ESMO肉腫・消化管間質腫瘍(GIST)シンポジウム2022 ハイライト

ESMO(欧州臨床腫瘍学会)肉腫・消化管間質腫瘍シンポジウム2022がオンラインで開催された。

2月1-2日開催の学術プログラムでは、軟部肉腫(STS)、消化管間質腫瘍(GIST)、肉腫および骨腫瘍における包括的概観が示される。管理戦略の革新的な進展、新規治療法の開拓および臨床研究の展望がみどころとなっている。

プログラムのみどころ

・加齢が患者の生活の質に及ぼす影響

・消化管間質腫瘍(GIST)診療におけるリキッドバイオプシーの実践

・軟部肉腫に対する術後補助化学療法のメリットとデメリット

・新規治療法:
 * 全ゲノムシーケンシング(WGS)に基づく腫瘍の臓器横断的治療
 * 滑膜肉腫におけるCAR-T細胞/NY-ESO1
 * 軟部肉腫に対する個別化治療へのアプリの活用

・希少がんに関する課題と最新治療:
 * 脊索腫に対するブラキュリー(Brachyury)遺伝子を標的としたがんワクチン戦略
 * 脊索腫および軟骨肉腫に対する陽子線治療
 * 極めてまれな骨腫瘍および軟部肉腫
 * GCTB(骨巨細胞腫)に対するデノスマブ療法のリスクとベネフィット

・肉腫の現在の課題と免疫療法薬の併用戦略

・肉腫の医療ケアにおける、別目的での薬剤利用、およびAIを利用したバイオマーカーの発見

翻訳担当者 瀧井希純

監修 遠藤 誠(肉腫、骨軟部腫瘍/九州大学病院 整形外科)

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原文掲載日 

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