呼吸器がん
非小細胞肺がんの初回化学療法へのトリパリマブ追加で無増悪生存期間が延長
2022年3月26日
【ASCOの見解】 「本結果から、免疫療法薬と化学療法の併用が、ドライバー変異を持たない未治療の進行非小細胞肺がん患者の生存率を改善することが確認されました」-ASCO肺がんエキスパート Maximilian Diehn医学博士 CHOI
ESMO専門家の合意声明: 腫瘍学領域で実践的なガイダンスを提供する新リソース
2022年3月25日
ESMO Annals of Oncology誌プレスリリース ESMO(腫瘍内科の代表的専門組織)は、現在のエビデンスでは臨床的な意思決定に十分な情報を提供できないためにガイドラインの対象外であるがん診療の領域において、医師を導くための新
単剤免疫療法抵抗性の非小細胞肺がんにデュルバルマブ+トレメリムマブ併用が有効
2022年2月6日
免疫療法薬単剤に抵抗性を示す非小細胞肺がん(NSCLC)患者の一部において、2剤の併用が、がんを攻撃する免疫システムの歯止めを解除し、腫瘍の増殖を抑制することが最近の臨床試験で示された。しかし、2剤併用レジメンに放射線療法を追加しても転帰は
肺がんの最新治療2021 ③分子標的治療と免疫チェックポイント阻害薬
2021年12月26日
『海外がん医療情報リファレンス』は、信頼性の高い、がんの最新情報配信サイトです。ボランティア翻訳者、監修者により運営されています。 本動画は、2021年10月24日にJAMTがんセミナーにて収録されたものです。 講師:田中文啓先生(呼吸器外
頭頸部がんサバイバーに対する肺がん低線量CT検診を提唱
2021年12月6日
頭頸部がん患者は肺がんリスクが特に高いので、年に1回、低線量のコンピュータ断層撮影(CT)による定期検査を行うべきであると研究者らは提唱している。 デトロイトにあるウェイン州立大学医学部のJohn Cramer医師は、ロイター ヘルスに電子
肺がんの最新治療2021 ②早期がんに対する低侵襲治療:ロボット手術
2021年12月5日
『海外がん医療情報リファレンス』は、信頼性の高い、がんの最新情報配信サイトです。ボランティア翻訳者、監修者により運営されています。 本動画は、2021年10月24日にJAMTがんセミナーにて収録されたものです。 講師:田中文啓先生(呼吸器外
デュルバルマブ化学免疫療法とゲノム解析により胸膜中皮腫の生存期間が向上
2021年11月30日
免疫療法剤デュルバルマブ(イミフィンジ)と、化学療法剤ペメトレキセド(アリムタ)およびシスプラチン/カルボプラチンとの併用療法は、手術不能な、肺を覆う組織である中皮のがん、胸膜中皮腫の患者に新たな治療選択肢となる可能性が示された。本知見は、
肺がんの最新治療2021 ①肺がんの分類と治療法
2021年11月26日
『海外がん医療情報リファレンス』は、信頼性の高い、がんの最新情報配信サイトです。ボランティア翻訳者、監修者により運営されています。 本動画は、2021年10月24日にJAMTがんセミナーにて収録されたものです。 講師:田中文啓先生(呼吸器外
FDAがアテゾリズマブを非小細胞肺がんの術後免疫療法として初承認
2021年11月13日
米国食品医薬品局(FDA)は、免疫療法薬アテゾリズマブ (テセントリク)を、非小細胞肺がん(NSCLC)患者の一部に対する手術および化学療法後の追加(術後)治療として承認した。 この承認は、免疫療法が肺がん患者の術後療法として認められた最初
KRAS阻害薬ソトラシブ抵抗性のKRAS変異肺がんに対し、アファチニブ追加が有効な可能性
2021年10月22日
KRAS阻害薬ソトラシブ(販売名:Lumakras)および汎ErbBチロシンキナーゼ阻害薬アファチニブ(販売名:ジオトリフ)の併用療法は、KRAS阻害薬単剤投与を含む前治療後に病勢が進行したKRAS変異陽性、非小細胞肺がん患者の治療に有効で
イングランド国民保健サービス(NHS)がソトラシブを肺がんに早期提供
2021年10月8日
英国医薬品・医療製品規制庁(MHRA)は、特定の肺がんの治療を目的として、最も悪性度の高いがんを引き起こす遺伝子変異を標的とする、これまでにないがん治療薬を承認した。 今回の承認は、長らく「創薬不能(undruggable)」とされてきた遺
EGFR変異の構造・機能別分類により非小細胞肺がんに最適な治療を予測
2021年10月2日
薬剤の効果を予測できる4つの新たなサブグループが判明 上皮成長因子受容体(EGFR)変異をその構造と機能で分類すると、非小細胞肺がん(NSCLC)患者を適切な薬剤に結びつける的確な枠組みを構築できることをテキサス大学MDアンダーソンがんセン
切除可能早期非小細胞肺がんにも定位放射線の長期有益性が示される
2021年9月30日
手術可能な早期非小細胞肺がん(NSCLC)患者に対する定位放射線治療(SABR)は長期的に外科手術と同等の効果をもたらし、副作用は少ないことがテキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究グループによる新しい研究で示された。これは手術可能な
禁煙は肺がん診断後に開始しても生存を延長
2021年9月29日
早期の肺がんと診断された後に禁煙すると、より長く生存できる可能性があることが、新たな研究で明らかになった。また、この研究はロシアで500人以上の患者が参加し、禁煙はがんの再発や悪化を遅延させることが明らかになった。 この知見は、早期肺がんと
非喫煙者の肺がんの起源が 米国国立衛生研究所の研究で明らかに
2021年9月27日
【米国国立がん研究所(NCI)プレスリリース】 喫煙歴のない人の肺がんをゲノム解析した結果、これらのがんの大部分は体内での自然なプロセスで生じた変異の蓄積によって生じることがわかった。この研究は、米国国立衛生研所(NIH)の一部である米国国
FDAがEGFRエクソン20挿入変異陽性進行肺がん(NSCLC)にモボセルチニブを承認
2021年9月22日
2021年9月15日、米国食品医薬品局(FDA)は、FDAにより承認された検査で上皮成長因子受容体(EGFR)エクソン20挿入変異が検出され、プラチナ製剤を用いた化学療法による治療中または治療後に進行した、局所進行または転移性非小細胞肺がん
プラチナ療法+ベリパリブは喫煙肺がん患者では延命効果がない可能性
2021年9月13日
喫煙習慣のある進行性扁平上皮非小細胞肺がん(NSCLC)患者に対する初回治療としてのプラチナ製剤ベース化学療法へのveliparib[ベリパリブ]追加は、第3相試験で全生存期間を有意に延長しなかった。 しかし、化学療法へのベリパリブ追加によ
アテゾリズマブ+ベバシズマブ併用で進行悪性腹膜中皮腫に臨床的意義のある奏効
2021年8月3日
治療選択肢がわずかしかない希少がんの臨床試験で客観的奏効率40%を達成 進行した悪性腹膜中皮腫患者を対象にした第2相試験がテキサス大学MDアンダーソンがんセンターの主導で行われた。悪性腹膜中皮腫は、腹腔の内側を覆う組織(腹膜)に生じるまれな
ラドンと肺がんの関連性の啓発を目的とした米国州法制定
2021年7月21日
Mike DeWineオハイオ州知事は今日(7月1日)、ラドン曝露とがんリスクの関連性に対する認識を高めるため、1月をオハイオ州のラドン啓発月間と定める法案に署名した。 Annie Cacciato Act(アニー・カチアート法)とも呼ばれ
肺がんやメラノーマ死亡数の急速な減少が全がん死亡率の減少傾向を牽引ー『米国がん年次報告』
2021年7月21日
最新の「がんの現状に関する米国年次報告書(Annual Report to the Nation on the Status of Cancer)」によると、米国内のすべての人種・民族の男女において、全がん死亡率は減少し続けている。2001
分子標的薬ソトラシブがKRAS G12C変異肺がんの生存期間を延長
2021年7月6日
KRAS阻害薬は安全であり長期的な臨床効果をもたらすことが第2相試験から明らかになった。MDアンダーソンの研究者がASCOで発表した。 アブストラクト #9003 CodeBreaK 100試験の第2相コホートの結果から、KRAS G12C
リアルワールドデータでは、免疫療法薬は高齢肺がん患者の生存期間を改善しない
2021年6月28日
高齢の進行非小細胞肺がん(NSCLC)患者の治療に免疫療法の導入が急速に進んでいるが、生存率は臨床試験でみられたものよりも顕著に低いことがメディケア適用患者のデータから明らかになっている。 ハーバード大学医学部(ボストン)のKenneth
プラルセチニブはRET遺伝子異常の甲状腺がん、肺がんの治療薬として安全かつ有効
2021年6月28日
選択性の高いRET阻害薬プラルセチニブ(販売名:GAVRETO、Blueprint Medicines Corporation社)(1日1回投与)は、RET融合遺伝子陽性進行非小細胞肺がん(NSCLC)およびRET遺伝子異常甲状腺がんの治療
FDAが進行非小細胞肺がんにKRAS G12C阻害薬ソトラシブを承認
2021年6月5日
2021年5月28日、米国食品医薬品局(FDA)は、FDAが認可した検査でKRAS G12C変異が認められる局所進行または転移性非小細胞肺がん(NSCLC)の全身治療歴のある患者を対象に、RAS GTPaseファミリー阻害薬であるソトラシブ