卵巣がん
クラミジア感染で卵巣がんリスクが上昇
2018年4月2日
2018年米国がん学会(AACR)年次総会(4月14日~18日、イリノイ州シカゴで開催)に先立ち、マスコミ向けに公表されたデータによると、性感染症であるクラミジアに以前に感染したことのある女性の血中にみられる抗体は卵巣がんリスクを2倍にする
TAPUR試験が新たに4つの患者群を追加し登録を拡大
2017年12月22日
4コホート(患者群)に患者を追加登録:免疫療法薬の組み合わせにより登録患者総数は500人を越える 米国臨床腫瘍学会(ASCO)のTargeted Agent and Profiling Utilization Registry(TAPUR)
特定の免疫細胞が卵巣がんの生存期間改善と関連する可能性
2017年12月15日
卵巣がん患者の腫瘍内に存在するある種の免疫細胞が、一部の患者における生存期間の改善に関連していることが、大規模国際研究において示された。 卵巣腫瘍組織解析コンソーシアムの研究者らは、この解析のために5,500人超の患者の腫瘍に
卵巣がん診断に循環マイクロRNAの測定が有効な可能性
2017年11月30日
卵巣がんに対して特異的な循環マイクロRNAを測定する非侵襲的診断ツールの開発 ダナファーバーがん研究所とブリガム&ウィメンズ病院(BWH)の研究チームは、人工知能を活用して卵巣がんを早期の段階で確実に検出する新たな手法の開発に取り組んでいる
卵巣がんの起源部位は卵管であることが示唆される
2017年11月22日
小規模研究が概念の証明とより幅広い研究への支持を示す 一部の研究者らはこれまで、最も一般的な型の卵巣がんは、卵巣を子宮とつないでいる細い繊維性の管 である卵管に由来する可能性があると考えてきた。今回、9人の女性を対象とした研究結果により、多
Rucaparibが再発卵巣がんの維持療法に有望
2017年10月11日
Rucaparib[ルカパリブ]は、ARIEL3試験においてITT(Intention To Treat)解析およびサブグループ解析において、卵巣がんの再発を遅らせた 悪性度の高い、プラチナ製剤感受性再発卵巣がん、卵管がんまた
オラパリブがTP53破壊的遺伝子変異陽性卵巣がんの全生存期間延長
2017年10月11日
卵巣がん患者のBRCA遺伝子およびTP53遺伝子を分析したところ、TP53破壊的遺伝子変異がある場合にolaparib[オラパリブ]で全生存期間が延長されたことが示された Olaparib[オラパリブ]とプラセボを比較した第2
再発卵巣がんのニラパリブ維持療法は患者の生活の質を維持する
2017年10月10日
以前の報告で、プラチナ製剤感受性再発卵巣がん患者において、ニラパリブによる維持療法はプラセボと比較し、無増悪生存期間(PFS)の有意な改善がみられた プラチナ製剤感受性再発卵巣がん患者において、ニラパリブはプラセボと比較し、無
FDAが卵巣がん維持療法にオラパリブ錠を承認
2017年8月22日
2017年8月17日、米国食品医薬品局(FDA)は、プラチナベース化学療法に完全奏効または部分奏効となった再発性の上皮性卵巣がん、卵管がん、原発性腹膜がんの成人患者に対する維持療法としてolaparib(オラパリブ)錠(商品名:Lynpar
FDAがニラパリブを再発上皮卵巣がん、卵管がん、原発性腹膜がん維持療法に承認
2017年4月9日
米国食品医薬品局(FDA)は本日、再発上皮性卵巣がん、卵管がん、腹膜原発がんの成人患者で、プラチナ製剤を含む化学療法後に腫瘍が完全または部分的に縮小(完全奏効または部分奏効)した患者の維持療法(がんの増殖を遅らせる目的)薬として、nirap
ホルモン維持療法で再発卵巣/腹膜がんの生存率が改善
2017年3月31日
テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究者らによる新たな研究によると、低悪性度漿液性がん(LGSC)として知られる卵巣上皮がん、または腹膜がんのまれなサブタイプを有する女性において、ホルモン維持療法は有意に生存率を改善すると考えられる
卵管切除で卵巣がんリスクが減少する可能性
2017年3月22日
MDアンダーソン OncoLog 2017年2月号(Volume 62 / Issue 2) Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL
卵巣がん治療薬が神経膠腫に有効な可能性
2017年3月7日
ある種の脳腫瘍でしばしば見られる遺伝的欠陥は、細胞がDNA損傷を修復するのを抑制する可能性があることが、米国の新たな研究で示唆されている。 エール大学の研究者らは、この欠陥により、実験室において脳腫瘍細胞が、一部の卵巣がん患者
FDAが進行卵巣がん治療にrucaparibを迅速承認
2016年12月20日
米国食品医薬品局(FDA)は本日、特定タイプの卵巣がんを有する女性患者の治療に、rucaparib(商品名:Rubraca)を迅速承認した。Rucaparibは、過去2種類以上の化学療法を受けた進行卵巣がんの女性患者を対象とし、FDA承認済
卵巣がん予防の卵巣摘出は閉経前女性の選択肢にすべきではない
2016年11月7日
メイヨークリニック研究チームは、閉経前の女性達が卵巣がん予防のために卵巣を摘出するという議論しつくされていない行為は、がんリスクが高い女性達でない限りやめるべきだということを示唆するエビデンスを得た。本試験は、両側卵巣を摘出した46歳未満の
経口避妊薬が卵巣がん死亡率の減少に貢献
2016年10月12日
主要ながん学会誌Annals of Oncology誌で本日(火曜日)発表された新たな研究[1]によれば、卵巣がんによる死亡は2002年から2012年の間に世界的に減少し、さらに2020年に向けて米国や欧州連合(EU)、そして減少幅は小さい
進行卵巣がん術前化学療法、一部の患者には利益がない
2016年10月12日
転移している卵巣がん患者が術前化学療法で利益を受ける可能性を示す研究結果が発表されてから、術前化学療法の使用が大幅に増えていることがダナ・ファーバ研究所などの研究者による新たな研究で報告された。しかしながら特定の患者集団では、術前化学療法は
卵巣がんスクリーング検査(検診)を推奨しない―FDA安全性通達
2016年10月4日
[2016年9月7日]患者、産婦人科、腫瘍科向け 課題:FDAは、卵巣がん検診として市場に出回っている検査の受診に伴う危険性について、女性に警鐘を鳴らしている。とりわけ同局は、こうした検診を受診することにより、症状を認めないものの
ニラパリブ、卵巣がんのFDA優先承認審査薬に指定
2016年9月20日
段階的な新薬承認申請(NDA)提出開始 2016年9月12日、腫瘍学に注力するバイオ医薬品企業のTESARO社は、米国食品医薬品局(FDA)が再発性プラチナ感受性卵巣がん、卵管がん、または原発性腹膜がんの治療に用いられるniraparib[
卵巣がん経過観察にCA-125およびCT検査は有益性の証明なく汎用
2016年9月7日
米国国立がん研究所(NCI)ブログ~がん研究の動向~ 卵巣がん患者の再発を見つけるための経過観察で、有益性が示されなかったにもかかわらず、医師らが定期的にCA-125血液検査を使用し続けていることが、2009年に発表されたランダム化臨床試験
術後の腹腔内化学療法の追加が、卵巣がんの進行を遅らせる可能性
2016年6月13日
米国臨床腫瘍学会(ASCO)の見解 「腹腔内(IP)化学療法は、新たに卵巣がんと診断され、手術で切除が成功した女性に対して効果的な治療ですが、十分には利用されていません。今回の研究データは、手術前に静脈内投与による化学療法を受けた女性の術後
進行卵巣がんに対する新しい治療戦略がマウスで有望
2016年4月22日
米国国立がん研究所(NCI)ブログ~がん研究の動向~進行卵巣がんの実験的な治療戦略により、動物モデルで腫瘍の縮小が認められたという新しい研究が報告された。この治療法では、タンパク質の断片(ペプチド)を用いてがん細胞周囲組織(腫瘍微小環境)
卵巣がんにおける薬剤耐性の新たな原因
2016年2月18日
ダナファーバーがん研究所 卵巣がんの中には、標準化学療法や分子標的薬剤が奏効しない、あるいはこれらの治療作用を回避するようになるものがある。ダナファーバーがん研究所の研究者たちはその原因に新たな光を当てた。「今回の発見は、卵巣がん
今までにない治療法でマウスの卵巣腫瘍が縮小
2016年2月11日
米国国立がん研究所(NCI)/ブログ~がん研究の動向~原文掲載日:2016年1月25日 変異型p53タンパク質を発現している腫瘍に対する、これまでにない治療法が開発された。この変異タンパク質はすべてのがんの半分以上に見つかる。研