ビスフォスフォネート剤―アレンドロネート、エチドロネート(ダイドロネル)、イバンドロネート(Boniva)、パミドロネート(アレディア)、リセドロネート(アクトネル、ベネット、Actonel W/Calcium)、チルドロネート(Skelid)、ゾレドロン酸(Reclast、ゾメタ)
老人病専門医、婦人科医、整形外科医、その他の医療従事者向け
原文
2008年11月12日
FDAはビスフォスフォネート剤を投与されている患者における心房細動のリスク増加の可能性に関する当局安全性審査の最新データを更新した。ビスフォスフォネート剤は、主に骨粗鬆症患者に対する骨量増加および骨折予防や骨のパジェット病患者に対する骨代謝の遅延、また、癌患者に対する骨転移の治療や血中カルシウム値の低減のために用いられる。FDAは、6カ月~3年間のビスフォスフォネート剤投与患者19,687人とプラセボ投与患者18,358人のデータを審査した結果、心房細動の発症は各スタディで稀で、ほとんどのスタディで事象の発生は2人またはそれ以下であった。全スタディをとおして、全ビスフォスフォネート剤使用と重篤および重篤でない心房細動との明らかな関連は認められなかった。さらに、ビスフォスフォネート剤での投与量や治療期間の長さも心房細動と関連はなかった。医療者はビスフォスフォネート剤の処方方法を変更する必要はなく、患者はビスフォスフォネート剤の治療を中止すべきではない。
[November 12, 2008 – Update of Safety Review Follow-up to the October 1, 2007
Early Communication about the Ongoing Safety Review of Bisphosphonates – FDA]
Early Communication of an Ongoing Safety Review:
[October 1, 2007]
【免責事項】
当サイトの記事は情報提供を目的として掲載しています。
翻訳内容や治療を特定の人に推奨または保証するものではありません。
ボランティア翻訳ならびに自動翻訳による誤訳により発生した結果について一切責任はとれません。
ご自身の疾患に適用されるかどうかは必ず主治医にご相談ください。
FDAニュースに関連する記事
米FDA、成人と小児のAML/MDSでのallo-HSCTの前処置としてトレオスルファン+フルダラビンを承認
2025年2月11日
米FDAがマントル細胞リンパ腫にアカラブルチニブ+ベンダムスチン+リツキシマブ併用を承認
2025年2月3日
米FDAが転移/局所進行皮膚扁平上皮がんにcosibelimab-ipdlを承認
2025年2月1日
FDA承認情報 (2024年)
2025年1月25日
■最新の承認情報はこちらから。
【FDAサイト】
・英語ページ:O...