血液腫瘍

FDAが自家幹細胞移植非適応の多発性骨髄腫にダラツムマブを承認の画像

FDAが自家幹細胞移植非適応の多発性骨髄腫にダラツムマブを承認

2019年6月27日、米国食品医薬品局(FDA)は、自家幹細胞移植非適応の新規診断多発性骨髄腫患者に対して、ダラツムマブ(販売名:DARZALEX、Janssen Biotech,Inc.社)とレナリドミド+デキサメタゾンの併用を承認した。
ダナファーバー、米国臨床腫瘍学会(ASCO2019)にて70件超の研究知見を発表の画像

ダナファーバー、米国臨床腫瘍学会(ASCO2019)にて70件超の研究知見を発表

• これらの試験は60を超えるダナファーバーがん研究所の研究チームの業績を代表するものである • 研究者3人は、学会最高の名誉であるASCO特別賞の受賞者である ダナファーバーがん研究所の研究者らは、シカゴで5月31日~6月4日に開催される
地域別収入や保険、診療環境が多発性骨髄腫の生存延長と関連の画像

地域別収入や保険、診療環境が多発性骨髄腫の生存延長と関連

ASCOの展望 「住所や加入している保険が多発性骨髄腫患者の生存期間に影響を及ぼすことはあってはなりません。しかし、新規研究によると、残念なことに住所や保険が影響するようです。社会の一員として、住所や社会経済的地位を問わず良質ながん治療をす
FDAがびまん性大細胞型B細胞リンパ腫にポラツズマブベドチンを承認の画像

FDAがびまん性大細胞型B細胞リンパ腫にポラツズマブベドチンを承認

2019年6月10日、米国食品医薬品局(FDA)は、ベンダムスチンおよびリツキシマブ製剤との併用時に適応となるCD79bを標的とする抗体薬物複合体であるポラツズマブベドチン[Polatuzumab Vedotin-piiq](販売名:POL
レナリドミドは高リスク前がん性骨髄腫から多発性骨髄腫に進行するリスクを軽減の画像

レナリドミドは高リスク前がん性骨髄腫から多発性骨髄腫に進行するリスクを軽減

ASCOの見解 「がんが発症するかどうかわからない中で生きることは非常に難しいため、多発性骨髄腫のリスクが高い患者に、錠剤を飲めばがんを予防したり発症を遅らせたりすることができると言えるのは素晴らしいことです。しかし、このアプローチはすべて
FDAがFLT3変異白血病薬ギルテリチニブの添付文書に生存データを追加の画像

FDAがFLT3変異白血病薬ギルテリチニブの添付文書に生存データを追加

2019年5月29日、米国食品医薬品局(FDA)は、FDA承認検査でFLT3遺伝子変異陽性の再発または難治性の急性骨髄性白血病(AML)成人患者を適応とするギルテリチニブ[gilteritinib」(販売名:XOSPATA、Astellas
リンパ腫に対する化学療法前の分子標的薬3剤併用は有効の画像

リンパ腫に対する化学療法前の分子標的薬3剤併用は有効

特定種類のリンパ腫患者は将来的に化学療法を回避できる可能性があることを、MDアンダーソン第2相試験は示唆する アブストラクト#7508 特定種類のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)と新たに診断された患者において、化学療法前に行うリ
FDAが濾胞性リンパ腫および辺縁帯リンパ腫にレナリドミドを承認の画像

FDAが濾胞性リンパ腫および辺縁帯リンパ腫にレナリドミドを承認

2019年5月28日、米国食品医薬品局は、再発または難治性の 濾胞性リンパ腫(FL)および辺縁帯リンパ腫(MZL)に対して、リツキシマブとの併用でのレナリドミド(商品名:REVLIMID®、Celgene Corp.社)を承認した。 今回の
FDAが白血病(CLL)および小リンパ球性リンパ腫にべネトクラックスを承認の画像

FDAが白血病(CLL)および小リンパ球性リンパ腫にべネトクラックスを承認

2019年5月15日、米国食品医薬品局(FDA)は慢性リンパ性白血病(CLL)成人患者および小リンパ球性リンパ腫(SLL)成人患者にベネトクラックス(商品名:VENCLEXTA、AbbVie Inc.社およびGenentech Inc.社)
Tagraxofusp、芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍に対して奏効率90%の画像

Tagraxofusp、芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍に対して奏効率90%

テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの試験責任医師主導による非盲検、多施設共同第2相試験において、希少かつ非常に悪性度が高く、しばしば致死的な血液疾患である芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍(BPDCN)の患者に対してtagraxofuspに
FDAがIDH1変異のある急性骨髄性白血病にイボシデニブを承認の画像

FDAがIDH1変異のある急性骨髄性白血病にイボシデニブを承認

2019年5月2日、米国食品医薬品局(FDA)はFDA承認検査によって感受性IDH1変異が検出され、急性骨髄性白血病(AML)と新たに診断された患者のうち75歳以上であるか、集中的導入化学療法の適応外である合併症を有する患者に対し、ivos
ギルテリチニブが急性骨髄性白血病患者の生存期間を延長の画像

ギルテリチニブが急性骨髄性白血病患者の生存期間を延長

再発または難治性のFLT3遺伝子変異陽性急性骨髄性白血病(AML)患者に対して、FLT3 標的療法剤ギルテリチニブ[gilteritinib](ゾスパタ錠)による治療は、標準化学療法レジメンと比較して生存期間を延長した。このADMIRAL第
治験薬Umbralisib単剤投与が再発緩徐進行型リンパ腫に有効の画像

治験薬Umbralisib単剤投与が再発緩徐進行型リンパ腫に有効

MDアンダーソンの第2相試験が、辺縁帯リンパ腫に対するumbralisibの良好な忍容性と高い奏効率を示す 治験薬umbralisib[ウムブラリシブ]は、再発した辺縁帯リンパ腫患者の有効な治療となることがテキサス大学MDアンダーソンがんセ
小児白血病治療が思春期・若年成人にも有効の画像

小児白血病治療が思春期・若年成人にも有効

ある臨床試験から得られた最新の結果によると、急性リンパ性白血病(ALL)小児患者のために特別に開発された強化治療は、より高い年齢の若年成人(AYA世代)患者にも有効である。 今回の臨床試験では、新規に診断されたALL若年成人患者に小児白血病
固形腫瘍の化学療法後にまれな血液腫瘍の発症リスクが上昇の画像

固形腫瘍の化学療法後にまれな血液腫瘍の発症リスクが上昇

NCIプレスリリース 2000~2014年の間に化学療法を受けたほぼ全種の固形腫瘍患者は、治療関連骨髄異形成症候群/急性骨髄性白血病(tMDS/AML)を発症するリスクが上昇した、と米国国立がん研究所(NCI)の研究者らは新研究の知見で示し
骨髄腫前段階から骨髄腫に進行する経過と新たな治療法の画像

骨髄腫前段階から骨髄腫に進行する経過と新たな治療法

ダナファーバーがんセンターの研究者らは、血液のがんである多発性骨髄腫を考える上で非常に重要と考えられる研究成果を、2018年米国血液学会(ASH)年次総会(12月1~4日)で発表する。彼らの研究結果は、多発骨髄腫の前段階からの多発性骨髄腫発
FDAが急性リンパ性白血病にcalaspargase pegolを承認の画像

FDAが急性リンパ性白血病にcalaspargase pegolを承認

2018年12月20日、米国食品医薬品局(FDA)は、1カ月の小児から21歳の若年成人までの急性リンパ性白血病(ALL)患者に対して、多剤併用化学療法の構成要素としてアスパラギン特異的酵素、calaspargase pegol(ASPARL
FDAが芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍にtagraxofuspを承認の画像

FDAが芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍にtagraxofuspを承認

2018年12月21日、米国食品医薬品局(FDA)は、芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍(BPDCN)の成人患者および2歳以上の小児患者に対して、CD123特異的細胞毒性薬tagraxofusp(商品名:ELZONRIS、Stemline The
高齢の慢性リンパ性白血病においてイブルチニブが化学免疫療法を上回るの画像

高齢の慢性リンパ性白血病においてイブルチニブが化学免疫療法を上回る

慢性リンパ性白血病(CLL)の高齢患者に対して、これまでベンダムスチン+リツキシマブ投与が最も効果の高い治療法のひとつと考えられてきたが、第3相多施設臨床試験の結果から最新の分子標的薬であるイブルチニブ投与の方が進行を有意に抑制することがわ
FDAがFLT3変異陽性の再発性白血病(AML)治療薬としてギルテリチニブを承認の画像

FDAがFLT3変異陽性の再発性白血病(AML)治療薬としてギルテリチニブを承認

<FDA承認> 2018年11月28日、米国食品医薬品局(FDA)は、FDA承認済み検査でFLT3遺伝子変異陽性であった、再発または難治性の急性骨髄性白血病(AML)成人患者の治療薬として、ギルテリチニブ[gilteritinib](商品名
FDAが非ホジキンリンパ腫にrituximab-abbsを承認の画像

FDAが非ホジキンリンパ腫にrituximab-abbsを承認

2018年11月28日、米国食品医薬品局(FDA)は、CD20陽性B細胞非ホジキンリンパ腫(NHL)の患者に対して、リツキシマブ(商品名:リツキサン、Genentech Inc.社)の初のバイオシミラー(バイオ後続品)としてrituxima
ASH2018 、白血病・リンパ腫治療の臨床試験結果の画像

ASH2018 、白血病・リンパ腫治療の臨床試験結果

白血病・リンパ腫患者に対する免疫療法および試験的な分子標的薬の臨床試験の新たな結果を、ダナファーバーがん研究所の研究者らが米国血液学会(12月1~4日)で報告している。 ここでは3つの発表について概説する。その中の1つは、CAR-T細胞療法
白血病(AML)の第2相試験で多剤免疫療法+化学療法が奏効の画像

白血病(AML)の第2相試験で多剤免疫療法+化学療法が奏効

  MDアンダーソンがんセンターで行われた臨床試験で、3剤併用療法は急性骨髄性白血病において完全奏効率43%を示している。 MDアンダーソンニュースリリース:2018年11月13日 免疫チェックポイント阻害剤(ICPI)2剤と、標
芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍の第2相試験でtagraxofuspが奏効の画像

芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍の第2相試験でtagraxofuspが奏効

テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究者らが率いる、芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍(BPDCN)患者を対象とした第1相および第2相試験で、tagraxofuspという臨床試験薬が高い奏効率を示した。BPDCNは、まれではあるが悪性度が