呼吸器がん

高用量ビタミンB6/B12長期摂取で男性の肺がんリスク上昇の画像

高用量ビタミンB6/B12長期摂取で男性の肺がんリスク上昇

長期的な高用量のビタミンB6およびビタミンB12の補給は、活力を増進し、代謝を向上させるとビタミン・サプリメント業界が長らく宣伝しているが、非摂取者と比べて男性の肺がんのリスクが2~4倍も上昇することが新たな研究で示唆された。 10年間、1
ニボルマブが非小細胞肺がんに対し有意な効果を示さずの画像

ニボルマブが非小細胞肺がんに対し有意な効果を示さず

CheckMate026試験では、二ボルマブは化学療法と比較したときの無増悪生存期間の延長に関連しなかった   トピック:肺がんおよび他の胸部腫瘍、がんの免疫学および免疫療法、抗がん剤および生物学的製剤療法   Chec
4期非小細胞肺がん(NSCLC)のガイドライン改定の画像

4期非小細胞肺がん(NSCLC)のガイドライン改定

米国臨床腫瘍学会(ASCO)診療ガイドラインが改定され、進行した非小細胞肺がん(NSCLC)の治療における免疫療法の役割が明確になる。またこの改定では、腫瘍のEGFR、ALK、およびROS1遺伝子に変化がある患者に対する分子標的薬の適応につ
HER2過剰発現/増幅/変異、転移肺がんへのT-DM1の画像

HER2過剰発現/増幅/変異、転移肺がんへのT-DM1

2017年米国臨床腫瘍学会(ASCO)年次総会臨床科学シンポジウムハイライト トピック:トランスレーショナルリサーチ/肺他の胸部腫瘍/抗がん剤およびバイオ製剤 6月4日に米国シカゴで開催された2017年ASCO年次総会の「古い標的と新たな薬
FDAがBRAF V600E変異陽性転移非小細胞肺がんにダブラフェニブ+トラメチニブを承認の画像

FDAがBRAF V600E変異陽性転移非小細胞肺がんにダブラフェニブ+トラメチニブを承認

2017年6月22日、米国食品医薬品局(FDA)は、FDAが承認した検査で検出されたBRAF V600E遺伝子変異を有する転移非小細胞肺がん(NSCLC)患者へのダブラフェニブおよびトラメチニブ(商品名:TAFINLARおよびMEKINIS
ダコミチニブがEGFR陽性肺がんに有効な可能性の画像

ダコミチニブがEGFR陽性肺がんに有効な可能性

ASCOの見解 「EGFR標的療法が導入されてから15年近くたち、その時以来多数の患者の生存期間延長に役立っています。これらの治療薬の第二世代はより有効的ですが、より重い副作用を引きおこす可能性もあります。そのため、患者とその主治医はリスク
免疫療法が、再燃した中皮腫に効果を示す可能性の画像

免疫療法が、再燃した中皮腫に効果を示す可能性

ASCOの見解 「われわれは、より多種類のがんへの使用拡大に伴い、免疫療法の第2の波を目にしています。長い間、治療の選択肢があまりに少なかった中皮腫に対し、免疫療法が効果的な新しい治療法であることを本研究は示しています」と米国臨床腫瘍学会(
ライトタバコの使用が肺腺がんの増加に関連の画像

ライトタバコの使用が肺腺がんの増加に関連

いわゆる「ライト」タバコも、喫煙者にとって健康上は何の利益もなく、むしろ肺の深部に発生する特定種類の肺がんの増加原因になっている可能性が、新たな研究で示された。   この新たな研究では、オハイオ州立大学総合がんセンター Arthu
アレクチニブが肺がんの無増悪生存期間を1年以上延長の画像

アレクチニブが肺がんの無増悪生存期間を1年以上延長

ASCOの見解 「この第2世代分子標的薬治療が、脳転移を予防しながら進行肺がんの増殖を2年以上停止させたという事実は、この難病における並外れた結果です」と米国臨床腫瘍学会(ASCO)専門委員のJohn Heymach医学博士は述べた。「この
非小細胞肺癌に対する術前免疫療法の画像

非小細胞肺癌に対する術前免疫療法

MDアンダーソン OncoLog 2017年5月号(Volume 62 / Issue 5-6)  Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号UR
FDAが、未治療のALK陽性の転移性肺がんにセリチニブを承認の画像

FDAが、未治療のALK陽性の転移性肺がんにセリチニブを承認

米国食品医薬品局(FDA)は2017年5月26日、FDA承認済みの検査によって未分化リンパ腫キナーゼ(ALK)陽性と判定された転移性非小細胞肺がん(NSCLC)の患者を対象に、セリチニブ(商品名:ジカディア、ノバルティスファーマ社)の適応拡
ゲフィチニブが2-3A期の肺腺がんにおいて再発までの期間を延長の画像

ゲフィチニブが2-3A期の肺腺がんにおいて再発までの期間を延長

「この試験は、化学療法よりも副作用がはるかに少ない分子標的療法が有効な肺がん患者のタイプを明らかにするものです」と、ASCO次期会長のBruce E. Johnson医師は語った。また、「プレシジョン医療を、進行した肺がん患者だけでなく、よ
ALK陽性肺がんに対するクリゾチニブの効果が予測できる可能性の画像

ALK陽性肺がんに対するクリゾチニブの効果が予測できる可能性

ALK遺伝子異常に起因する非小細胞肺がんに対してクリゾチニブ(ザーコリ)による治療を受けている患者では、治療開始後最初の2カ月のALK遺伝子のコピー数増加を伴う血中循環腫瘍細胞(CTC)数の減少と無増悪生存期間の延長が相関することが、米国が
FDAが転移非扁平上皮非小細胞肺がんにペムブロリズマブ併用療法を迅速承認の画像

FDAが転移非扁平上皮非小細胞肺がんにペムブロリズマブ併用療法を迅速承認

米国食品医薬品局(FDA)は2017年5月10日、治療歴のない転移非扁平上皮非小細胞肺がん(NSCLC)患者の治療薬として、ペムブロリズマブ(商品名:キイトルーダ、Merck and Co., Inc社)を、ペメトレキセド(商品名:アリムタ
FDAがALK陽性非小細胞肺がんにブリガチニブを迅速承認の画像

FDAがALK陽性非小細胞肺がんにブリガチニブを迅速承認

米国食品医薬品局(FDA)は2017年4月28日、進行した、またはクリゾチニブ抵抗性の転移性未分化リンパ腫キナーゼ遺伝子転座(ALK)陽性非小細胞肺がん(NSCLC)患者に対する治療薬としてbrigatinib[ブリガチニブ](商品名:Al
肺がん検診実証プロジェクトにより困難と課題が明らかにの画像

肺がん検診実証プロジェクトにより困難と課題が明らかに

米国における肺がん検診の拡大を目的として、米国退役軍人保健局(VHA:US Veterans Health Administration)が行った実証プロジェクトでは、実施に伴う複雑さと課題が浮き彫りになっている。    2013
FDAがEGFR T790M変異陽性の転移非小細胞肺がんにosimertinibを承認の画像

FDAがEGFR T790M変異陽性の転移非小細胞肺がんにosimertinibを承認

米国食品医薬品局(FDA)は2017年3月30日、上皮成長因子受容体(EGFR)T790M変異陽性の転移性非小細胞肺がん(NSCLC)患者の治療薬として、osimertinib[オシメルチニブ](商品名:Tagrisso[タグリッソ]、アス
進行肺がんの一次治療デュルバルマブ、第3相MYSTIC試験の画像

進行肺がんの一次治療デュルバルマブ、第3相MYSTIC試験

第3相NEPTUNE試験の拡大とアジアを中心とした新たな第3相PEARL試験の開始で強化される中国の薬事承認申請の機会   2017年1月17日、AstraZeneca社は、非小細胞肺がん(NSCLC)の一次治療におけるがん免疫療
腫瘍特異的変異の痕跡を消去して免疫療法を回避の画像

腫瘍特異的変異の痕跡を消去して免疫療法を回避

免疫チェックポイント阻害剤の治療を受けた患者に拡がる獲得耐性の機序が解明される可能性も     肺がんまたは頭頸部がん患者からの腫瘍について初期研究の結果によると、チェックポイント阻害剤として知られている免疫療法薬への広
オシメルチニブが進行非小細胞肺がんの無増悪生存期間延長の画像

オシメルチニブが進行非小細胞肺がんの無増悪生存期間延長

EGFR-TKI治療を受けた患者の病勢進行を追跡したAURA3試験結果   EGFRチロシンキナーゼ阻害剤(TKI)を用いた初回治療で病勢が進行したEGFR T790M陽性非小細胞肺がん(NSCLC)患者において、オシメルチニブは
Durvalumabが治療歴を有する進行非小細胞肺がんに有効の画像

Durvalumabが治療歴を有する進行非小細胞肺がんに有効

ATLANTIC第2相試験では、EGFR / ALK野生型の局所進行性および転移性非小細胞肺がん(NSCLC)の複数の抗がん剤治療を治療歴のある患者において、durvalumab[ドゥバルマブ]が有効であり、効果は長時間持続するという結果が
喫煙が外見に及ぼす影響―2016年11-12月号の画像

喫煙が外見に及ぼす影響―2016年11-12月号

MDアンダーソン OncoLog 2016年11-12月号(Volume 61 / Issue 11-12)  Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です
喫煙に安全な量はない:喫煙本数が少くても早期死亡リスクが高いの画像

喫煙に安全な量はない:喫煙本数が少くても早期死亡リスクが高い

NCIプレスリリース 1日平均1本未満でも、継続的に生涯にわたって喫煙した人は、非喫煙者より早期に死亡するリスクが64%高く、また1日1~10本喫煙した人では、非喫煙者より早期に死亡するリスクが87%高いことが、米国国立がん研究所(NCI)
脳転移を有する非小細胞肺がんへの放射線治療の効果に疑問符の画像

脳転移を有する非小細胞肺がんへの放射線治療の効果に疑問符

『「全脳照射」は、脳転移をきたした肺がん患者にとって有益性はない』とBBCニュースが報じた。 英国で行われた試験により、放射線治療は、標準治療と比較して、生存期間および生活の質(QOL)を有意に改善しないことが明らかになった。&n