2018年泌尿生殖器がんシンポ:前立腺、膀胱、腎臓がん最新知見

2018年泌尿生殖器がんシンポジウム(Genitourinary Cancers Symposium)の協賛者らは本日、会議の公式記者発表で注目が集まる4件のアブストラクトを発表した。研究者らは、記者向けに解禁されるプレスキャストで、これらの研究に関する知見を発表する予定。同会見は2018年2月5日正午から午後1時30分(米国東部標準時)に行われる。

プレスキャストでは以下の研究が紹介される:

現在、承認された治療法がない前立腺がんの一形態である非転移性去勢抵抗性前立腺がんの治療のためのアパルタミド(販売名:アーリーダ)によるホルモン療法を調査するランダム化第3相臨床試験(アブストラクト161)

前立腺がんに対する一次ホルモン療法にドセタキセルを追加した場合の健康関連のQOLおよび費用対効果の分析(アブストラクト162)

アテゾリズマブによる免疫療法を受けた進行膀胱がん患者に対する全生存期間を予測する予後モデルを評価する研究(アブストラクト413)

進行腎臓がんの一次治療のための、アテゾリズマブ(販売名:テセントリク)+ベバシズマブ(販売名:アバスチン)vsスニチニブ(販売名:スーテント)のランダム化第3相試験(アブストラクト578)

2018年 泌尿生殖器がんシンポジウムは、2月8~10日にカリフォルニア州サンフランシスコ、Moscone Westビルで開催される。シンポジウムで発表されるアブストラクトでは、前立腺、腎臓、精巣、および膀胱がんの予防、スクリーニング、診断、治療における最新の戦略について議論する。記者向けの現地施設には、作業用ニュースルームがあり、泌尿生殖器がんの第一人者の話を聞く機会もある。

会議への登録方法、プレスキャストへの参加方法については、2018年 泌尿生殖器がんシンポジウムのメディアリソースセンターのサイトをご覧ください。

翻訳担当者 石塚啓司

監修 榎本 裕(泌尿器科/三井記念病院)

原文を見る

原文掲載日 

【免責事項】
当サイトの記事は情報提供を目的として掲載しています。
翻訳内容や治療を特定の人に推奨または保証するものではありません。
ボランティア翻訳ならびに自動翻訳による誤訳により発生した結果について一切責任はとれません。
ご自身の疾患に適用されるかどうかは必ず主治医にご相談ください。

腎臓がんに関連する記事

進行腎がんに対するベルズチファンの承認を支持する極めて重要な試験結果の画像

進行腎がんに対するベルズチファンの承認を支持する極めて重要な試験結果

研究タイトル進行腎細胞がんに対するベルズチファンとエベロリムスの比較掲載紙New England Journal of Medicine誌 2024年8月22日...
進行腎がんに免疫チェックポイント療法の反復は推奨されないの画像

進行腎がんに免疫チェックポイント療法の反復は推奨されない

研究概要研究タイトル免疫チェックポイント阻害薬投与後の腎細胞がん患者におけるチボザニブ+ニボルマブ併用療法とチボザニブ単剤療法の比較-第3相TiNivo-2試験の結果 ...
腎臓がん罹患率の世界的な差は腫瘍シグネチャーから説明できる可能性の画像

腎臓がん罹患率の世界的な差は腫瘍シグネチャーから説明できる可能性

腎臓がんのゲノム研究により、世界各地における腎臓がんの原因について新たな手がかりが得られた。

腎臓がんは、一部の国々では他国よりも多い。しかし、この地理的な違いは、タバコ喫煙、高血圧、肥...
腎臓がんに術後ペムブロリズマブが初の全生存期間改善をもたらすの画像

腎臓がんに術後ペムブロリズマブが初の全生存期間改善をもたらす

免疫療法薬ペムブロリズマブ(キイトルーダ)は瞬く間に、最も広く使用されているがん治療薬のひとつとなった。大規模臨床試験の最新結果によると、同薬剤は今度は、腎臓がん、特に腎臓がんで最も多...