白血病
ポナチニブ+ブリナツモマブ併用はPh陽性急性リンパ性白血病で高い寛解率を達成
2021年6月1日
化学療法を含まないレジメンにより新規診断患者で完全寛解率が100%、分子学的寛解率が85% アブストラクト #7001 ポナチニブ(販売名:アイクルシグ)とブリナツモマブ(販売名:ビーリンサイト)の併用療法が、フィラデルフィア染色体陽性急性
幹細胞移植後の消耗性合併症に抗ウイルスT細胞療法が安全かつ有効
2021年5月26日
がん患者のBKウイルス関連出血性膀胱炎に対して細胞療法が既製の治療法となる可能性 健康なドナーから採取したBKウイルス(BKV)特異的T細胞が、BKウイルス関連出血性膀胱炎(BKV-HC)に対する既製の治療(off-the-shelf th
緩和ケアで白血病(AML)患者のQOLが向上
2021年1月13日
進行した急性骨髄性白血病(AML)患者を対象に、がん治療の早期に緩和ケアを実施すること(IPC:integrated plliative care)により患者の生活の質、心的状態や終末期ケアが大きく改善したことが、研究チームによって明らかに
慢性骨髄性白血病の一部患者でのTKI投与中止は安全かつQOL向上に寄与
2021年1月12日
イマチニブ(販売名:グリベック)という薬剤は、かつては致死的血液腫瘍とみなされていた慢性骨髄性白血病(CML)を治療可能な疾患に変え、多くの患者はほぼ通常の寿命と等しく生きられるようになった。 CMLを治療するイマチニブとその関連薬はチロシ
高リスク骨髄性血液腫瘍の標準治療にベネトクラクスの追加が有望
2020年12月29日
一部の高リスク骨髄性血液腫瘍において、新規経口薬ベネトクラクス(販売名:ベネクレクスタ)を標準治療に追加することについて安全性が認められ、また、初期の研究では、同剤との併用により、転帰改善が有望であることが示されていると、ダナファーバーがん
米国血液学会2020-ダナファーバーがん研究所の注目演題
2020年12月28日
ダナファーバーがん研究所による2つの研究が、ASH公式プレスプログラムに採択される 12月5~8日にバーチャル形式で開催される第62回米国血液学会(ASH)年次総会で、ダナファーバーがん研究所の研究者は、公式プレスプログラムに採択された2つ
再発/難治性の芽球性形質細胞性樹状細胞腫瘍に、抗体薬物複合体IMGN632が有望
2020年12月25日
芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍(BPDCN)において全奏効率29%、良好な安全性プロファイルを示す初期研究データ テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究者主導による第1/2相試験で、CD123を標的とする新規抗体薬物複合体IMGN63
同種移植においてクローン性造血が有益であるとの驚くべき研究結果
2020年12月23日
近年確認されたクローン性造血(CH)とは、がんを有しない健常な人の血液中に血液腫瘍に関連する変異が検出される現象であり、高齢者に多くみられる。クローン性造血を有する人は無症状ながら、血液腫瘍や心臓発作、脳卒中などの有害な転帰を来すリスクが高
ブリナツモマブと化学療法の併用でB細胞性急性リンパ芽球性白血病の生存率が向上
2020年12月22日
アブストラクト464 モノクローナル抗体であるブリナツモマブ(販売名:ブリンサイト)を併用した化学療法レジメンでの初回治療により、フィラデルフィア染色体陰性B細胞性ALL(Ph-negative B-ALL)として知られる高リスク急性リンパ
同種幹細胞移植は、高齢の骨髄異形成症候群(MDS)患者の生存率を改善
2020年12月21日
同種幹細胞移植は、高齢の高リスク骨髄異形成症候群(MDS)患者の生存率を改善できるという、これまでで最も有力な証拠が新たな臨床試験結果で示された。ダナファーバーがん研究所の研究者らが、第62回米国血液学会(ASH)バーチャル年次総会で報告す
米国血液学会2020ーフレッドハッチンソンがん研究センター
2020年12月17日
第62回米国血液学会(ASH)年次総会および展示会(2020年12月5日~8日、バーチャル形式で開催) 12月5日~8日にバーチャル形式で開催される第62回米国血液学会年次総会および展示会にて、フレッドハッチンソンがん研究センターは、細胞療
最新ゲノム検査を用いた白血病(AML)治療で生存転帰が大幅に改善
2020年11月20日
最新のゲノム検査を受けた急性骨髄性白血病(AML)患者では治療成績と生存率が優れているとの研究結果 白血病・リンパ腫協会(LLS)が実施するプレシジョン医療を用いた臨床試験「Beat AML Master Clinical Trial」に参
FDAが急性骨髄性白血病にベネトクラクス併用療法を正式承認
2020年11月3日
2020年10月16日、米国食品医薬品局(FDA)は、75歳以上で新たに急性骨髄性白血病(AML)と診断された患者、または併存疾患があり、強化寛解導入化学療法を実施しない患者を対象に、アザシチジン、デシタビン、または低用量シタラビン(LDA
FDAが急性骨髄性白血病にアザシチジンを承認
2020年9月8日
2020年9月1日、米国食品医薬品局(FDA)は、強化寛解導入化学療法後に初回完全寛解(CR)または不完全血球数回復を伴う完全寛解(CRi)を達成したが、集中治療を完了できない急性骨髄性白血病患者の継続治療として、アザシチジン錠(販売名:O
若年成人の急性白血病(AML)、予後分類と治療法により生存の改善が示唆
2020年8月20日
・急性骨髄性白血病(AML)患者の60~65%は長期生存に至らない。 ・国際的なガイドラインでは、AML細胞における特定の遺伝子変異の有無に応じて、AMLに最も効果が高い治療法を決定している。 ・本研究は、これらのガイドラインの改良と、若年
アザシチジン+ベネトクラクス併用療法は急性骨髄性白血病の生存を有意に改善
2020年8月20日
分子標的療法併用の化学療法は安全性の高い治療法であり、その完全寛解率は66%に達することが第3相試験で明らかとなる テキサス大学MDアンダーソンがんセンターが主導した第3相試験(VIALE-A試験)によると、急性骨髄性白血病(AML)の特定
白血病のFTOタンパク阻害剤として2薬剤が再評価
2020年8月17日
今では使われなくなった古い薬剤2種が、血液腫瘍の一種である急性骨髄性白血病(AML)の治療薬として有望であることを研究者らが発見した。再評価されたbisantrene(ビサントレン)、 brequinar(ブレキナル)という2薬剤は、マウス
FDAが骨髄異形成症候群にデシタビンとセダズリジンの経口配合剤を承認
2020年7月14日
2020年7月7日、米国食品医薬品局(FDA)は、以下の条件を満たす骨髄異形成症候群(MDS)の成人患者に対して、デシタビン[decitabine]とセダズリジン[cedazuridine]の経口配合剤(販売名:INQOVI、Astex P
FDAが小児のCD33陽性、急性骨髄性白血病にゲムツズマブオゾガマイシンを承認
2020年6月22日
2020年6月16日、米国食品医薬品局(FDA)は、ゲムツズマブオゾガマイシン(販売名:マイロターグ、Wyeth Pharmaceuticals LLC)の適応を拡大し、新たにCD33陽性急性骨髄性白血病(AML)と診断された生後1カ月以上
ルキソリチニブが一部の移植片対宿主病患者に有用
2020年6月18日
造血幹細胞移植を受けて数カ月以内に移植片対宿主病(GVHD)を発症し、ステロイドに反応しなかった血液のがんを有する患者は、他の治療法よりもルキソリチニブ(ジャカビ)に反応する可能性が高いことが、大規模臨床試験の結果により明らかになった。 こ
CAR-T細胞療法の臨床試験増加を目指すNCIの取り組み
2020年5月6日
2010年、米国国立がん研究所(NCI)の研究チームはCAR-T細胞療法と呼ばれる新しい形態のがん治療で初の研究を発表し、進行したリンパ腫の患者で治療後にがんが「劇的に退縮した」一例について詳細に報告した。翌年には、ペンシルべニア大学の研究
FDAが慢性リンパ性白血病 にイブルチニブ+リツキシマブを承認
2020年4月29日
2020年4月21日、米国食品医薬品局(FDA)は、慢性リンパ性白血病(CLL)または小リンパ球性リンパ腫(SLL)の成人患者の初期治療にリツキシマブとの併用療法を含めるために、イブルチニブ(販売名:IMBRUVICA、Pharmacycl
白血病/リンパ腫にCD19 CAR-NK細胞療法が73%の奏効
2020年3月1日
MDアンダーソンで開発された細胞療法は、再発・難治性血液がんに対する第1/2a相臨床試験において、大きな毒性を示さなかった。 テキサス州立大学MDアンダーソンがんセンターの第1/2a相臨床試験の結果で、CD19を標的とする臍帯血由来キメラ抗
CC-486維持療法が急性骨髄性白血病患者の生存期間を延長
2020年2月4日
大規模な臨床試験によると、臨床試験薬CC-486は、血液がん急性骨髄性白血病(AML)患者の生存期間を延長する効果があることが示唆された。この試験薬はアザシチジン(販売名:ビダーザ、ブリストル・マイヤーズ スクイブ社)と関連がある。 アザシ