心血管疾患およびがんに対するビタミン、ミネラルおよびマルチビタミンサプリメントによる一次予防
米国予防医学専門委員会(USPSTF)
このページは、米国予防医学専門委員会(USPSTF)のビタミン、ミネラル、マルチビタミンの補充による心血管疾患およびがんの予防についての推奨グレードをまとめたものである。
現行の推奨グレード
リリース日:2014年2月
- 米国予防医学専門委員会は、現時点でのエビデンスは、心血管疾患およびがんの予防に対するマルチビタミンの使用の有益性と有害性のバランスを評価するには不十分であると結論づけている。
推奨グレード:I (行うべきあるいは行うべきでないと判断するいずれの根拠も不十分)
- 米国予防医学専門委員会は、現時点でのエビデンスは、心血管疾患およびがんの予防に対する単剤あるいは併用での栄養サプリメント(βカロテンとビタミンEを除く)の使用の有益性と有害性のバランスを評価するには不十分であると結論づけている。
推奨グレード:I (行うべきあるいは行うべきでないと判断するいずれの根拠も不十分)
- 米国予防医学専門委員会は、心血管疾患およびがんの予防に対するβカロテンおよびビタミンEサプリメントの使用を推奨しない。
推奨グレード:D (行わないことを推奨する)
関連文書
文書 | 関連項目 |
エビデンスシンテーゼ (PDF File, 2.95 MB; PDF Help) |
2014年2月時点の最新情報
原文掲載日
【免責事項】
当サイトの記事は情報提供を目的として掲載しています。
翻訳内容や治療を特定の人に推奨または保証するものではありません。
ボランティア翻訳ならびに自動翻訳による誤訳により発生した結果について一切責任はとれません。
ご自身の疾患に適用されるかどうかは必ず主治医にご相談ください。
がんと生活・運動・食事に関連する記事
ポンセグロマブはがん悪液質治療に大変革をもたらすか?
2024年11月14日
治験薬であるポンセグロマブが、がん患者に影響を及ぼすことが多い衰弱症候群である悪液質に対して有効な治療薬になる可能性があることが、臨床試験結果から明らかになった。
悪液質の特徴的な徴候は...
悪液質の特徴的な徴候は...
ストレス誘発性の免疫変化はがん転移を助長する可能性
2024年4月12日
過去数十年における研究から、お金の心配、仕事の問題、家族の緊張などの慢性的なストレスは、体内に化学変化を引き起こすことが証明されている。こうした変化は、血圧の上昇、炎症、特定のホルモン...
意図せぬ体重減少はがんの兆候か、受診すべきとの研究結果
2024年2月19日
ダナファーバーがん研究所意図せぬ体重減少は、その後1年以内にがんと診断されるリスクの増加と関連するという研究結果が、ダナファーバーがん研究所により発表された。
「運動習慣の改善や食事制限...
「運動習慣の改善や食事制限...
野菜、ナッツ/豆類が小児がんサバイバーの早期老化を軽減
2024年2月15日
米国臨床腫瘍学会(ASCO)ASCO専門家の見解
「本研究により、小児期にがん治療を受けた成人において、濃い緑色野菜やナッツ・種子類の豊富な食事と早期老化徴候の軽減との間に強力な...
「本研究により、小児期にがん治療を受けた成人において、濃い緑色野菜やナッツ・種子類の豊富な食事と早期老化徴候の軽減との間に強力な...