血液腫瘍
ASH2022:脳・脊髄リンパ腫へのCAR-T療法は初期臨床試験で有望
2023年2月9日
脳および脊髄のリンパ腫患者を対象とした小規模パイロット試験で、アキシカブタゲン シロルユーセル(販売名:axi-celまたはイエスカルタ)というCAR-T細胞療法が、安全で有望な有効性を示して...
ASH2022:白血病患者に有望な新規多剤併用療法と分子標的療法
2023年1月30日
MDアンダーソンの研究者が米国血液学会(ASH2022)で複数の白血病に関する重要な進歩を発表
2022年米国血液学会(ASH)年次総会で、3件の臨床試験から得られた説得力のある知見をテキサス大...
2022年米国血液学会(ASH)年次総会で、3件の臨床試験から得られた説得力のある知見をテキサス大...
新規白血病(AML)とMDSの若年患者でベネトクラクスとCLIA併用が高い有効性
2023年1月31日
MDアンダーソンの研究者が米国血液学会(ASH2022)で複数の白血病に関する重要な進歩を発表2022年米国血液学会(ASH)年次総会で、3件の臨床試験から得られた説得力のある知見をテ...
FDAが再発/難治性急性骨髄性白血病にオルタシデニブ を承認
2023年1月12日
2022年12月1日、米国食品医薬品局(FDA)は、FDA承認検査によりIDH1変異が発現しやすい再発/難治性の急性骨髄性白血病(AML)の成人患者に対し、olutasidenib [オルタシ...
CAR-T細胞療法の神経系副作用リスクと低リン血症
2023年1月9日
キメラ抗原受容体(CAR)T細胞療法の神経系副作用の発症率および重症度は低リン血症(血液中のリン酸塩濃度が低い)を発症した患者の方が高いという結果が、米国がん学会の学会誌であるCancer I...
高リスクくすぶり型骨髄腫の治療効果予測に免疫プロファイルが関与
2023年1月6日
多発性骨髄腫の前段階にいる多くの患者では、早期治療により骨髄腫への進行を遅らせることが可能である。ダナファーバーがん研究所の研究者らによる新たな研究で、免疫系細胞に認められる変化から、高リスク...
CD19/CD22同時標的CAR-T細胞療法が一部の小児白血病で完全寛解率99%
2022年11月25日
ASCOの見解 「これらの患者の完全寛解率が99%を示したことは非常に驚くべきことであり、1年後の転帰からも非常に期待が持てます。それと同時に、COVID-19パンデミック時に短期間で200人以上の患者を治療し、簡単な採血から迅速にCAR-
FDAが古典的ホジキンリンパ腫の小児にブレンツキシマブ ベドチン+化学療法併用を承認
2022年11月22日
2022年11月10日、米国食品医薬品局(FDA)は、2歳以上の小児で治療歴のない高リスクの古典的ホジキンリンパ腫(cHL)患者を対象に、ブレンツキシマブ ベドチン(販売名:アドセトリス、Seagen, Inc.社)とドキソルビシン + ビ
FDAが再発または難治性多発性骨髄腫にteclistamabを承認
2022年11月4日
2022年10月25日、米国食品医薬品局は、プロテアソーム阻害剤、免疫調節剤、抗CD38モノクローナル抗体を含む4ライン以上の治療を過去に受けたことがある再発または難治性多発性骨髄腫の成人患者に対し、初の二重特異性T細胞誘導抗体(BCMA:
治療反応に合わせた超低線量放射線により、低悪性度眼窩内B細胞リンパ腫の90%で完全奏効
2022年11月1日
MDアンダーソンがんセンター第2相試験の結果:米国放射線腫瘍学会(ASTRO)2022発表 奏効に応じて治療を調整する超低線量放射線療法が、低悪性度眼窩内B細胞リンパ腫患者において完全奏効率90%を示した。テキサス大学MDアンダーソンがんセ
GPRC5D抗原を標的としたCAR-T細胞療法が抵抗性多発性骨髄腫に有効性を示す
2022年10月26日
ダナファーバーがん研究所、スローンケタリング記念がんセンター、およびロズウェルパーク総合がんセンターの研究者らは、多発性骨髄腫患者を対象として、まだ十分に解明されていない細胞タンパク質を標的とするよう操作された免疫系T細胞による治療法を検討
ダブ+トラ併用は有毛細胞白血病/RAS変異AMLにシタラビン【MDA研究ハイライト】
2022年10月25日
ダブラフェニブ+トラメチニブ併用療法は、再発/難治性BRAF V600E遺伝子変異陽性有毛細胞白血病患者において、持続的奏効を示す BRAF V600E遺伝子変異陽性の有毛細胞白血病(HCL)に対する一次治療はしばしば有効であるが、再発/
MDA研究ハイライト2022/08/24【1】リンパ腫
2022年9月6日
初発大細胞型B細胞リンパ腫に化学療法前の標的治療が有望 この数十年にわたり、初発びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)患者は化学免疫療法のみで治療されてきたが、奏効しないか再発を経験した患者が多くいた。Jason Westin医師が主
FDAがFGFR1再構成を有する再発または難治性の骨髄/リンパ腫瘍にペミガチニブを承認
2022年9月5日
2022年8月26日、FDA(米国食品医薬品局)は、線維芽細胞増殖因子受容体1(FGFR1)再構成を有する再発または難治性の骨髄/リンパ腫瘍(MLN)の成人を対象にペミガチニブ(販売名:ペマジール)を承認した。 有効性は、FGFR1再構成を
多剤併用中の高齢血液腫瘍患者でフレイルのリスクを予測するツールを新たに開発
2022年8月31日
ダナファーバーがん研究所とブリガム・アンド・ウィメンズ病院の研究者が開発した新しいツールは、複数の薬剤を服用している高齢の血液腫瘍患者において、特定の薬剤がフレイルにつながりやすいかどうかを予測する従来の方法より優れることが、本日オンライン
MDA研究ハイライト2022/07/27:白血病(BPDCN、AML)
2022年8月22日
Tagraxofuspが芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍患者に長期的効果 芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍(BPDCN)はまれだが、極めて悪性度の高い血液腫瘍である。Naveen Pemmaraju医師が主導した第I/II相臨床試験では、新規BPD
FDAが大細胞型B細胞リンパ腫の二次治療にリソカブタゲン マラルユーセルを承認
2022年8月1日
2022年6月24日、米国食品医薬品局(FDA)は、lisocabtagene maraleucel[リソカブタゲンマラルユーセル](販売名:Breyanzi[ブレヤンジ]、 Juno Therapeutics社 )を、一次化学免疫療法に不
エナシデニブはIDH2変異を有する高齢の急性骨髄性白血病(AML)に有効
2022年8月1日
IDH2変異は急性骨髄性白血病(AML)患者の8%から15%に認められ、高齢の患者ほどこの変異を有する傾向にある。Courtney DiNardo医師が主導した国際共同第3相試験では、2〜3回の前治療歴がある60歳以上のIDH2変異型急性骨
キザルチニブ、FLT3-ITD陽性の急性骨髄性白血病(AML)の生存を改善
2022年7月7日
一般によくみられる非常に悪性度の高いタイプの急性骨髄性白血病(AML)の成人患者において、治験薬キザルチニブ(商品名:ヴァンフリタ)と化学療法の併用が、化学療法単独よりも優れた全生存期間を示した。 デュークがん研究所の研究者Harry
MDA研究ハイライト:欧州血液学会(EHA22)発表【3】リンパ腫ほか
2022年7月2日
7)貧血を伴う骨髄線維症の治療歴のある患者にしばしば見られる合併症をモメロチニブが改善(アブストラクト番号:S195) 骨髄線維症(MF)患者は、しばしば脾臓の腫大、炎症性症状、骨髄線維化による貧血を発症する。通常、患者はJAK阻害剤による
MDA研究ハイライト:欧州血液学会(EHA22)発表【2】白血病
2022年6月27日
4) マグロリマブとアザシチジンの併用療法は、TP53変異陽性AMLに対して持続的寛解と有望な結果を示す(アブストラクト番号:S132) TP53変異陽性急性骨髄性白血病(AML)の高リスク患者では、治療選択肢が限られ、予後が極めて不良であ
MDA研究ハイライト:欧州血液学会(EHA22)発表【1】白血病
2022年6月24日
本特集では、欧州血液学会(EHA)2022年大会におけるテキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究者による口頭発表の予定についてご紹介する。 1)ポナチニブとブリナツモマブの併用はフィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病(ALL)患
マントル細胞リンパ腫高齢患者にイブルチニブ追加は無増悪生存を50%改善
2022年6月16日
ASCOの見解 「高齢者は一般的に臨床試験に参加する機会が少ないです。強力化学療法、標的薬剤、移植などのリンパ腫治療の中には、高齢者では毒性が強すぎるため治療の選択肢として不適当なものもあります。マントル細胞リンパ腫の患者は高齢であることが
FDAが再発または難治性の濾胞性リンパ腫にチサゲンレクルユーセルを承認
2022年6月14日
2022年5月27日、米国食品医薬品局(FDA)は二次治療もしくはそれ以降の治療で全身療法を受けた再発または難治性の濾胞性リンパ腫(FL)成人患者に対し、チサゲンレクルユーセル(販売名:Kymriah[キムリア]、Novartis Phar