泌尿器がん
腎がんへのレンバチニブ+ペムブロ併用はスニチニブより優れる
2021年2月18日
第3相CLEAR試験の結果によると、進行性淡明細胞型腎細胞がん(RCC)患者の全生存期間、無増悪生存期間、および客観的奏効率の点で レンバチニブ(レンビマ)+ペムブロリズマブ(キイトルーダ)の併用療法は、 スニチニブ(スーテント)よりも優れ
FDAが腎細胞がんにニボルマブ+カボザンチニブを承認
2021年1月31日
2021年1月22日、米国食品医薬品局(FDA)は、ニボルマブ(販売名:オプジーボ、Bristol-Myers Squibb Co.社)とカボザンチニブ(販売名:カボメティクス、Exelixis社)の併用療法を進行腎細胞がん(RCC)患者の
地中海食は監視療法中の前立腺がんの進行リスクを低下させる可能性
2021年1月25日
前立腺がんの監視療法(active surveilance)を受けている患者の疾患進行と地中海食の関連を調べた研究がテキサス大学 MD アンダーソンがんセンターの研究者らによって行われた。研究開始時に地中海式食事法の基本原則により近い食生活
FDAが進行前立腺がんにレルゴリクスを承認
2020年12月25日
2020年12月18日、米国食品医薬品局(FDA)は、成人の進行前立腺がん患者を対象とした初の経口ゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)受容体拮抗薬relugolix[レルゴリクス](販売名:ORGOVYX、Myovant Sciences
FDAが前立腺がんに初のPSMA標的PET画像診断薬を承認
2020年12月10日
2020年12月1日、米国食品医薬品局(FDA)は、前立腺がんを有する男性に前立腺特異膜抗原(PSMA)陽性病変のポジトロン断層撮影(PET)に対する初の薬剤であるガリウム68PSMA-11(Ga68 PSMA-11)を承認した。 本剤は、
前立腺がんのcfDNA検査は不適切な治療につながる可能性
2020年11月27日
前立腺がん男性患者における血中循環遊離DNA(cfDNA)検査は、クローン性造血(CHIP)遺伝子変異体によって交絡が起きる可能性があり、一部の患者はPARP(poly ADP-ribose polymerase)阻害薬による不適切な治療を
放射性医薬品—放射線治療も分子時代を迎える
2020年11月24日
過去20年の間、さまざまな種類のがんを治療する方法が著しく変化した。分子標的治療はがん細胞の増殖、分裂、転移を促進するがん細胞内の特定のタンパク質を遮断し、免疫療法は体の免疫系を刺激または抑制してがんとの戦いを手助けする。しかし、外科手術、
限局性前立腺がんに対する放射線療法と小線源治療の効果は同等
2020年11月13日
中間リスク前立腺がんの男性の長期生存率は、定位放射線治療(SBRT)、線量増加外照射治療(DE-EBRT)、小線源治療(BT)のいずれを受けたかにかかわらず差がないことがデータベース分析により示された。 ロサンゼルスのカリフォルニア大学・A
限局性前立腺がん切除後の放射線治療の遅延は悪影響を及ぼさない
2020年10月26日
【ロイター】限局性前立腺がんにおいて、アンドロゲン除去療法(ADT:いわゆるホルモン療法)後の放射線治療までの期間を最長180日まで延期しても全生存期間に悪影響はないという新たな報告があった。 「このように常にCOVID-19に脅かされてい
転移性腎がんに新たな一次治療ニボルマブとカボザンチニブ
2020年10月8日
CheckMate 9ER第3相臨床試験結果により転移性腎がん患者に対して新たな一次治療選択肢が提供された。この最新の結果速報は2020年欧州臨床腫瘍学会(ESMO2020)で発表された。(1) この試験では、標準治療であるスニチニブを対照
抗PD-L1抗体薬アベルマブは進行性尿路上皮がんの生存率を改善する
2020年10月7日
【ロイター】JAVELIN Bladder 100試験の結果によると、進行性または転移性の尿路上皮がんに対して、維持療法として avelumab [アベルマブ](販売名:バベンチオ)を支持療法( best supportive care)に
イピリムマブが転移性去勢抵抗性前立腺がんの全生存期間を延長
2020年9月28日
【ロイター】ドセタキセル(販売名:タキソテール)の投与を受けたことのある転移性去勢抵抗性前立腺がん(mCRPC)患者を対象とした、骨転移への放射線治療後のイピリムマブ(販売名:ヤーボイ)での治療が全生存期間の改善と関連していることが、CA1
ニボ+イピ併用が一部の進行前立腺がん患者に有効
2020年9月28日
免疫チェックポイント阻害薬2剤併用の研究推進を支持する第2相試験結果 イピリムマブ(CTLA-4阻害薬。販売名:ヤーボイ)とニボルマブ(PD-1阻害薬。販売名:オプジーボ)の併用は、転移性去勢抵抗性前立腺がん(mCRPC)の一部の患者に持続
ダロルタミドで非転移性、去勢抵抗性前立腺がんの死亡リスクが低下
2020年9月23日
【ロイター】新しい前立腺がん治療薬ダロルタミドが非転移性去勢抵抗性前立腺がん男性患者の3年時点の死亡リスクを31%低下させることが、第3相ARAMIS試験で得られた新たなデータより明らかになった。 試験費用を負担したフィンランドのOrino
プロトンポンプ阻害薬は尿路上皮がんへのアテゾリズマブの反応を悪化させる可能性
2020年9月19日
免疫チェックポイント阻害薬のアテゾリズマブ(販売名:テセントリク)による治療を受けた尿路上皮がん患者のプロトンポンプ阻害薬(PPI)の使用は、PPIを使用しなかった患者と比較して予後の悪化に関連していたとの研究結果が米国がん学会(AACR)
進行膀胱がんに対する免疫療法薬のタイミングが明らかに
2020年8月3日
2020年6月24日 最新情報:2020年7月1日、米国食品医薬品局(FDA)が白金製剤を用いた化学療法後に腫瘍が縮小したか又は増殖を止めた進行膀胱がんを有する患者に対し、アベルマブ(バベンチオ)を承認した。この承認は、転移していない(局
尿路上皮がんの維持療法にアベルマブを承認
2020年7月8日
2020年6月30日、米国食品医薬品局(FDA)は、プラチナ製剤を含む化学療法による一次治療で進行していない局所進行性または転移尿路上皮がん(UC)患者の維持療法として、アベルマブ(販売名:バベンチオ、EMD Serono, Inc.社)を
オラパリブとルカパリブの承認で、前立腺がん治療はPARP阻害薬の時代に突入
2020年7月1日
米国食品医薬品局(FDA)による最近の承認2件は、一部の前立腺がん男性患者用治療薬である分子標的薬の適応拡大という新たな道を開いた。 今回の承認は分子標的薬オラパリブ(リムパーザ)とルカパリブ(ルブラカ)に対するもので、いずれも前立腺がんが
フォンヒッペル・リンダウ病に伴う腎がんに分子標的薬MK-6482が良好な臨床効果
2020年6月19日
MDアンダーソンがんセンター主導による第2相臨床試験で、VHL病初の全身療法につながる可能性 演題:#5003 テキサス大学 MD アンダーソンがんセンターの研究者が主導した国際試験において、低酸素誘導因子(HIF)-2a の小分子阻害剤で
進行尿路上皮がんの一次化学療法後、免疫療法アベルマブが全生存を改善
2020年6月5日
ASCOの見解 「進行性尿路上皮がんは、化学療法による一次治療後に再発しやすい特徴があります。本試験は、進行性尿路上皮がんに対して、全生存期間のこれまでで最長の延長を示しました。維持療法としてのアベルマブは、再発までの期間を有意に延長しまし
PSMA PET-CT検査が前立腺がんの転移を正確に検出
2020年6月1日
一部の前立腺がん男性患者において、身体の他の部位に転移したがんの検出には、最もよく使用されている方法よりも効果的な画像診断方法があることが、大規模臨床試験の結果から示唆されている。 オーストラリアで実施された本試験では、前立腺を超えて転移す
FDAが、HRR遺伝子変異陽性の転移性去勢抵抗性前立腺がんにオラパリブを承認
2020年5月25日
2020年5月19日、米国食品医薬品局(FDA)は、生殖細胞または体細胞系列相同組換え修復関連(HRR)遺伝子に病的変異または病的変異疑いを有し、前治療としてエンザルタミド(販売名:イクスタンジ)またはアビラテロン(販売名:ザイティガ)によ
FDAが、BRCA変異陽性の転移性去勢抵抗性前立腺がんにルカパリブを承認
2020年5月20日
2020年5月15日、食品医薬品局(FDA)は、アンドロゲン受容体標的薬およびタキサン系化学療法による治療を受けた、有害なBRCA変異(生殖細胞系/体細胞系)を伴う転移性去勢抵抗性前立腺がん(mCRPC)患者を対象にルカパリブ(販売名:RU
積極的放射線治療で転移のある前立腺がんの進行が遅延
2020年4月30日
高精度の放射線が少数転移を有する前立腺がん患者の全身性免疫反応を引き起こす 第2相臨床試験の結果、高精度かつ高線量の放射線療法である体幹部定位放射線治療(SABR)が少数の遠隔転移を有するホルモン感受性前立腺がん患者の病勢進行を遅らせる可能