血液腫瘍

薬剤抵抗性の多発性骨髄腫に対する免疫療法薬daratumumab、初の臨床試験で効果が認められるの画像

薬剤抵抗性の多発性骨髄腫に対する免疫療法薬daratumumab、初の臨床試験で効果が認められる

ダナファーバー癌研究所  ダナファーバー癌研究所などの臨床試験担当医師は、8月26日、画期的な抗体治療の最初の臨床試験において、すでに多数の治療をし尽くした多発性骨髄腫患者の3分の1で部分寛解以上の効果がみられたことを、New E
FDAが多発性骨髄腫患者に対するカルフィルゾミブの適応拡大を承認の画像

FDAが多発性骨髄腫患者に対するカルフィルゾミブの適応拡大を承認

米国国立がん研究所(NCI)ブログ~がん研究の動向~NCI 職員編集2015年7月24日、米国食品医薬品局(FDA)は前治療歴が1つ以上ある再発多発性骨髄腫患者の治療薬として、レナリドミド+デキサメタゾンとの併用で、carfilzomib[
ブリナツモマブはフィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病に有効である可能性の画像

ブリナツモマブはフィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病に有効である可能性

キャンサーコンサルタンツフィラデルフィア染色体陽性(Ph+)急性リンパ性白血病(ALL)の成人患者の治療に、免疫療法薬ブリナツモマブ[blinatumomab](商品名Blincyto)が有効であるようだと、バイオ企業のアムジェン社が発表し
自家造血幹細胞移植後の再発・進行リスクが高いホジキンリンパ腫に対し、地固め療法としてブレンツキシマブ・ベドチンを承認の画像

自家造血幹細胞移植後の再発・進行リスクが高いホジキンリンパ腫に対し、地固め療法としてブレンツキシマブ・ベドチンを承認

米国食品医薬品局(FDA) Oncology Approved Drug米国食品医薬品局(FDA)は2015年8月17日、再発または進行のリスクが高い古典的ホジキンリンパ腫(HL)患者の自家造血幹細胞移植(自家HSCT)後の地固め療法にブレ
半合致血縁ドナーからの幹細胞移植を受けた急性骨髄性白血病(AML)患者の有望な生存率の画像

半合致血縁ドナーからの幹細胞移植を受けた急性骨髄性白血病(AML)患者の有望な生存率

キャンサーコンサルタンツ急性骨髄性白血病(AML)患者に、有望な新治療選択肢の可能性がある。「半合致」血縁ドナーからの幹細胞移植と化学療法を受けた結果、非血縁合致ドナーからの移植と同等の生存率となることが研究から示された。さらに、半合致ドナ
致死的な疾患として知られるT細胞リンパ腫の一種において明らかになった遺伝子欠失という現象の画像

致死的な疾患として知られるT細胞リンパ腫の一種において明らかになった遺伝子欠失という現象

キャンサーコンサルタンツイェール大学医学部の新たな研究によれば、致死的な疾患として知られるT細胞リンパ腫の一種が非常に多くの遺伝子欠失により引き起こされるという。これは他のがん種とは異なる特徴である。 研究者は、皮膚T細胞リンパ腫
最も多いリンパ腫に高精度医療を用いたイブルチニブ治療が有望との研究結果の画像

最も多いリンパ腫に高精度医療を用いたイブルチニブ治療が有望との研究結果

米国国立がん研究所(NCI)プレスリリース原文掲載日:2015年7月20日 びまん性大細胞性B細胞リンパ腫(DLBCL)において特定の遺伝子発現パターンを有する患者は、他の発現パターンの患者よりもイブルチニブ(商品名Imbruvi
ルキソリチニブは真性赤血球増加症/真性多血症(PV)の長期疾患コントロールにおいて安全で有効である可能性の画像

ルキソリチニブは真性赤血球増加症/真性多血症(PV)の長期疾患コントロールにおいて安全で有効である可能性

キャンサーコンサルタンツ真性赤血球増加症/真性多血症(PV)患者において、ルキソリチニブ(Jakafi)は少なくとも1年間の疾患コントロールをもたらし得る。この知見は、2015年6月11日~14日にオーストリアのウィーンで開催された第20回
多発性骨髄腫患者のレナリドミド維持療法、第3相臨床試験で有用性を裏づけの画像

多発性骨髄腫患者のレナリドミド維持療法、第3相臨床試験で有用性を裏づけ

キャンサーコンサルタンツAlliance for Clinical Trials in Oncologyが指揮する大規模共同グループ臨床試験で、レナリドミドは多発性骨髄腫患者の無増悪期間を延長させる薬剤であり、希少であるが増加傾向にある造血
ALK変異を有する白血病にもALK阻害剤が有効である可能性の画像

ALK変異を有する白血病にもALK阻害剤が有効である可能性

2人の白血病患者でALK遺伝子に変異が確認された。この変異を有する白血病に対してクリゾチニブ[crizotinib]やセリチニブ[ceritinib]といったALK阻害剤が有効である可能性が、実験室での研究結果で示された。米国がん学会(AA
エロツズマブの併用により、再発性多発性骨髄腫における進行リスクが大きく低減の画像

エロツズマブの併用により、再発性多発性骨髄腫における進行リスクが大きく低減

ASCOの見解 ASCO次期会長、経営学修士、米国臨床腫瘍学会フェロー(Fellow of the American Society of Clinical Oncology:FASCO)、Julie M. Vose医師 「血液がんの中で3
造血幹細胞移植後のブレンツキシマブ・ベドチンがホジキンリンパ腫の生存期間を改善の画像

造血幹細胞移植後のブレンツキシマブ・ベドチンがホジキンリンパ腫の生存期間を改善

キャンサーコンサルタンツ再発または難治性ホジキンリンパ腫(HL)患者において、自家造血幹細胞移植後のブレンツキシマブ・ベドチン(アドセトリス)投与は生存期間を改善する可能性がある。Lancet誌電子版にてこれらの試験結果が発表された。&nb
生涯を通じて激しい身体活動は非ホジキンリンパ腫(NHL)の発症リスクを低下させる可能性の画像

生涯を通じて激しい身体活動は非ホジキンリンパ腫(NHL)の発症リスクを低下させる可能性

身体活動が大腸がんと乳がんの発症リスクを低下させることが先行試験で示される   生涯にわたる活発な身体活動(運動)は非ホジキンリンパ腫(NHL)の発症リスクを低下させる可能性がある。これは、米国がん学会発行のCancer Epid
再発多発性骨髄腫患者に対し、カルフィルゾミブがボルテゾミブよりも優越性を示すの画像

再発多発性骨髄腫患者に対し、カルフィルゾミブがボルテゾミブよりも優越性を示す

キャンサーコンサルタンツカルフィルゾミブ[carfilzomib](カイプロリス)と少量デキサメタゾンの併用と、ボルテゾミブ(ベルケイド)と少量デキサメタゾンの併用を直接比較した第3相臨床試験ENDEAVORの中間解析の結果、カルフィルゾミ
血中循環腫瘍DNAが、最も頻度の高いタイプのリンパ腫(DLBCL)の再発を予測できる可能性の画像

血中循環腫瘍DNAが、最も頻度の高いタイプのリンパ腫(DLBCL)の再発を予測できる可能性

米国国立がん研究所(NCI)プレスリリース原文掲載日:2015年4月1日 血中循環腫瘍DNA (ctDNA)の測定が、治癒可能なタイプのがんであるびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)患者の再発を検出するのに有用な可能性があ
パクリチニブは、骨髄抑制のリスクを引き起こすことなく、骨髄線維症の治療に有効な可能性の画像

パクリチニブは、骨髄抑制のリスクを引き起こすことなく、骨髄線維症の治療に有効な可能性

キャンサーコンサルタンツ治験薬パクリチニブ[pacritinib]は、骨髄抑制のリスクを引き起こすことなく、骨髄線維症に対し活性を示すと思われる。骨髄抑制は、骨髄線維症をはじめとする骨髄増殖性腫瘍(MPN)の治療に用いられる多くの薬剤にみら
OncoLog 2015年3月号◆維持療法の改善が、骨髄腫患者の幹細胞移植後の生活の質を高めるの画像

OncoLog 2015年3月号◆維持療法の改善が、骨髄腫患者の幹細胞移植後の生活の質を高める

MDアンダーソン OncoLog 2015年3月号(Volume 60 / Number 3)  Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL
OncoLog 2015年2月号◆ナチュラルキラー細胞療法による血液がん治療の向上の画像

OncoLog 2015年2月号◆ナチュラルキラー細胞療法による血液がん治療の向上

2015年2月号(Volume 60 / Number 2)  Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL   ナチュラルキラー細
幹細胞移植が重度の多発性硬化症の治療に有効であることを示す第2相臨床試験の画像

幹細胞移植が重度の多発性硬化症の治療に有効であることを示す第2相臨床試験

キャンサーコンサルタンツ多発性硬化症(MS)の重症例に対し、幹細胞移植は薬剤ミトキサントロンより有効な治療になり得るとの研究がNeurology 誌で発表された。その研究の表題は、「多発性硬化症の自家造血幹細胞移植」である。 MS
FDAが初のバイオシミラー、Zarxioを承認/FDAニュースの画像

FDAが初のバイオシミラー、Zarxioを承認/FDAニュース

米国食品医薬品局(FDA)ニュース速報米国食品医薬品局(FDA)は本日、filgrastim-sndz(商品名:Zarxio(ザルシオ))を承認した。これにより、Zarxioは米国で最初に承認されたバイオシミラー(バイオ後続品)となる。&n
OncoLog 2015年2月号◆In Brief「Sleeping Beauty(眠れる森の美女)遺伝子治療がB細胞性腫瘍に有望」の画像

OncoLog 2015年2月号◆In Brief「Sleeping Beauty(眠れる森の美女)遺伝子治療がB細胞性腫瘍に有望」

2015年2月号(Volume 60 / Number 2)  Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL   In Brief「
FDAが多発性骨髄腫の治療にパノビノスタットを承認の画像

FDAが多発性骨髄腫の治療にパノビノスタットを承認

米国食品医薬品局(FDA)ニュース速報米国食品医薬品局(FDA)は本日、多発性骨髄腫患者の治療薬としてパノビノスタット[panobinostat](Farydak)を承認した。 多発性骨髄腫は、骨髄にある白血球の一種、形質細胞に起
重症再生不良性貧血患者ではドナーのテロメア長が造血細胞移植後の生存率に関連の画像

重症再生不良性貧血患者ではドナーのテロメア長が造血細胞移植後の生存率に関連

米国国立がん研究所(NCI)ニュースノート原文掲載日:2015年2月10日 NCIの新しい研究により、非血縁ドナーから造血幹細胞移植を受けた重症再生不良性貧血患者では、ドナーの白血球テロメア長が長い患者のほうがドナーの白血球テロメ
タンパク質阻害剤INCB039110は骨髄線維症に有効である可能性の画像

タンパク質阻害剤INCB039110は骨髄線維症に有効である可能性

キャンサーコンサルタンツヤヌスキナーゼ(JAK)1阻害剤であるINCB039110は骨髄線維症患者の症状を改善すると思われることが、第2相臨床試験の早期分析で明らかになった。この知見は、2014年12月6~9日カリフォルニア州サンフランシス