2017年シンポジウム、注目の泌尿生殖器がん研究の進歩

泌尿器がん治療における重要な問題を検討する5件の研究が、フロリダ州オーランドのローゼンシングルクリークで2月16日〜18日に開催される2017年泌尿生殖器がんシンポジウムで発表される予定である。これらの注目すべき抄録では、前立腺がん、膀胱がん、進行腎臓がんの治療および管理に対するいくつかのアプローチについて検討している。

以下の試験に関する泌尿生殖器がんの専門家からのコメントを、会場で聞くことができる。

抄録132

アビラテロン(Abi)またはエンザルタミド(Enza)の治療を受けている転移性去勢抵抗性前立腺がん(mCRPC)患者の循環腫瘍細胞(CTCs)におけるAR mRNA定量化の臨床的意義

ポスターセッションA
2017年2月16日(木)午前11時30分~午後1時(米国東部標準時)
2017年2月16日(木)午後5時15分~午後6時15分(米国東部標準時)
ローゼン、ガトリン大会議室B、1階
John L. Silberstein氏(健康科学修士(MHS))
ジョンズ・ホプキンス病院 ジェームズ・ブキャナン・ブレイディ泌尿器科学研究所(The James Buchanan Brady Urological Institute)メリーランド州、ボルチモア

抄録141

去勢抵抗性前立腺がん(CRPC)における循環無細胞血漿DNA(cfDNA)および循環腫瘍細胞(CTC)の変化とolaparib[オラパリブ]による臨床転帰との相関:TOPARP-A試験からの予備分析

ポスターセッションA
2017年2月16日(木)午前11時30分~午後1時(米国東部標準時)
2017年2月16日(木)午後5時15分~午後6時15分(米国東部標準時)
ローゼン、ガトリン大会議室B、1階
Joaquin Mateo医師 英国がん研究所およびロイヤルマースデン病院  英国、ロンドン

抄録280

BC2001試験の長期的転帰:筋層浸潤膀胱がんにおいて、化学放射線療法と単独放射線療法(RT)、標準RTと高線量照射領域を減らしたRTを比較する第3相ランダム化試験

口頭抄録セッションB
2017年2月17日(金)午後1時45分~午後1時55分(米国東部標準時)
ローゼン、ガトリン大会議室C、1階
Emma Hall博士 英国がん研究所Clinical Trials and Statistics Unit 英国、ロンドン

抄録431

未治療転移腎細胞がん(mRCC)患者(pts)においてatezolizumab[アテゾリズマブ](atezo)とベバシズマブ(bev)の併用療法、アテゾリズマブ(atezo)単独療法、スニチニブ(sun)単独療法を比較する第2相試験

ポスターセッションC
2017年2月18日(土)午前7時~7時55分(米国東部標準時)
2017年2月18日(土)午前11時30分~午後1時(米国東部標準時)
ローゼン、ガトリン大会議室B、1階
David McDermott医師 ベスイスラエル・ディーコネス医療センター マサチューセッツ州、ボストン

抄録434

転移腎細胞がん(mRCC)における一次(1L)治療から二次(2L)治療までの循環腫瘍DNA(ctDNA)プロファイルの進化

口頭抄録セッションC
2017年2月18日土曜日午後1時35分~午後1時45分(米国東部標準時)
ローゼン、ガトリン大会議室C、1階
Sumanta K. Pal医師 City of Hope カリフォルニア州、ドゥアルテ

2017泌尿生殖器がんシンポジウムニュースプランニングチーム

Sumanta K. Pal医師(米国臨床腫瘍学会(ASCO))、Daniel A. Hamstra医学博士(米国放射線腫瘍学会(ASTRO))、およびMarc Dall’Era医師(米国外科腫瘍学会(SSO))

ニュースプランニングチームの情報開示についてはこちらを参照のこと。

ニュース報道への引用には、2017年泌尿生殖器がんシンポジウムへの帰属を明示のこと。

翻訳担当者 会津麻美

監修 榎本 裕(泌尿器科/三井記念病院)

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原文掲載日 

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