血液腫瘍

急性リンパ性白血病(ALL)にブリナツモマブは化学療法より有効の画像

急性リンパ性白血病(ALL)にブリナツモマブは化学療法より有効

100以上の施設が参加した第3相ランダム化試験にて全生存期間の延長が示された 21カ国101施設が参加した第3相臨床試験において、進行急性リンパ性白血病(ALL)治療に対するモノクローナル抗体ブリナツモマブは、標準化学療法よりも効果的である
FDAが乳房インプラント関連の未分化大細胞リンパ腫情報を改訂の画像

FDAが乳房インプラント関連の未分化大細胞リンパ腫情報を改訂

[2017年3月12日] 形成外科、腫瘍科、患者向け 問題点:米国食品医薬品局(FDA)は、乳房インプラント関連の未分化大細胞リンパ腫(BIA-ALCL)についての同局の見解を改訂し、世界保健機関(WHO)指定との整合性を図った。WHOでは
ペムブロリズマブ、古典的ホジキンリンパ腫にFDAが迅速承認の画像

ペムブロリズマブ、古典的ホジキンリンパ腫にFDAが迅速承認

米国食品医薬品局(FDA)は2017年3月14日、成人および小児の難治性または3種類以上の前治療にて再発した古典的ホジキンリンパ腫(cHL)に対するペムブロリズマブ(商品名:Keytruda[キイトルーダ]、Merck and Co., I
3剤併用療法により多発性骨髄腫患者の生存期間が延長の画像

3剤併用療法により多発性骨髄腫患者の生存期間が延長

新たに診断された多発性骨髄腫患者で、自家造血幹細胞移植を二次治療以降へ後回しにすることを検討されている人 に対して、分子標的薬ボルテゾミブ(ベルケイド)を2剤併用療法に追加することで、2剤併用療法のみと比較して生存期間が延長することが新たな
多発性骨髄腫に対するレナリドミドの適応拡大をEMAが推奨の画像

多発性骨髄腫に対するレナリドミドの適応拡大をEMAが推奨

自家幹細胞移植を受けた初発多発性骨髄腫患者に対する維持療法に関する新規適応   欧州医薬品庁(EMA)医薬品委員会(CHMP)は、医薬品レナリドミド(レブラミド)の販売申請内容の変更を推奨する肯定的意見を採択した。本医薬品の販売承
FDAが移植後の多発性骨髄腫の維持療法にレナリドミドを承認の画像

FDAが移植後の多発性骨髄腫の維持療法にレナリドミドを承認

米国食品医薬品局(FDA)は2017年2月22日、自家幹細胞移植後の多発性骨髄腫患者に対する維持療法として、レナリドミド(商品名:レブラミド、セルジーン社)を承認した。   経口投与のサリドマイド類似体であるレナリドミドは、治療歴
イブルチニブが辺縁帯リンパ腫治療薬としてFDA承認の画像

イブルチニブが辺縁帯リンパ腫治療薬としてFDA承認

イブルチニブは、全身療法を必要としCD20抗体療法の治療歴を有する患者に適応とされる。   2017年1月19日、米国食品医薬品局(FDA)は、全身療法を必要とし、1回以上のCD20抗体療法の治療歴を有する辺縁帯リンパ腫(MZL)
急性骨髄性白血病と骨髄異形成症候群の臨床試験での除外基準の再検討をー2017年1月の画像

急性骨髄性白血病と骨髄異形成症候群の臨床試験での除外基準の再検討をー2017年1月

MDアンダーソン OncoLog 2017年1月号(Volume 62 / Issue 1)  Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL
英NICEが白血病( CLL) に対するイブルチニブのガイダンスを発行の画像

英NICEが白血病( CLL) に対するイブルチニブのガイダンスを発行

1種類以上の治療歴がある、あるいは17p欠失またはTP53変異を有し、かつ化学免疫療法不適格の成人にはイブルチニブが推奨される。   2017年1月25日、英国国立医療技術評価機構(NICE)は医療技術評価ガイダンスを発行し、1レ
再発急性骨髄性白血病にニボルマブとアザシチジンの併用が有望ー2017年1月の画像

再発急性骨髄性白血病にニボルマブとアザシチジンの併用が有望ー2017年1月

MDアンダーソン OncoLog 2017年1月号(Volume 62 / Issue 1)  Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL
白血病(AML)とMDSに対するデシタビンの臨床反応と変異の消失の画像

白血病(AML)とMDSに対するデシタビンの臨床反応と変異の消失

デシタビン療法に対する臨床反応を決定する分子的要因   高リスクの細胞遺伝学的異常やTP53変異、またはその両方を有する急性骨髄性白血病(AML)および骨髄異形成症候群(MDS)患者に対してdecitabine[デシタビン]を投与
イブルチニブが慢性移植片対宿主病の症状を緩和の画像

イブルチニブが慢性移植片対宿主病の症状を緩和

がん治療の分子標的薬であるIburutinib[イブルチニブ]が、ある種の幹細胞移植によく見られる重篤な合併症の治療に効果があることが、小規模臨床試験で示された。   この臨床試験に参加したのは血液のがんを有する患者で、同種移植と
急性リンパ芽急性白血病ダウン症患児も他の患児と同様に治療可能の画像

急性リンパ芽急性白血病ダウン症患児も他の患児と同様に治療可能

2016年12月5日、第58回アメリカ血液学会で発表された調査結果によると、化学療法により毒性リスクが上昇するにもかかわらず、急性リンパ芽球性白血病(ALL)のダウン症患児の再発率および治療関連死亡率は、ダナファーバーがん研究所ALLコンソ
単一細胞解析法が多発性骨髄腫の生物学的メカニズム解明の手掛かりにの画像

単一細胞解析法が多発性骨髄腫の生物学的メカニズム解明の手掛かりに

パイロット研究の結果によると多発性骨髄腫患者の血液中にある腫瘍細胞が多発性骨髄腫発症の引き金となる遺伝学的変化に関する新しい情報源になる可能性がある。   本研究では多発性骨髄腫患者の血液から腫瘍細胞を単離後、解析した。血液から採
CAR-T細胞免疫療法、難治性リンパ腫に完全寛解の画像

CAR-T細胞免疫療法、難治性リンパ腫に完全寛解

Zuma-1試験の中間解析にて、歴史的対照データと比較して完全寛解率がおよそ6倍高くなることが示された 米国、サンディエゴで開催された第58回米国血液学会(ASH)年次総会(2016年12月3~6日)にて、最新演題として、キメラ抗原受容体(
個別化がんワクチンが白血病の良好な転帰に関連の画像

個別化がんワクチンが白血病の良好な転帰に関連

ベスイスラエル・ディーコネス医療センター(BIDMC)の研究者による臨床試験において、個別化がんワクチンが、致命的となりうる血液がんである急性骨髄性白血病(AML)の患者の転帰を著しく改善した。 BIDMCがんセンターとダナファーバーがん研
くすぶり型骨髄腫への早期介入が症候性骨髄腫への進行を防ぐの画像

くすぶり型骨髄腫への早期介入が症候性骨髄腫への進行を防ぐ

ダナファーバーがん研究所の研究者らによると、免疫療法をベースとした多剤併用療法による早期介入は、ハイリスクのくすぶり型骨髄腫が本格的な疾患(症候性骨髄腫)に進行するのを防ぐ可能性がある。   2016年12月5日にサンディエゴで開
骨髄異形成症候群の造血幹細胞移植に遺伝的分類が有用の画像

骨髄異形成症候群の造血幹細胞移植に遺伝的分類が有用

骨髄異形成症候群(MDS)の患者の中に幹細胞移植の恩恵を受ける可能性がある人がいるかどうか、もしいるのであれば、その移植が高用量または中用量の化学療法(および症例によっては放射線療法)のどちらを要するかが血液検査でわかる可能性がある。この所
適格でない患者も試験参加により利益を得られる可能性の画像

適格でない患者も試験参加により利益を得られる可能性

併存疾患のある白血病患者でも安全に治療ができるかもしれない   臨床試験に参加できれば非常に大きな利益を得られるかもしれない予後不良疾患の患者が、併存疾患のために臨床試験の適格基準を満たさないことはしばしばある。テキサス大学MDア
がん治療後の致死的な白血病発症をバイオマーカーで予測の画像

がん治療後の致死的な白血病発症をバイオマーカーで予測

MDアンダーソンがんセンター 乳がん、大腸がん、およびその他のがんの治療に成功した患者でもしばしば致死的となる白血病を発症することがあり、時には治療終了後に数年経って発症する。これは遺伝子突然変異が、治療関連の骨髄性腫瘍(t-MNs)として
ニボルマブ併用は白血病(AML)の奏効率と生存率を改善の画像

ニボルマブ併用は白血病(AML)の奏効率と生存率を改善

MDアンダーソンがんセンター テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究者による予備的知見によれば、免疫療法薬ニボルマブと標準化学療法の併用は、急性骨髄性白血病(AML)患者における奏効率を2倍以上に高め全生存率を改善することが示された
ニボルマブが中枢神経系または精巣原発悪性リンパ腫に有効の画像

ニボルマブが中枢神経系または精巣原発悪性リンパ腫に有効

  小規模症例研究によると、古典的ホジキンリンパ腫の持続的寛解を誘導する免疫療法薬が、2種類のまれなアグレッシブタイプの非ホジキンリンパ腫のいずれかを有する患者に有効である可能性がある。     患者の治療を担
FDAが多発性骨髄腫に標準治療との併用でダラツムマブを承認の画像

FDAが多発性骨髄腫に標準治療との併用でダラツムマブを承認

2016年11月21日、米国食品医薬品局(FDA)は、1つ以上の治療歴のある多発性骨髄腫患者に対し、レナリドミドとデキサメタゾンまたはボルテゾミブとデキサメタゾンとの併用でダラツムマブ(商品名:DARZALEX、Janssen Biotec
小児白血病対策の進展を加速させるTARGETイニシアチブの画像

小児白血病対策の進展を加速させるTARGETイニシアチブ

  希少で治療が難しい複数種の小児がんを研究するNCI助成プログラム研究により、Children’s Oncology Group(小児腫瘍グループ)主導の臨床試験2件の準備が整った。これらは小児急性リンパ性白血病 (ALL)患者