血液腫瘍
くすぶり型骨髄腫に対する免疫療法
2017年8月28日
MDアンダーソン OncoLog 2017年8月号(Volume 62 / Issue 8) Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL
FDAが再発・難治性の前駆B細胞急性リンパ性白血病にinotuzumab ozogamicinを承認
2017年8月21日
2017年8月17日、米国食品医薬品局(FDA)は、再発・難治性の前駆B細胞急性リンパ性白血病(ALL)成人患者の治療にイノツズマブ オゾガマイシン[inotuzumab ozogamicin](商品名:BESPONSA)(Wyeth Ph
FDAが特定の予後不良の急性骨髄性白血病に初めてVyxeosを承認
2017年8月11日
米国食品医薬品局(FDA)は本日、2種類の成人急性骨髄性白血病(AML)の治療にVyxeos(商品名)を承認した。対象となるのは新たに診断された治療関連AML(t-AML)または骨髄異形成に関連した変化を有するAML(AML-MRC)である
FDAが再発性または治療抵抗性の急性骨髄性白血病にenasidenibを承認
2017年8月9日
米国食品医薬品局(FDA)は本日、新規分子標的薬enasidenib(商品名:Idhifa)を、特定の遺伝子変異をもつ再発または治療抵抗性の急性骨髄性白血病(AML)の成人患者を対象とする治療薬として承認した。この薬剤の承認はコンパニオン診
FDAが慢性移植片対宿主病にイブルチニブを承認
2017年8月7日
米国食品医薬品局(FDA)は2017年8月2日、1種類以上の治療で効果がみられなかった慢性移植片対宿主病(cGVHD)の成人患者の治療薬として、イブルチニブ(商品名:イムブルビカ)の適応を拡大した。cGVHDの治療薬としては、本剤が初めての
若年急性骨髄性白血病や骨髄異形成症候群患者への強力な移植前処置が最善
2017年8月2日
今回の大規模第3相臨床試験の結果は同種幹細胞移植を受ける予定の若年急性骨髄性白血病(AML)患者または骨髄異形成症候群(MDS)患者に対しては、強力な前処置を使用することが望ましいことを示唆している。 本試験において、大量化学
FDAが新たな鎌状赤血球症治療薬としてEndariを承認
2017年7月18日
米国食品医薬品局(FDA)は2017年7月7日、血液疾患に関連した重度合併症を抑制するために、5歳以上の鎌状赤血球症患者に対してEndari(L-グルタミン酸経口散剤)を承認した。
パルボシクリブがより広い適用性を有する可能性
2017年7月13日
がん細胞の増殖を阻害する能力について注目されている薬剤は、特定のタンパク質を高く発現するがんを死滅させる能力という第2の側面を有する可能性があることをダナファーバーがん研究所の研究者らが発見した。 新たな研究では、研究者らは、
輸血を提供できないことが血液がん患者のホスピス利用を阻む
2017年7月7日
ホスピスにおける輸血提供は現在の医療費償還制度では通常適用されず、これが可能となれば、根治不能の血液がん患者に対する終末期ケアとしてホスピスを紹介できると医師らが考えていることが、新たな研究で明らかとなった。この研究結果は、白血病、リンパ腫
FDAが数種の白血病とリンパ腫の検出試薬の製造販売を承認
2017年7月5日
米国食品医薬品局は本日、ClearLLab試薬(T1、T2、B1、B2、M)の製造販売を承認した。ClearLLab試薬は、慢性白血病、急性白血病、非ホジキンリンパ腫、骨髄腫、骨髄異形成症候群(MDS)および骨髄増殖性腫瘍(MPN)など数種
CAR-T細胞療法で多発性骨髄腫が長期寛解
2017年6月27日
米国臨床腫瘍学会(ASCO)の見解 「まだ早い段階ですが、これらのデータはCAR-T (キメラ抗原受容体発現T細胞) 細胞療法が多発性骨髄腫に寛解をもたらすことを強く示すものです」と、ASCO専門家のMichael S. Sabel医師は述
FDAがヒアルロニダーゼを一部のリンパ腫および慢性リンパ性白血病に承認
2017年6月27日
2017年6月22日、米国食品医薬品局(FDA)は、濾胞性リンパ腫(FL)、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)、および慢性リンパ性白血病(CLL)の成人患者に対して、リツキシマブ+ヒトヒアルロニダーゼの併用(商品名:RITUXAN
B細胞性腫瘍向けに、キメラ抗原受容体を用いたナチュラルキラー細胞療法
2017年6月16日
MDアンダーソン OncoLog 2017年5月号(Volume 62 / Issue 5-6) Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号UR
フォロデシン塩酸塩が難治性リンパ腫治療薬として日本で承認
2017年5月26日
日本は、アルバート・アインシュタイン医科大学が研究開発したリンパ腫治療薬の最初の承認国となった。これは、アインシュタイン医科大学が認可を受けた薬剤として、患者への使用を承認された最初の薬剤となる。 新しい経口薬フォロデシン塩酸
マントル細胞リンパ腫に対する細胞毒性のない一次治療
2017年5月26日
MDアンダーソン OncoLog 2017年4月号(Volume 62 / Issue 4) Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL
親の喫煙が及ぼす遺伝子変化が小児白血病の発症に影響
2017年5月4日
母親または父親の喫煙が白血病細胞に影響することが、UCSFの研究により明らかに カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)主導の研究によれば、いずれかの親が喫煙する子供には、最も多くみられる種類の小児がんの発生および進行に関係する遺伝
FDAがFLT3遺伝子変異白血病(AML)にミドスタウリンを承認
2017年5月3日
米国食品医薬品局(FDA)は本日、FLT3と呼ばれる特定遺伝子変異を有する未治療の急性骨髄性白血病(AML)の成人患者を対象とし、化学療法との併用において、midostaurin[ミドスタウリン](商品名:Rydapt)を承認した。本剤
白血病CAR-T療法の効果持続性は腫瘍量に依存
2017年4月27日
再発B細胞性急性リンパ性白血病(B-ALL)患者の多くが、CAR-T細胞免疫療法後に完全寛解となったが、治療時の腫瘍量が効果持続性および長期生存に影響を与えたとの臨床試験データが、2017年4月1日〜5日開催の米国がん学会(AACR)の年次
ウイルス特異的T細胞による移植後の感染治療
2017年4月19日
MDアンダーソン OncoLog 2017年3月号(Volume 62 / Issue 3) Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL
成人AMLの診断・治療に関する新たな推奨―欧州白血病Net
2017年4月12日
・急性骨髄性白血病(AML)に関する研究の進展を背景に、成人AMLの診断・治療に関する新たな推奨が提唱されている。 ・これらの推奨は欧州白血病Net( European LeukemiaNet:ELN)が発表した。 ・これらの推奨はELNが
白血病薬イマチニブの長期結果とがん治療の革新
2017年4月11日
がん領域における概念の変化 約11年間の追跡の結果、イマチニブによる長期治療によって慢性骨髄性白血病(CML)が長期間制御され、蓄積毒性作用や遅発性毒性作用も認めないことが示された。2017年3月9日にNew England Journal
急性リンパ性白血病(ALL)にブリナツモマブは化学療法より有効
2017年4月5日
100以上の施設が参加した第3相ランダム化試験にて全生存期間の延長が示された 21カ国101施設が参加した第3相臨床試験において、進行急性リンパ性白血病(ALL)治療に対するモノクローナル抗体ブリナツモマブは、標準化学療法よりも効果的である
FDAが乳房インプラント関連の未分化大細胞リンパ腫情報を改訂
2017年3月28日
[2017年3月12日] 形成外科、腫瘍科、患者向け 問題点:米国食品医薬品局(FDA)は、乳房インプラント関連の未分化大細胞リンパ腫(BIA-ALCL)についての同局の見解を改訂し、世界保健機関(WHO)指定との整合性を図った。WHOでは
ペムブロリズマブ、古典的ホジキンリンパ腫にFDAが迅速承認
2017年3月24日
米国食品医薬品局(FDA)は2017年3月14日、成人および小児の難治性または3種類以上の前治療にて再発した古典的ホジキンリンパ腫(cHL)に対するペムブロリズマブ(商品名:Keytruda[キイトルーダ]、Merck and Co., I