泌尿器がん
2017年シンポジウム、注目の泌尿生殖器がん研究の進歩
2017年3月30日
泌尿器がん治療における重要な問題を検討する5件の研究が、フロリダ州オーランドのローゼンシングルクリークで2月16日〜18日に開催される2017年泌尿生殖器がんシンポジウムで発表される予定である。これらの注目すべき抄録では、前立腺がん、膀胱が
転移腎細胞がんにアテゾリズマブ+ベバシズマブ併用療法は有効
2017年3月27日
未治療の転移性腎臓がんにatezolizumab[アテゾリズマブ]とベバシズマブが、有効性および管理可能な安全性プロファイルが示される 2017年2月18日、Roche社はIMmotion150試験に関する有望な結果を発表した
免疫療法中止後も、腫瘍抑制が持続する可能性
2017年3月23日
専門家の見解 「この研究は、有害作用のために免疫療法を継続できない患者にとって歓迎すべきニュースです」と、米国臨床腫瘍学会(ASCO)の専門医で、本日のPresscast の司会でもあるSumanta Pal医師は述べた。「患者によっては免
腎がんでは、抗生物質使用で免疫療法の効果が低下
2017年3月23日
専門家の見解 「がん免疫療法の選択肢が増え、進化するにつれて、腸内細菌とがんに対する免疫応答との関係について理解が次第に深まっています。抗生物質が免疫療法の有効性に悪影響を及ぼす可能性があることは注目に値します。 この研究は、免疫療法の有益
リキッドバイオプシーが進行前立腺がんの治療標的を提示
2017年3月23日
専門家の見解 「がんを増殖させる分子変化に対応する、患者ごとに合わせた治療を計画する際に、これらの血液検査は極めて有望と思われます。これは特に、腫瘍生検を受けることができない患者に当てはまります」、とASCOの専門委員で本日のプレスキャスト
MRIの検査で、前立腺生検を回避できる可能性
2017年3月12日
前立腺がんの疑いがあるすべての男性は、MRIを受けるとよい、とガーディアン紙は報じる。これはMRIが現行の生検(分析のために前立腺組織片を採取すること)と比較してどれほど優れているかを調べた研究の結論である。 前立腺生検の欠点
ホルモン剤と術後放射線療法の併用で前立腺がん生存延長
2017年2月28日
再発リスクの高い前立腺がんを有する男性において、術後放射線療法と並行してホルモン療法を受けた場合、生存期間が延びる可能性がある、と新規の臨床試験で示唆された。 New England Journal of Medicine誌に
2017泌尿器がんシンポ、最新知見を事前発表
2017年2月9日
2017年度泌尿器がんシンポジウムの共同スポンサーが、本日、本会議の公式プレスプログラムで取り上げる3件のアブストラクトを発表した。研究者らは、2017年2月13日(月)正午~1時30分(東部標準時間)に開催される指定記者向けpressca
FDA、尿路上皮がんにニボルマブを迅速承認
2017年2月3日
米国食品医薬品局(FDA)は2017年2月2日、プラチナ製剤による化学療法中または化学療法後に病勢進行が認められるか、プラチナ製剤による術前化学療法または術後化学療法の開始後12カ月以内に病勢進行が認められる局所進行または転移性の尿路上皮が
シスプラチンによる化学療法不適格な尿路上皮がんの一次治療に対するアテゾリズマブを優先審査
2017年1月25日
進行性膀胱がんおけるアテゾリズマブについて2回目の優先審査が許可された 2017年1月8日、ロシュ・グループの一員であるGenentech社は、米国食品医薬品局(FDA)が、Genentech社の生物製剤承認一部変更申請(sB
尿路上皮がん―2016年11-12月号
2016年12月24日
MDアンダーソン OncoLog 2016年11-12月号(Volume 61 / Issue 11-12) Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です
ピオグリタゾン含有製剤が膀胱がんリスク上昇と関連、FDA情報改訂
2016年12月22日
[2016年12月12日] 内科、内分泌科、泌尿器科向け 問題点:FDAは再調査の結果、2型糖尿病治療薬であるピオグリタゾン(アクトス、ACTOplus met、 ACTOplus met XR、Duetact、Oseni )の使用
免疫チェックポイント阻害剤で26~38%転移膀胱癌が縮小
2016年12月7日
3群比較試験の初期段階で、併用免疫療法が転移性膀胱がんの患者において26~38%の奏効率を実現していることが、メリーランド州ナショナルハーバーで開催された2016年がん免疫学会(Society for Immunotherapy of Ca
早期前立腺がんの侵襲的治療は必ずしも必要ない
2016年12月7日
デイリー・テレグラフ紙の報道によると、「前立腺がんの綿密なモニタリングを行えば、厳しい侵襲的治療と同等の生存確率が得られる」。 研究者らは、早期前立腺がんに対する手術などの侵襲的治療は、監視療法(active survei
カボザンチニブが進行腎臓がん患者の無増悪生存期間を改善
2016年11月28日
ダナファーバーがん研究所の研究者らが行ったランダム化第2相試験の結果によると、平均よりも転帰不良のリスクが考えられる転移性がん患者において、腎臓がん試験薬の有効性が標準一次治療を上回った。 試験薬のカボザンチニブを投与された患者は
精管切除と前立腺がんリスクは関連なしとの大規模研究結果
2016年10月16日
プレスリリースASCOの見解ASCO前立腺がん専門委員Sumanta Pal医師「医療制度が変わり続け、予防や健康全般、満足のいく生活状態が重視されるようになるにしたがって、がんリスクの減少に対する人々の関心が一層高まってきました。精管切除
肥満が進行腎臓がん生存率改善の鍵?
2016年10月7日
ダナファーバーがん研究所肥満はほぼ常に、がんリスクを上昇させ、臨床転帰の悪化を招く。しかし、ダナファーバーがん研究所の研究者らが主導する研究の報告によれば、体重過多の進行腎臓がん患者は、標準もしくは低体重の患者に比べ、生存期間が有意に長かっ
遺伝子プロファイルでニボルマブが有効な腎がんが特定可能に
2016年9月13日
腫瘍の代謝関連遺伝子が治療効果無効との間に相関を示す PD-L1タンパクが陽性で抗PD-1治療薬ニボルマブ(商品名:オプジーボ)が奏効しなかった腎細胞がん患者では、PD-L1陽性でニボルマブが奏効した患者よりも代謝に関わる遺伝
ニボルマブは転移性膀胱がん患者の腫瘍負荷を軽減する
2016年9月5日
MDアンダーソン OncoLog 2016年7月号(Volume 61 / Issue7) Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL &
進行前立腺がんのDNA修復遺伝子にも遺伝性変異が影響
2016年8月31日
米国国立がん研究所(NCI)ブログ~がん研究の動向~ 新しい研究によると、進行前立腺がん男性の12%近くが、損傷DNA を修復する役割のある遺伝子に遺伝性の変異を有していることがわかった。BRCA2, ATMおよびCHEK2を含む
進行腎細胞がん適応のカボザンチニブ販売に欧州医薬品庁が肯定的意見
2016年8月27日
本件は、VEGF標的療法後の治療を目的とする。 2016年7月21日、欧州医薬品庁(EMA) の医薬品委員会(CHMP) は進行腎細胞がん(RCC) の治療を目的として、cabozantinib[カボザンチニブ] (商品名:C
レンバチニブを転移性腎細胞がん治療薬として欧州医薬品庁が推奨
2016年8月19日
レンバチニブは、1種類のVEGF標的薬による治療歴を有する患者に対して、エベロリムスとの併用で適応とする。 2016年7月21日、欧州医薬品庁(EMA)の医薬品委員会(CHMP)は、切除不能な進行または転移性腎細胞がん(RCC
FDAが白金治療後の転移性尿路上皮がんにアテゾリズマブを承認
2016年6月8日
速報 米国食品医薬品局(FDA)は、本日、膀胱がんの一種である尿路上皮がんに対して、atezolizumab[アテゾリズマブ](商品名:Tecentriq)を承認した。アテゾリズマブはPD-1/PD-L1阻害剤としては初めてこの種
糖尿病治療薬が膀胱がんリスクの上昇と関連
2016年6月6日
英国医療サービス(NHS) 「糖尿病治療薬のピオグリタゾンは膀胱がんのリスクを63%上昇させる」と英国デイリー・テレグラフ紙が報じた。 現実的には実際のリスクの増加は小さいものの、この結果は医師と患者の双方にとって処方