血液腫瘍
骨髄異形成症候群の造血幹細胞移植に遺伝的分類が有用
2016年12月31日
骨髄異形成症候群(MDS)の患者の中に幹細胞移植の恩恵を受ける可能性がある人がいるかどうか、もしいるのであれば、その移植が高用量または中用量の化学療法(および症例によっては放射線療法)のどちらを要するかが血液検査でわかる可能性がある。この所
適格でない患者も試験参加により利益を得られる可能性
2016年12月30日
併存疾患のある白血病患者でも安全に治療ができるかもしれない 臨床試験に参加できれば非常に大きな利益を得られるかもしれない予後不良疾患の患者が、併存疾患のために臨床試験の適格基準を満たさないことはしばしばある。テキサス大学MDア
がん治療後の致死的な白血病発症をバイオマーカーで予測
2016年12月29日
MDアンダーソンがんセンター 乳がん、大腸がん、およびその他のがんの治療に成功した患者でもしばしば致死的となる白血病を発症することがあり、時には治療終了後に数年経って発症する。これは遺伝子突然変異が、治療関連の骨髄性腫瘍(t-MNs)として
ニボルマブ併用は白血病(AML)の奏効率と生存率を改善
2016年12月29日
MDアンダーソンがんセンター テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究者による予備的知見によれば、免疫療法薬ニボルマブと標準化学療法の併用は、急性骨髄性白血病(AML)患者における奏効率を2倍以上に高め全生存率を改善することが示された
ニボルマブが中枢神経系または精巣原発悪性リンパ腫に有効
2016年12月20日
小規模症例研究によると、古典的ホジキンリンパ腫の持続的寛解を誘導する免疫療法薬が、2種類のまれなアグレッシブタイプの非ホジキンリンパ腫のいずれかを有する患者に有効である可能性がある。 患者の治療を担
FDAが多発性骨髄腫に標準治療との併用でダラツムマブを承認
2016年11月23日
2016年11月21日、米国食品医薬品局(FDA)は、1つ以上の治療歴のある多発性骨髄腫患者に対し、レナリドミドとデキサメタゾンまたはボルテゾミブとデキサメタゾンとの併用でダラツムマブ(商品名:DARZALEX、Janssen Biotec
小児白血病対策の進展を加速させるTARGETイニシアチブ
2016年11月6日
希少で治療が難しい複数種の小児がんを研究するNCI助成プログラム研究により、Children’s Oncology Group(小児腫瘍グループ)主導の臨床試験2件の準備が整った。これらは小児急性リンパ性白血病 (ALL)患者
臍帯血移植、適合ドナーがいない白血病患者の転帰改善
2016年10月20日
「代替の」ドナーソースと成人非血縁ドナーからの従来の造血幹細胞移植とを比較する研究 本日、New England Journal of Medicine誌で発表された研究によると、臍帯血移植は、従来のドナー検索では適合
慢性骨髄性白血病の治療期間の短縮と治癒への展望
2016年10月20日
グリベック(イマチニブ) とそれに類する薬品にEzh2阻害薬を加えることで長期の治療を要せずに治癒する可能性 グリベックなどの分子標的治療薬は慢性骨髄性白血病(CML)の治療に革命をもたらしたが、一般的に患者はそれらの薬物を生涯使
移植前の放射線や化学療法が不要な新しい幹細胞移植方法
2016年10月4日
米国国立がん研究所(NCI)ブログ~がん研究の動向~ スタンフォード大学医学部の研究者らは、マウスを使った概念実証研究において、最初に放射線療法や化学療法を行わない造血幹細胞移植(骨髄移植ともいう)に成功した。 通常、移
ベネトクラックスが急性骨髄性白血病に効果
2016年9月15日
再発または化学療法に耐性がある急性骨髄性白血病(AML)患者、もしくは化学療法に対する忍容性がないと考えられるAML患者において、選択的BCL-2阻害剤venetoclax[ベネトクラックス](商品名:Venclexta)で奏効が得られ、一
骨髄移植は末梢血幹細胞移植に比べ、患者のQOLが高い
2016年9月2日
フレッドハッチンソンがん研究センター 全米を対象とする大規模研究の結果、骨髄移植患者の方が良好な心理状態にあり、移植片対宿主病が少なく仕事に復帰できる見込みが高いことが見出された。 JAMA Oncology誌に報告された全米
骨髄移植と血幹細胞移植
2016年9月1日
NCIファクトシート 骨髄や造血幹細胞とは何ですか?骨髄は骨の中にある柔らかく、スポンジのようなものです。それは造血幹細胞又は、血液を形成する幹細胞として知られている未熟な細胞を含んでいます。(造血幹細胞は胚幹細胞と異なっています
CD4タンパク標的のCAR-T細胞をFDAが希少疾病用医薬品に指定
2016年8月30日
末梢性T細胞リンパ腫の治療を適応とする iCell Gene Therapeutics社は、2016年8月11日、米国食品医薬品局(FDA)が、CD4タンパク質を標的とするキメラ抗原受容体遺伝子改変T細胞(CD4CAR)を末梢
イピリムマブが幹細胞移植後に再発した血液がんに有効
2016年8月29日
ダナファーバーがん研究所進行性血液がん患者の多くは、幹細胞移植で病状が寛解する。しかし、その約3分の1の患者は再発し、深刻な予後不良に直面する。 New England Journal of Medicine誌に掲載されたダナファ
欧州医薬品庁がイデラリシブの使用について勧告
2016年7月22日
安全対策には、注意深いモニタリングおよび肺炎を予防するための抗生物質の使用が含まれている 欧州医薬品庁(EMA)のファーマコビジランス・リスク評価委員会(PRAC)は、抗がん剤イデラリシブ(商品名:Zydelig[ザイデリグ]
急性リンパ芽球性白血病
2016年7月6日
MDアンダーソン OncoLog 2016年5月号(Volume 61 / Issue 5) Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL
急性リンパ性白血病への幹細胞移植を可能にするイノツズマブ オゾガマイシン
2016年7月1日
急性リンパ性白血病(ALL)における完全寛解率が従来の化学療法と比較して高いという研究結果が報告された。MDアンダーソンがんセンターニュースリリース 薬剤inotuzumab ozogamicin[イノツズマブ オゾガマイシン]の
ダラツムマブ新レジメンが再発/難治性多発性骨髄腫の進行を遅らせる
2016年6月18日
プレスリリース 米国臨床腫瘍学会(ASCO)の見解「われわれは、多発性骨髄腫で多く認められる標的に基づいた治療を選択した場合に、患者に起こり得ることを目の当たりにしてきました。新規治療レジメンは、多くの患者でがんの増殖を急激に遅ら
プロテアソーム阻害剤が有効な多発性骨髄腫患者を特定するタンパク
2016年6月9日
MDアンダーソンがんセンター ニュースリリーステキサス大学MDアンダーソンがんセンター主導の研究によると、TJP1(tight junction protein 1)として知られる遺伝子は、ボルテゾミブなどのプロテアソーム阻害剤やその感受性
ボルテミゾブベース化学療法+幹細胞移植が多発性骨髄腫の無増悪生存を延長
2016年6月8日
米国臨床腫瘍学会(ASCO)の見解 「新規薬剤が使われる時代になっても、実績のある治療法がその価値を保っています。新規薬剤による治療後に幹細胞移植を実施するという、新旧それぞれの最良の方法を組み合わせることで患者に最善の治療効果がもたらされ
ホジキンリンパ腫に対するニボルマブのFDA迅速承認
2016年5月27日
Oncology Approved Drug2016年5月17日、米国食品医薬品局(FDA)は、自家造血幹細胞移植および移植後のブレンツキシマブ ベドチン(商品名:アドセトリス)投与後に、再発あるいは進行した古典的ホジキンリンパ腫患者の治療
カルムスチン注射薬(商品名:BiCNU)数カ国で偽造製品が発見―FDA安全性情報
2016年5月18日
医療関係者、薬剤師、腫瘍医向け 問題点:FDA(米国食品医薬品局)は、FDA承認を受けたがん治療薬であるカルムスチン注射薬(商品名:BiCNU)100mgについて、海外の数カ国で偽造品が確認されたため医療関係者に対し注意を呼びかけ
CPX-351が高齢の急性骨髄性白血病(AML)の生存期間を延長
2016年4月23日
キャンサーコンサルタンツCPX-351(商品名Vyxeos)の使用は、シタラビンとダウノルビシン併用の標準的化学療法(7+3)と比較して患者の生存を改善することが最近の第3相臨床試験の結果により示された。この結果は近く行われる2016年米国