皮膚がん
ニボ+イピ併用療法は無症候性脳転移メラノーマの生存期間を改善
2021年11月29日
第2相試験の長期追跡調査で全生存率71.9% MDアンダーソンニュースリリース 2021年11月10日 免疫チェックポイント阻害薬ニボルマブ(販売名:オプジーボ)およびイピリムマブ(販売名:ヤーボイ)併用療法は、メラノーマ(悪性黒色腫)
術後ペムブロリズマブ療法でステージ2B/Cメラノーマの無再発生存期間が延長
2021年10月14日
欧州臨床腫瘍学会(ESMO)2021プレスリリース 術後補助療法ペムブロリズマブ(販売名:キイトルーダ)はプラセボと比較して再発のリスクが35%減少することが、ステージ2のメラノーマ(悪性黒色腫)を対象とした初のランダム化第3相臨床試験で示
治療歴ある転移性メラノーマでは腫瘍浸潤リンパ球の養子細胞移植の効果が低下
2021年8月30日
抗PD-1療法やBRAF/MEK阻害薬投与を受けた後に再発した転移性メラノーマ(悪性黒色腫)患者は、このような治療を受けていない患者と比較して、腫瘍浸潤リンパ球の養子細胞移植(ACT-TIL)を含む開発中の治療法に対して同等の反応を示さない
BEMPEG+ニボルマブ併用療法は未治療の転移性メラノーマに持続的奏効を示す
2021年8月3日
ベンペガルデスロイキンとニボルマブの併用で34.2%の完全奏効率を試験によって確認 インターロイキン2(IL-2)作動薬であるベンペガルデスロイキン [bempegaldesleukin](BEMPEG)とニボルマブの併用は安全であり、治療
英国では男性の皮膚がん罹患率が過去10年で50%上昇
2021年7月18日
ここ10年、英国人男性の間で皮膚メラノーマ(悪性黒色腫)がおよそ50%増加しています。 同時期の女性の罹患率は30%上昇していますが、皮膚がんは男性でよくみられます。 また、男性は女性よりも進行した段階で診断される割合が高く、皮膚がんが胴体
2021年ASCO年次総会——MDアンダーソンによる注目の演題
2021年6月12日
テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究者らが実施した複数の第2相臨床試験において、メラノーマ、乳がん、HER2陽性腫瘍、卵巣がんの患者で有望な結果が示されている。2021年米国臨床腫瘍学会(ASCO)バーチャル年次総会で発表されるこ
免疫療法薬レラトリマブ+ニボ併用がメラノーマの進行を大幅に遅らせる
2021年6月1日
【ASCOの見解】「免疫療法薬は、進行メラノーマ(悪性黒色腫)の患者さんの治療の見通しに大きな変化をもたらしてきました。今回の試験では、PD-1とLAG-3という異なるチェックポイントに作用する2つの免疫療法薬の併用が成功を収めたことから、
免疫チェックポイント阻害薬の長期的な副作用が研究で明らかに
2021年5月15日
免疫チェックポイント阻害薬は多くの種類のがん治療に使用される免疫療法の一種で、一部の患者で長期寛解が得られる。こうした薬剤の短期的な副作用はよく知られている一方、長期的あるいは慢性の副作用の可能性はあまり知られていない。新規研究から、免疫チ
非選択での自己腫瘍浸潤性リンパ球(TIL)療法が転移性メラノーマに早期の臨床効果
2021年5月14日
進行メラノーマ(悪性黒色腫)患者において、非選択的に採取した自己腫瘍浸潤リンパ球(TIL)を用いた治療が早期に臨床効果を示した。この結果が、4月10日~15日に開催されたAACRバーチャル年次総会2021第1週に発表された。 「メラノーマは
tebentafuspは転移ぶどう膜メラノーマの全生存期間を有意に延長
2021年4月28日
免疫チェックポイント阻害薬を含む既存の標準治療と比較して、二重特異性融合タンパク質tebentafusp(テベンタフスプ)を用いた治療では転移性ぶどう膜メラノーマ(悪性黒色腫)患者の死亡リスクがほぼ半減したことが第3相臨床試験結果で示された
腫瘍遺伝子変異量による免疫反応予測はメラノーマ患者の男女間で異なる可能性
2021年4月22日
腫瘍遺伝子変異量(TMB)は女性のメラノーマ患者では免疫チェックポイント阻害薬による治療への反応性を正確に予測していたが、男性患者ではそうではなかったという研究結果が、4月10日から15日米国がん学会(AACR)2021バーチャル年次総会の
糞便微生物移植が進行メラノーマに対するペムブロリズマブの奏効を改善
2021年2月17日
NCIプレスリリース 免疫療法が効かないがん患者の一部に対し、糞便移植により腸管内微生物の組成(腸内細菌叢または腸内フローラとして知られている)を調整することで、免疫療法の効果が得られる可能性があることが、新たな試験で示された。同試験は、
FDAが局所進行/転移基底細胞がんにセミプリマブを承認
2021年2月15日
2021年2月9日、米国食品医薬品局(FDA)は、ヘッジホッグ経路阻害剤(HHI)による治療歴があるか、同剤が不適応な局所進行基底細胞がん(laBCC)患者にセミプリマブ(販売名:Lybtayo[リブタヨ]、Regeneron Pharma
切除メラノーマの抗VEGF阻害薬ベバシズマブへの反応性は年齢により異なる
2020年11月10日
VEGFではなくSFRP2が高齢のメラノーマ(黒色腫)患者における血管新生を促進する可能性がある 若年のメラノーマ切除患者では抗VEGF抗体治療薬ベバシズマブ(販売名:アバスチン)による術後補助療法の効果があったが、高齢のメラノーマ切除患者
ダブラフェニブ+トラメチニブ併用は切除後ステージ3メラノーマの長期生存率を改善
2020年9月22日
【ロイター】ダブラフェニブ(販売名:タフィンラー)および トラメチニブ(販売名:メキニスト)の併用療法はプラセボと比較して、切除後のステージ3メラノーマ(悪性黒色腫)患者における長期生存率を改善するとの先行知見が、COMBI-AD試験の最新
FDAがBRAF V600変異陽性メラノーマにアテゾリズマブを含む3剤併用療法を承認
2020年8月11日
2020年7月30日、米国食品医薬品局(FDA)は、BRAF V600変異陽性の切除不能または転移メラノーマ患者を対象としたアテゾリズマブ(販売名:テセントリク、Genentech, Inc.社)とコビメチニブおよびベムラフェニブとの併用療
FDAが皮膚扁平上皮がんにペムブロリズマブを承認
2020年7月1日
2020年6月24日、米国食品医薬品局(FDA)は、手術や放射線治療で治癒しない再発または転移性の皮膚扁平上皮がん(cSCC)を有する患者の治療薬として、ペムブロリズマブ(販売名:キイトルーダ、メルク社)を承認した。 有効性は多施設共同、複
メルケル細胞がんに術前抗PD-1療法ニボルマブが有望な可能性
2020年6月28日
免疫「チェックポイント」阻害剤による治療がメルケル細胞がんに対して有用であることが多施設共同臨床試験で判明 世界初と考えられる進行性の皮膚がん患者を対象とした術前免疫療法の安全性を評価した試験で、研究者らは手術を受けた試験参加患者の約半数で
胸部がんとメラノーマの抗PD-1療法著効と分子レベルの転帰予測【ASCO20】
2020年6月28日
ジョンズホプキンス大学キンメルがんセンターの胸部がん専門家およびがんゲノム専門家は、がん治療・ケアに携わる医師および専門家が所属する国際学会である米国臨床腫瘍学会(ASCO)の年次総会で、中皮腫、肺がん、および悪性黒色腫に関する有望な知見お
メラノーマの免疫感受性を強化するIL-12エレクトロポレーション
2020年5月23日
インターロイキン12(IL-12)エレクトロポレーション(=電気穿孔法、遺伝子導入法のひとつ)が、「冷たい(cold)」メラノーマの免疫チェックポイント阻害剤への免疫感受性を強化 2020年5月6日 エレクトロポレーションによるIL-12
FDAがペムブロリズマブの新たな投与レジメンを承認
2020年5月14日
2020年4月28日、米国食品医薬品局(FDA)は、現在承認されているすべての成人適応症を対象に、ペムブロリズマブ(販売名:キイトルーダ、Merck社)を3週間毎に200mg投与する現行のレジメンに加え、6週間毎に400mg投与する新たな投
血液循環腫瘍細胞(CTC)はステージ3メラノーマ再発・治療の予測因子として有望
2020年3月2日
初診時の血液循環腫瘍細胞(CTC)評価により6カ月以内の再発を予測:厳密な画像評価および追加治療による利益を受ける可能性がある患者の特定に役立つ可能性 リキッドバイオプシー検体の一つ、血液循環腫瘍細胞(CTC)は単独でメラノーマ(悪性黒色腫
EMAが皮膚扁平上皮がんにセミプリマブの条件付き販売承認を推奨
2019年5月16日
セミプリマブは、進行期皮膚扁平上皮がんの治療に適応 2019年4月26日、欧州医薬品庁(EMA)ヒト用医薬品委員会(CHMP)は、進行期皮膚扁平上皮がんの治療を目的として、医薬品セミプリマブ(商品名:Libtayo)に対する条件付き販売承認
免疫療法の発展に貢献したNCIのローゼンバーグ博士にSzent-Györgyi賞
2019年3月27日
がん研究の進展に対する2019年Szent-Györgyi賞は、米国国立衛生研究所(NIH)の一機関である国立がん研究所(NCI)がん研究センター(CCR)所属のスティーブン・ローゼンバーグ(Steven A. Rosenberg)医師(医