皮膚がん

FDAがメラノーマの術後補助療法にペムブロリズマブを承認の画像

FDAがメラノーマの術後補助療法にペムブロリズマブを承認

米国食品医薬品局(FDA)は2019年2月15日、完全切除後にリンパ節への転移が認められるメラノーマ(悪性黒色腫)患者への術後補助療法として、ペムブロリズマブ(商品名:キイトルーダ、Merck社)を承認した。 この承認は、完全切除後の病期分
胃酸分泌抑制薬(PPI)はメラノーマに対するニボ+イピ療法に悪影響の画像

胃酸分泌抑制薬(PPI)はメラノーマに対するニボ+イピ療法に悪影響

イピリムマブ単剤療法に関しては、プロトンポンプ阻害薬(PPI)による治療効果減少は確認されていない 併存疾患に対してプロトンポンプ阻害薬(PPI)を服用しているメラノーマ(悪性黒色腫)患者は、服用していない患者と比べて、ニボルマブ+イピリム
FDAがメルケル細胞がんにペムブロリズマブを承認の画像

FDAがメルケル細胞がんにペムブロリズマブを承認

2018年12月19日、米国食品医薬品局(FDA)は、再発した局所進行または転移メルケル細胞がん(MCC)の成人患者および小児患者に対して、ペムブロリズマブ(商品名:キイトルーダ、Merck & Co. Inc.社)を迅速承認した。
術前のイピ・ニボ2剤併用は高リスク3期メラノーマに高い奏効率の画像

術前のイピ・ニボ2剤併用は高リスク3期メラノーマに高い奏効率

本分野において免疫療法という初の臨床試験により、術前化学療法にに二剤併用での免疫チェックポイント阻害薬の使用は可能であるが、現在の治療レジメンを適用するには注意が必要でもあることが示唆された。 手術前のチェックポイント阻害剤の併用(術前補助
エキソソームが腫瘍の免疫システム逃避を助けるの画像

エキソソームが腫瘍の免疫システム逃避を助ける

腫瘍は、免疫応答を抑制するタンパク質をちりばめたエキソソームと呼ばれる小さな膜小胞を分泌して免疫系から逃れることが、新たな研究で確認された。重要だけれども知られていなかったであろう腫瘍の免疫系逃避経路である。 ペンシルバニア大学の研究者らが
FDAが転移/局所進行皮膚扁平上皮がんにセミプリマブを承認の画像

FDAが転移/局所進行皮膚扁平上皮がんにセミプリマブを承認

2018年9月28日、米国食品医薬品局(FDA)は、転移性皮膚扁平上皮がん(CSCC)または局所進行皮膚扁平上皮がん患者のうち、根治的手術または根治的放射線治療の対象でない患者に対してセミプリマブ(商品名:LIBTAYO、Regeneron
免疫チェックポイント阻害薬で脳転移を有するメラノーマの生存が改善の画像

免疫チェックポイント阻害薬で脳転移を有するメラノーマの生存が改善

脳転移を有する皮膚メラノーマ(悪性黒色腫)(MBM)患者では、チェックポイント阻害剤を用いた初回治療により全生存期間の中央値が1.4倍延長したことが、米国がん学会 の機関誌であるCancer Immunology Research誌に掲載さ
免疫チェックポイント阻害剤に対する年齢の影響の画像

免疫チェックポイント阻害剤に対する年齢の影響

免疫チェックポイント阻害剤は、がんに対する免疫応答の制御を解除する薬剤であり、進行したメラノーマ(悪性黒色腫)の一部の患者には驚くほどよく作用するが、その他の多くの患者にはまったく作用しない。臨床医や研究者は、良好な反応を示す可能性が最も高
FDAがBRAF変異メラノーマにencorafenibとbinimetinibの併用を承認の画像

FDAがBRAF変異メラノーマにencorafenibとbinimetinibの併用を承認

2018年6月27日、米国食品医薬品局(FDA)は、FDA承認の検査キットで検出されたBRAF V600EまたはV600K変異を有する切除不能または転移性メラノーマ(悪性黒色腫)患者に、encorafenib[エンコラフェニブ]およびbin
免疫チェックポイント阻害薬セミプリマブで進行皮膚扁平上皮がんが縮小の画像

免疫チェックポイント阻害薬セミプリマブで進行皮膚扁平上皮がんが縮小

MDアンダーソンがんセンター主導の臨床試験で、患者の約50%がcemiplimab(セミプリマブ)に対して反応を示す   一般的な皮膚がんが進行し治癒が見込めなくなった患者のほぼ半数で、免疫チェックポイント阻害薬が腫瘍を縮小させた
詳細な生検により、事前に薬剤併用療法に抵抗性を示す遺伝子変異の存在が明らかにの画像

詳細な生検により、事前に薬剤併用療法に抵抗性を示す遺伝子変異の存在が明らかに

まれな既存の遺伝子変異の発見により治療と生検に対する新たなアプローチが示される MDアンダーソンがんセンター メラノーマ(悪性黒色腫)における薬剤への強力な耐性獲得に関わる遺伝子変異は、患者が分子標的薬の併用療法を受けた後になって発生する、
FDAがBRAF変異メラノーマにダブラフェニブ+トラメチニブを承認の画像

FDAがBRAF変異メラノーマにダブラフェニブ+トラメチニブを承認

2018年4月30日、米国食品医薬品局は、完全切除術後に、FDA認証の検査で検出されたBRAF V600EまたはV600K変異を有するリンパ節転移陽性メラノーマ(悪性黒色腫)患者の補助療法としてダブラフェニブ(商品名:タフィンラー、Nova
ダーモスコピーによるメラノーマの早期発見の画像

ダーモスコピーによるメラノーマの早期発見

MDアンダーソン OncoLog 2018年4月号(Volume 63, Issue 4)  Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL M
薬剤抵抗性を示すPIK3CA遺伝子変異は治療前から潜在の画像

薬剤抵抗性を示すPIK3CA遺伝子変異は治療前から潜在

まれな既存の遺伝子変異の発見により治療と生検に対する新たなアプローチが示される 薬剤への強力な耐性獲得に関わる遺伝子変異は、メラノーマ(悪性黒色腫)患者が分子標的薬の併用療法を受けた後に発生するのではなく、むしろ最初から腫瘍内に潜在し、治療
患者特異的HLAクラスI遺伝子型は免疫CP阻害薬に対する反応に影響の画像

患者特異的HLAクラスI遺伝子型は免疫CP阻害薬に対する反応に影響

特定の生殖細胞系列HLA遺伝子型と治療成績との関連性   患者特異的ヒト白血球抗原(HLA)クラスI遺伝子型が抗PD-1または抗CTLA-4抗体に対する反応にどの程度影響するかを明らかにするために、米国の研究グループは、免疫チェッ
肥満の転移メラノーマ男性患者では生存期間が2倍の画像

肥満の転移メラノーマ男性患者では生存期間が2倍

予想外の結果を受けて、ホルモンの影響を含めた根本原因の調査が始まる。 分子標的薬または免疫療法薬で治療された肥満の転移性メラノーマ(悪性黒色腫)患者は、ボディマス指数(BMI)が標準の患者よりも生存期間が有意に長いとの研究結果が、Lance
術前化学療法により高リスク3期メラノーマの再発が遅延の画像

術前化学療法により高リスク3期メラノーマの再発が遅延

この分野初の試験で、術前療法が標準治療である手術群の転帰を改善することが示される 3期メラノーマ患者に手術の前と後に分子標的薬を投与すると、標準治療の手術のみの場合と比べ、病勢進行に至るまでの時間が6倍以上延長したと、テキサス大学MDアンダ
FDAがメラノーマの術後化学療法にニボルマブを承認の画像

FDAがメラノーマの術後化学療法にニボルマブを承認

2017年12月20日、米国食品医薬品局(FDA)は、抗PD-1モノクローナル抗体ニボルマブ(商品名:オプジーボ、ブリストル・マイヤーズ スクイブ社)を、リンパ節への浸潤が認められる悪性黒色腫(メラノーマ)患者または根治切除を行った転移性疾
併用療法によりメラノーマの脳転移が縮小の画像

併用療法によりメラノーマの脳転移が縮小

MDアンダーソン OncoLog 2017年11-12月号(Volume 62 / Issue 11-12)  Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です
免疫療法後の転帰改善をめざす微生物叢療法を評価する共同研究の画像

免疫療法後の転帰改善をめざす微生物叢療法を評価する共同研究

セレス・セラピューティクス社、テキサス大学MDアンダーソンがんセンター、パーカーがん免疫療法研究所は本日、現在利用可能な免疫療法で治療したがん患者の転帰の改善を目的とするセレス社の微生物叢療法の可能性を評価するため、共同研究を行うことを発表
「ファースト・イン・ヒューマン」で注目のNCI免疫療法研究の画像

「ファースト・イン・ヒューマン」で注目のNCI免疫療法研究

近くディスカバリーチャンネル・スペシャルで放映される番組「ファースト・イン・ヒューマン」はNIHクリニカルセンターで行われているいくつかのがん免疫療法に関する画期的な研究を特集しており、われわれは非常に楽しみにしている。8月10、17、24
イピリムマブが切除不能/転移性メラノーマ小児患者に承認の画像

イピリムマブが切除不能/転移性メラノーマ小児患者に承認

イピリムマブは、小児患者と成人患者で一貫した安全性プロファイルおよび同等の薬剤濃度を示した。   トピック:特定の状況におけるがん/メラノーマ(悪性黒色腫)および他の皮膚がん/がんの免疫および免疫療法   2017年7月
COX-2阻害薬と抗PD1免疫療法薬併用でIDO1発現に効果の画像

COX-2阻害薬と抗PD1免疫療法薬併用でIDO1発現に効果

COX-2 阻害薬の追加投与により抗PD1免疫療法薬に対する反応性が改善するが、その理論的根拠が研究で得られた   前臨床研究においてタンパク質であるインドールアミン-2,3-ジオキシゲナーゼ(IDO1)を恒常的に発現する腫瘍はシ
腸内マイクロバイオームがメラノーマの免疫療法に影響を及ぼすの画像

腸内マイクロバイオームがメラノーマの免疫療法に影響を及ぼす

MDアンダーソン OncoLog 2017年7月号(Volume 62 / Issue 7)  Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL