血液腫瘍
FDAが古典的ホジキンリンパ腫にペムブロリズマブを拡大承認
2020年11月2日
2020年10月14日、米国食品医薬品局(FDA)は、以下の適応症に対してペムブロリズマブ(販売名:キイトルーダ、Merck Sharp & Dohme Corp.社)の承認を拡大した。 ・再発または難治性の古典的ホジキンリンパ腫(
大細胞型B細胞性リンパ腫での効果と毒性に関連する注入CAR-T細胞の特性
2020年10月16日
血中循環腫瘍DNAの早期変化をモニタリングすることで、患者の予後を予測できる可能性を示唆する研究結果 大細胞型B細胞性リンパ腫(LBCL)患者の治療への反応や副作用の発現に関連する抗CD19 CAR-T細胞輸液製剤の分子的、細胞的特性を、テ
FDAが急性骨髄性白血病にアザシチジンを承認
2020年9月8日
2020年9月1日、米国食品医薬品局(FDA)は、強化寛解導入化学療法後に初回完全寛解(CR)または不完全血球数回復を伴う完全寛解(CRi)を達成したが、集中治療を完了できない急性骨髄性白血病患者の継続治療として、アザシチジン錠(販売名:O
FDAが乳房インプラント関連リンパ腫等の医療機器報告の分析を更新
2020年9月4日
速報 2020年8月20日 本日、米国食品医薬品局(FDA)は、乳房インプラントに関わる有害事象の情報を更新した。これには、乳房インプラント関連未分化大細胞型リンパ腫(BIA-ALCL)、乳房インプラントの挿入後に報告され、患者に乳房インプ
若年成人の急性白血病(AML)、予後分類と治療法により生存の改善が示唆
2020年8月20日
・急性骨髄性白血病(AML)患者の60~65%は長期生存に至らない。 ・国際的なガイドラインでは、AML細胞における特定の遺伝子変異の有無に応じて、AMLに最も効果が高い治療法を決定している。 ・本研究は、これらのガイドラインの改良と、若年
アザシチジン+ベネトクラクス併用療法は急性骨髄性白血病の生存を有意に改善
2020年8月20日
分子標的療法併用の化学療法は安全性の高い治療法であり、その完全寛解率は66%に達することが第3相試験で明らかとなる テキサス大学MDアンダーソンがんセンターが主導した第3相試験(VIALE-A試験)によると、急性骨髄性白血病(AML)の特定
白血病のFTOタンパク阻害剤として2薬剤が再評価
2020年8月17日
今では使われなくなった古い薬剤2種が、血液腫瘍の一種である急性骨髄性白血病(AML)の治療薬として有望であることを研究者らが発見した。再評価されたbisantrene(ビサントレン)、 brequinar(ブレキナル)という2薬剤は、マウス
マントル細胞リンパ腫に承認された初のCAR-T細胞療法を実施
2020年8月15日
・臨床試験によると、CAR T細胞療法により患者の62%に完全奏効が認められた。 ・同療法は、再発または治療抵抗性のマントル細胞リンパ腫に対する現行の標準治療である。 2020年7月24日、米国食品医薬品局(FDA)は、マントル細胞リンパ腫
FDAが多発性骨髄腫にベランタマブ・マフォドチンを承認
2020年8月14日
2020年8月5日、米国食品医薬品局(FDA)は、抗CD38モノクローナル抗体、プロテアソーム阻害薬、免疫調節薬を含む4レジメン以上の治療歴のある再発または難治性多発性骨髄腫の成人患者を対象に、ベランタマブ・マフォドチン(販売名:Blenr
FDAがびまん性大細胞型B細胞リンパ腫にタファシタマブを迅速承認
2020年8月7日
2020年7月31日、米国食品医薬品局(FDA)は、再発・難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)に対して、レナリドミドとの併用でtafasitamab[タファシタマブ](販売名:MONJUVI、MorphoSys US Inc
FDAが再発・難治性マントル細胞リンパ腫にbrexucabtagene autoleucelを承認
2020年8月3日
2020年7月24日、食品医薬品局(FDA)は、再発または難治性マントル細胞リンパ腫(MCL)の成人患者を対象としたCD19指向性遺伝子改変自己T細胞免疫療法であるbrexucabtagene autoleucel(販売名:TECARTUS
FDAが再発・難治性リンパ腫に初のCAR-T細胞療法薬を承認
2020年7月31日
2020年7月25日、米国食品医薬品局(FDA)は、マントル細胞リンパ腫(MCL)と診断された成人患者で、他の治療法で奏効が認められなかった患者または再発した患者の治療として、細胞ベースの遺伝子治療brexucabtagene autole
リツキシマブを加えた治療法が高悪性度B細胞リンパ腫の若齢患者に有効
2020年7月21日
最近の研究結果により、バーキットリンパ腫などの増殖が速いB細胞非ホジキンリンパ腫と新たに診断された小児および若年成人の治療基準が確立された。 同研究ではリツキシマブ(リツキサン、Truxima[トルキシマ])を標準化学療法に追加し、小児お
FDAが骨髄異形成症候群にデシタビンとセダズリジンの経口配合剤を承認
2020年7月14日
2020年7月7日、米国食品医薬品局(FDA)は、以下の条件を満たす骨髄異形成症候群(MDS)の成人患者に対して、デシタビン[decitabine]とセダズリジン[cedazuridine]の経口配合剤(販売名:INQOVI、Astex P
FDAが再発・難治性びまん性大細胞型B細胞リンパ腫にselinexorを承認
2020年6月27日
2020年6月22日、米国食品医薬品局(FDA)は、再発または難治性びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)の成人患者(濾胞性リンパ腫から生じたDLBCLを含み、それ以外は特定されない)を対象に、selinexor[セリネクソール](販
バーキットリンパ腫成人患者に毒性の低い用量調整EPOCH-R療法
2020年6月23日
バーキットリンパ腫成人患者に対し、すべての年齢群かつHIV感染状況を問わず、標準的な用量強化化学療法より毒性の低い代替治療レジメンが高い有効性を示すことが新たな研究により明らかになった。用量調整(DA)EPOCH-R(エトポシド、プレドニゾ
FDAが小児のCD33陽性、急性骨髄性白血病にゲムツズマブオゾガマイシンを承認
2020年6月22日
2020年6月16日、米国食品医薬品局(FDA)は、ゲムツズマブオゾガマイシン(販売名:マイロターグ、Wyeth Pharmaceuticals LLC)の適応を拡大し、新たにCD33陽性急性骨髄性白血病(AML)と診断された生後1カ月以上
FDAが濾胞性リンパ腫にタゼメトスタットを迅速承認
2020年6月22日
2020年6月18日、米国食品医薬品局(FDA)は再発・難治性濾胞性リンパ腫の成人患者に対し、EZH2阻害薬tazemetostat[タゼメトスタット](TAZVERIK、Epizyme, Inc.社)を迅速承認した。FDAに認可された検査
ルキソリチニブが一部の移植片対宿主病患者に有用
2020年6月18日
造血幹細胞移植を受けて数カ月以内に移植片対宿主病(GVHD)を発症し、ステロイドに反応しなかった血液のがんを有する患者は、他の治療法よりもルキソリチニブ(ジャカビ)に反応する可能性が高いことが、大規模臨床試験の結果により明らかになった。 こ
ダナファーバー、ASCO2020にて主要研究を発表
2020年6月15日
ダナファーバーがん研究所の研究者らが、2020年米国臨床腫瘍学会(ASCO)年次総会で多くの研究発表を行う。これらの研究は、5月29日~31日に開催されるバーチャル科学会議の間、オンラインで発表される。ASCOは世界最大の臨床がん研究集会で
CAR-T細胞療法の臨床試験増加を目指すNCIの取り組み
2020年5月6日
2010年、米国国立がん研究所(NCI)の研究チームはCAR-T細胞療法と呼ばれる新しい形態のがん治療で初の研究を発表し、進行したリンパ腫の患者で治療後にがんが「劇的に退縮した」一例について詳細に報告した。翌年には、ペンシルべニア大学の研究
FDAが多発性骨髄腫にダラツムマブとヒアルロニダーゼの合剤を承認
2020年5月6日
2020年5月1日、FDAは、新規に診断されたか、再発・難治性の多発性骨髄腫と診断された成人患者を対象に、ダラツムマブとヒアルロニダーゼ(販売名:DARZALEX FASPRO、Janssen Biotech, Inc.社)を承認した。本剤
FDAが慢性リンパ性白血病 にイブルチニブ+リツキシマブを承認
2020年4月29日
2020年4月21日、米国食品医薬品局(FDA)は、慢性リンパ性白血病(CLL)または小リンパ球性リンパ腫(SLL)の成人患者の初期治療にリツキシマブとの併用療法を含めるために、イブルチニブ(販売名:IMBRUVICA、Pharmacycl
マントル細胞リンパ腫にCAR-T細胞療法が奏効
2020年4月12日
93%の患者に奏効、67%が完全奏効を達成 テキサス州立大学MDアンダーソンがんセンターが率いた1年間の追跡調査により、過去の治療に耐性を持つマントル細胞リンパ腫患者の大多数にCD19標的キメラ抗原受容体(CAR)T細胞療法が有益である可能