDAが化学療法剤の過剰投与に緊急治療薬ウリジン・トリアセテートを承認の画像

FDAが化学療法剤の過剰投与に緊急治療薬ウリジン・トリアセテートを承認

速報 米国食品医薬品局(FDA)は、本日、小児および成人患者へのフルオロウラシルまたはカペシタビンの過剰投与、あるいはこれらの抗がん剤投与後4日以内に発現した重度または致死的な毒性に対する緊急治療として初めてuridine tri
乳がんのタイプにより異なるホルモン療法の有効性の画像

乳がんのタイプにより異なるホルモン療法の有効性

キャンサーコンサルタンツ女性の乳がん患者を対象としたホルモン療法において、ホルモン受容体陽性乳がんのサブタイプにより、その効果に違いが現れることが、Journal of Clinical Oncology誌に掲載された研究結果により明らかに
抗体薬物複合体IMMU-132が転移性トリプルネガティブ乳がんに対して臨床的有用性を示すの画像

抗体薬物複合体IMMU-132が転移性トリプルネガティブ乳がんに対して臨床的有用性を示す

11月5日から9日にかけて開催された米国がん学会(AACR)・米国国立がん研究所(NCI)・欧州がん研究治療機関(EORTC)によるがんの分子標的療法に関する国際会議で発表された第2相臨床試験のデータによると、抗Trop-2抗体薬物複合体(
腹腔鏡下遊離大網弁移植はリンパ浮腫の有力な治療法となる可能性の画像

腹腔鏡下遊離大網弁移植はリンパ浮腫の有力な治療法となる可能性

MDアンダーソン OncoLog 2015年10月号(Volume 60 / Number10)  Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号UR
OncotypeDX 非浸潤性乳管がん(DCIS)スコアの試験結果が公表されるの画像

OncotypeDX 非浸潤性乳管がん(DCIS)スコアの試験結果が公表される

キャンサーコンサルタンツジェノミック・ヘルス社(ナスダック:GHDX)は、DCIS(非浸潤性乳管がん)として知られるステージ0乳がん患者に対するOncotypeDXの第二次大規模臨床検証試験の結果が、Breast Cancer Resear
FDAが進行乳がんの治療薬として、abemaciclibを画期的治療薬に指定の画像

FDAが進行乳がんの治療薬として、abemaciclibを画期的治療薬に指定

キャンサーコンサルタンツ米国食品医薬品局(FDA)は、難治性ホルモン受容体陽性(HR+)進行または転移性乳がん患者の治療にサイクリン依存性キナーゼ(CDK)4/6阻害剤abemaciclibを画期的治療薬に指定した。 FDAによる
非浸潤性乳管がん(DCIS)治療は20年にわたり発展したが、がん死亡率は変化せずの画像

非浸潤性乳管がん(DCIS)治療は20年にわたり発展したが、がん死亡率は変化せず

デューク大学医療センター 非浸潤性乳管がん(DCIS)の治療法は1990年代から変化し続けており、その間、片側乳房切除術を選択するよりも、放射線療法と組み合わせる乳房部分切除術を選択する米国人女性が増加したことが、デュークがん研究
14-3-3σタンパク質が腫瘍促進性の代謝リプログラミングを抑制の画像

14-3-3σタンパク質が腫瘍促進性の代謝リプログラミングを抑制

MDアンダーソン OncoLog 2015年9月号(Volume 60 / Number9)  Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL
パクリタキセル単独またはベバシズマブとの併用療法へのオナルツズマブ追加投与は、トリプルネガティブ乳がんに有用性を示さずの画像

パクリタキセル単独またはベバシズマブとの併用療法へのオナルツズマブ追加投与は、トリプルネガティブ乳がんに有用性を示さず

キャンサーコンサルタンツパクリタキセル(タキソール)単独療法またはベバシズマブ(アバスチン)との併用療法への分子標的薬オナルツズマブ[onartuzumab]の追加投与は、転移性トリプルネガティブ乳がん患者の病状抑制や生存改善に効果を示さな
アスピリンは乳がんを治療しうるか?の画像

アスピリンは乳がんを治療しうるか?

キャンサーコンサルタンツアスピリンが乳がん女性患者のがん再発防止と延命に役立つかどうかの研究に対して、ダナファーバーがん研究所、ブリガム&ウィメンズ病院(BWH)の研究者らは国防総省のCongressionally Directed Med
臨床計算ツール<clinical calculator>の画像

臨床計算ツール<clinical calculator>

MDアンダーソン OncoLog 2015年9月号(Volume 60 / Number9)  Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL
乳がん研究における注目すべき進歩が明らかにの画像

乳がん研究における注目すべき進歩が明らかに

2015年乳がんシンポジウムで発表される2つの注目すべき研究の概要が閲覧可能となる。   今回のシンポジウムは、2007年から毎年開催された乳がんシンポジウムの最終年となる。本シンポジウムは乳がん治療に対する集学的アプローチに焦点
手術後に放射線治療を受けない非浸潤性乳管がん患者の長期的転帰の画像

手術後に放射線治療を受けない非浸潤性乳管がん患者の長期的転帰

キャンサーコンサルタンツ治療計画の一部として放射線治療を受けない非浸潤性乳管がん(DCIS)患者において、乳がんの再発率は12年経過後も上昇し続けると、医師らは報告した。これらの結果はこのほど、Journal of Clinical Onc