アバスチン(ベバシズマブ)安全性情報

原文
腫瘍および脳外科専門医療従事者向け

ジェネンテック社とFDAは、処方情報の警告(WARNINGS)セクションと有害反応(ADVERSE REACTIONS)セクションの改訂を医療従事者に通達した。これは、医療従事者に1]稀に起こる脳毛細血管漏出症候群[可逆性後部白質脳症 (RPLS)]の症例、 2]鼻中隔穿孔の市販後報告 について書かれている。 PRLSとは、高血圧、体液貯留、および免疫抑制性の薬剤が血管上皮にもたらす細胞障害作用と関連する神経系障害であり、頭痛、痙攣、脱力感、混乱、視力喪失、他の視覚および神経系障害などを併発し、中等度から重度の高血圧を伴うことが多いが、診断には必ずしも併発している必要はない。これらの症状はアバスチンの最初の投与後16時間から1年のあいだに発症すると報告されている。RPLSの診断の確認にはMRIが必須である。 [September, 2006 – Updated Prescribing Information – Genentech] [September, 2006 – Dear Healthcare Professional letter – Genentech]

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