乳がん

手術不要の乳がん治療の画像

手術不要の乳がん治療

MDアンダーソン OncoLog 2018年5-6月号(Volume 63 / Issue 5-6)  Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号
HER2陽性乳がん患者へのトラスツズマブ投与期間は短縮可能で、心臓への副作用も軽減の画像

HER2陽性乳がん患者へのトラスツズマブ投与期間は短縮可能で、心臓への副作用も軽減

ASCOの見解 「トラスツズマブ(Trastuzumab)の使用はHER2陽性の乳がん患者にとって治療率をあげる大きな進歩でしたが、いかなる治療にも副作用がつきものであり、トラスツズマブによる治療では常に心臓機能障害の懸念があります。今回の
進行トリネガ乳がんのプラチナベース化学療法に、BRCA1/2遺伝子変異の特性解析が有用の画像

進行トリネガ乳がんのプラチナベース化学療法に、BRCA1/2遺伝子変異の特性解析が有用

欧州臨床腫瘍学会(ESMO)   英国全土の74病院で実施された第3相並行群オープンラベルランダム化比較TNT(NCT00532727)試験で、バイオマーカーのサブグループ解析が行なわれた。結果は2018年4月30日にNature
乳がん発症ハイリスク女性で予防薬を服用するのはわずか7人に1人の画像

乳がん発症ハイリスク女性で予防薬を服用するのはわずか7人に1人

発信元:NHS(英国医療サービス)  インディペンデント紙(Independent Online)は、「乳がん発症がハイリスクの女性患者のうち90%近くが、副作用の恐怖や、"運命であると認識している"という理由により乳がん予防薬を避けている
がん患者における低筋肉量(サルコペニア)は生存に影響する可能性の画像

がん患者における低筋肉量(サルコペニア)は生存に影響する可能性

NCI(米国国立がん研究所)~がん研究ブログ~ 乳がんと診断された女性の一部において、低筋肉量であることは長期予後不良と関係している可能性が新たな研究で判明した。   この試験はこれまでに実施されたこの種の調査で最大のものの一つで、研究者ら
ASCO2018―世界最大規模のがん研究学会で発表予定の注目演題の画像

ASCO2018―世界最大規模のがん研究学会で発表予定の注目演題

米国臨床腫瘍学会(ACSO) プレシジョン医療における新たながん治療選択肢や進展から、がん治療のへのアクセス向上のための考察に至るまで、最新の臨床がん研究の注目すべき演題が、第54回アメリカ臨床腫瘍学会(ASCO)総会の公式のプレスプログラ
トリネガ乳がんにおける5種類の分子サブタイプの解明の画像

トリネガ乳がんにおける5種類の分子サブタイプの解明

マルチオミクス総合解析により、いくつかの標的候補を同定 欧州臨床腫瘍学会(ESMO) ベルギー、ブリュッセルにあるInstitut Jules BordetのChristos Sotiriou医師の研究グループは、トリプルネガティブ乳がん(
一部のがん患者で心不全リスクが高まるの画像

一部のがん患者で心不全リスクが高まる

米国国立がん研究所(NCI)ブログ~がん研究の動向~ 乳がんやリンパ腫の治療を受けた人は、がんに罹患していない人に比べてうっ血性心不全の発症リスクが高まるという新たな研究結果が示された。   研究者らは、乳がんやリンパ腫と診断され
HER2変異獲得によりER陽性転移乳がんホルモン療法に耐性が生じるの画像

HER2変異獲得によりER陽性転移乳がんホルモン療法に耐性が生じる

米国がん学会(AACR) エストロゲン受容体(ER)陽性の転移乳がん患者の一部において、ヒト上皮成長因子受容体2(HER2)変異の獲得により、ホルモン療法耐性が生じ、そうした耐性がホルモン療法薬フルベストラントとHER2キナーゼ阻害薬ネラチ
酸素の「マイクロバブル」で放射線治療がより効果的に?の画像

酸素の「マイクロバブル」で放射線治療がより効果的に?

マウスにおける新しい研究は、酸素を運ぶ微細な泡が乳がん治療の改善に役立つ可能性を提起している。   NCIが支援する本研究で、研究者らは、これらの「マイクロバブル(微小気泡)」と超音波を使用して腫瘍内部の酸素量を増加させた。マウス
BMIが正常値でも体脂肪率が高い閉経後女性は乳がんリスクが高いの画像

BMIが正常値でも体脂肪率が高い閉経後女性は乳がんリスクが高い

編集者注:米国がん学会(AACR)肥満とがん会議 のプレスプログラムの研究全要約を読むにはこちらをクリックしてください。   肥満度指数(BMI)が正常な閉経後女性で、高体脂肪率の人は浸潤性乳がんのリスクが上昇したというデータが、
乳がん検診推奨グレード(USPSTF)[2016年1月最新版]の画像

乳がん検診推奨グレード(USPSTF)[2016年1月最新版]

* 米国予防医学専門委員会(USPSTF)は、米国医療研究・品質調査機構(AHRQ)の独立委員会で、検診や予防医療の研究レビューを行って米国政府の推奨グレードを作成します。 乳がん検診推奨の概要 2016年1月最終更新版    対象   グ
FDAがBRCA変異3種類に対し、初の一般用遺伝子検査を条件付き承認の画像

FDAがBRCA変異3種類に対し、初の一般用遺伝子検査を条件付き承認

遺伝子検査は既知のBRCA変異1,000種類以上のうち3種類を検出するのみであり、検査結果が陰性であってもがんのリスクが低いとはいえない。   速報   米国食品医薬品局(FDA)は本日、23andMe社のBRCA1/B
FDAがHR陽性HER2陰性転性移乳がんの初回治療にアベマシクリブを承認の画像

FDAがHR陽性HER2陰性転性移乳がんの初回治療にアベマシクリブを承認

米国食品医薬品局(FDA)は2018年2月26日、abemaciclib[アベマシクリブ](商品名:Verzenio[ベージニオ]、Eli Lilly社)を、アロマターゼ阻害剤との併用において、ホルモン受容体(HR)陽性ヒト上皮増殖因子受容
乳がん、大腸がん化学療法中の運動習慣はその後のQOLに有益の画像

乳がん、大腸がん化学療法中の運動習慣はその後のQOLに有益

専門家の見解 「以前、患者は治療中は安静にし、運動を控えるようにと、よく言われました。しかし、今は、運動が安全で非常に利益があることがわかっています。本試験が示すようにがん治療中の運動はサバイバーの長期にわたる健康とQOL(生活の質)にも著
非浸潤性乳管がん(DCIS)の監視療法の画像

非浸潤性乳管がん(DCIS)の監視療法

MDアンダーソン OncoLog 2018年1月号(Volume 63 / Issue 1)  Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL
変異の特性から、プラチナベース化学療法が有効な乳がん患者を特定の画像

変異の特性から、プラチナベース化学療法が有効な乳がん患者を特定

進行した乳がんにおいて、相同組換え修復異常(HRD)を有する変異の特性が、プラチナベース化学療法の臨床転帰改善と関連するという結果が米国がん学会の学会誌である"Clinical Cancer Research"誌に掲載された。  
ベーコンなどの加工肉が、乳がんリスクを高める可能性の画像

ベーコンなどの加工肉が、乳がんリスクを高める可能性

「ベーコンやソーセージなどの加工肉を食べると、高齢の女性で乳がんのリスクが高くなる」とThe Sun紙は報告した。大規模な研究によると、加工肉(未加工の赤肉でない)は、閉経後に乳がんを患うリスク上昇と関連することがわかった。  
乳がんと胃がんへのHerzuma承認をEMAが推奨の画像

乳がんと胃がんへのHerzuma承認をEMAが推奨

Herzumaは、基準品ハーセプチン(トラスツズマブ)に極めて類似したバイオシミラー医薬品   2017年12月14日、欧州医薬品庁(EMA)欧州医薬品委員会(CHMP)は、乳がんおよび胃がん治療を目的とした医薬品Herzumaの
新たな糖尿病薬がカルボプラチン化学療法への感受性を高めるの画像

新たな糖尿病薬がカルボプラチン化学療法への感受性を高める

ダナファーバーがん研究所の研究者らは、試験中の糖尿病薬により、従来の化学療法剤に対してがん細胞がより脆弱になる可能性があることを示すとともに、がん患者の転帰を改善し得るこのような組み合わせを検討するべきであると述べている。研究者らは、がん細
炎症性乳がんの画像

炎症性乳がん

炎症性乳がんはどのようなものですか? 炎症性乳がんはがん細胞が乳房の皮膚内のリンパ管を塞ぐ疾患で、まれとはいえ非常に悪性度の高いがんです。この種類の乳がんが「炎症性」と言われる理由は、乳房が腫れて赤くなりやすい、すなわち、炎症みたいに見える
循環腫瘍細胞がHR陽性乳がんの晩期再発を予測できる可能性の画像

循環腫瘍細胞がHR陽性乳がんの晩期再発を予測できる可能性

臨床的に再発の証拠が得られていないホルモン受容体(HR)陽性HER2陰性ステージ2-3乳がんを有する患者で、診断から5年後に血中の循環腫瘍細胞(CTC)が検出された患者は、乳がんの晩期再発リスクが増加したと、2017年12月5日~9日に開か
FDAがBRCA遺伝子変異転移乳がんの治療にオラパリブを承認の画像

FDAがBRCA遺伝子変異転移乳がんの治療にオラパリブを承認

FDA速報 米国食品医薬品局(FDA)は本日、オラパリブ錠(商品名:Lynparza )を、転移性で、腫瘍に特定の遺伝性(生殖細胞系)遺伝子変異を有する乳がん患者の治療にも承認した。PARP阻害剤から、乳がん治療薬としてFDA承認を受けたの
腋窩リンパ節郭清は若年乳がん患者の上肢可動域を減少させるの画像

腋窩リンパ節郭清は若年乳がん患者の上肢可動域を減少させる

【サンアントニオ乳がんシンポジウム2017】 2017年12月5日から9日まで開催されたサンアントニオ乳がんシンポジウムで発表されたデータによると、腋窩リンパ節郭清を受けた若年乳がん患者は、センチネルリンパ節生検を受けた患者よりも、上肢の腫