Phosphocol P 32 (リン酸クロム P32懸濁液:放射性リン酸クロム)

腫瘍医、その他の医療従事者向け

原文

2008年9月18日 Covidien and Mallinckrodt Inc. 社はリン酸クロムP32の処方に関する重要な安全性情報の追加を医療者に通達した。リン酸クロムP32は 転移性疾患によって起こる腹水、胸水に対して承認された腔内点滴である。リン酸クロムP32は特定の状況下において白血病のリスクを増加させることがある。二人の血友病の小児(9歳と14歳)がリン酸クロムP32 (総投与了0.6 と1.5 mCi)の関節内注入を行ったおよそ10カ月後に急性リンパ性白血病を発症した。関節血症の治療に対する関節内注入はこの薬剤の適応ではない。さらに、市販後、P32の腹腔投与後に小腸、盲腸、膀胱における放射性傷害(壊死や線維化)が起こる症例が認められている。医療従事者は、リン酸クロムP32の適正使用に関する改訂後の製品処方情報を参照して最新の情報を入手すべきである。 [August 29, 2008 – Letter – Covidien] [August 2008 – Label – Covidien]

【免責事項】
当サイトの記事は情報提供を目的として掲載しています。
翻訳内容や治療を特定の人に推奨または保証するものではありません。
ボランティア翻訳ならびに自動翻訳による誤訳により発生した結果について一切責任はとれません。
ご自身の疾患に適用されるかどうかは必ず主治医にご相談ください。

FDAニュースに関連する記事

米FDA、成人と小児のAML/MDSでのallo-HSCTの前処置としてトレオスルファン+フルダラビンを承認の画像

米FDA、成人と小児のAML/MDSでのallo-HSCTの前処置としてトレオスルファン+フルダラビンを承認

2025年1月21日、米国食品医薬品局(FDA)は、1歳以上の急性骨髄性白血病(AML)または骨髄異形成症候群(MDS)の成人および小児患者を対象とした同種造血幹細胞移植(allo-HSCT)...
米FDAがマントル細胞リンパ腫にアカラブルチニブ+ベンダムスチン+リツキシマブ併用を承認の画像

米FDAがマントル細胞リンパ腫にアカラブルチニブ+ベンダムスチン+リツキシマブ併用を承認

2025年1月16日、米国食品医薬品局(FDA)は、自家造血幹細胞移植(HSCT)非適応かつ未治療のマントル細胞リンパ腫(MCL)成人患者を対象に、アカラブルチニブ(販売名:カルケンス...
米FDAが転移/局所進行皮膚扁平上皮がんにcosibelimab-ipdlを承認の画像

米FDAが転移/局所進行皮膚扁平上皮がんにcosibelimab-ipdlを承認

2024年12月13日、米国食品医薬品局(FDA)は、プログラム細胞死リガンド-1(PD-L1)遮断抗体であるcosibelimab[コシベリマブ]-ipdl(販売名:Unloxcyt...
FDA承認情報 (2024年)の画像

FDA承認情報 (2024年)

2025 | 2024 | 2023 | 2022過去に承認された抗がん薬/血液腫瘍治療薬に関する情報のページです。

■最新の承認情報はこちらから。
 【FDAサイト】
 ・英語ページ:O...