2023年08月の記事一覧

Tisotumab Vedotin-tftv[チソツマブ ベドチン]の画像

Tisotumab Vedotin-tftv[チソツマブ ベドチン]

チソツマブ ベドチンは、以下の治療に承認されています。
・再発または転移子宮頸がん。化学療法による治療中または治療後にがんが増悪した女性患者に使用されます。
Tisagenlecleucel[チサゲンレクルユーセル]の画像

Tisagenlecleucel[チサゲンレクルユーセル]

チサゲンレクルユーセルは、以下の治療に承認されています。
・B細胞性急性リンパ芽球性白血病。疾患が難治性または2回以上再発した小児および25歳以下の成人患者に使用されます。
・以下の種類を含むB細胞非ホジキンリンパ腫(NHL)
・びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)
・濾胞性リンパ腫から発生したDLBCL
・高悪性度B細胞リンパ腫
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Binimetinib [ビニメチニブ]

ビニメチニブは、以下の治療にエンコラフェニブとの併用で承認されています。

・手術による切除不能または転移したメラノーマ。BRAF遺伝子に特定の変異がある患者に使用されます。
Avelumab[アベルマブ]の画像

Avelumab[アベルマブ]

アベルマブは、以下の治療に承認されています。

・転移したメルケル細胞がん(皮膚がんの一種)。成人患者および12歳以上の小児患者に使用されます。1

・転移または切除不能な腎細胞がん(腎がんの一種)。初回治療としてアキシチニブとの併用で使用されます。

・転移または切除不能な尿路上皮がん(膀胱または尿路がんの一種)。

  - 一次治療のプラチナ製剤による化学療法後に疾患が増悪しなかった患者に一次治療の維持療法として使用されます。

  - プラチナ製剤の化学療法による治療中または治療後に疾患が悪化した患者に使用されます。
Avapritinib[アバプリチニブ]の画像

Avapritinib[アバプリチニブ]

アバプリチニブは、以下の成人患者の治療に承認されています。

・手術による切除不能または転移した消化管間質腫瘍(GIST)。血小板由来増殖因子受容体アルファ(PDGFRA)遺伝子に特定の変異のある患者に使用されます。

・以下のタイプを含む進行全身性肥満細胞症。

    - 侵襲的全身性肥満細胞症

    - 関連する血液腫瘍を伴う全身性肥満細胞症(SM-AHN)

    - マスト細胞白血病
Atezolizumab[アテゾリズマブ]の画像

Atezolizumab[アテゾリズマブ]

アテゾリズマブは、以下の治療に承認されています。

• 手術による切除不能または転移肝細胞がん(肝がんの一種)。全身療法を受けたことのない患者にベバシズマブとの併用で使用されます。

• BRAF遺伝子に特定の変異のあるメラノーマ。手術による切除不能または転移がんを有する成人患者にコビメチニブおよびベムラフェニブとの併用で使用されます。

• 非小細胞肺がん。以下の用法で使用されます。
  ・PD-L1タンパク質を発現するステージIIA、ステージIIBまたはステージIIIAのがんを有する成人患者に手術後およびプラチナ製剤ベースの化学療法後の補助療法として使用されます。
  ・PD-L1タンパク質を発現し上皮成長因子受容体(EGFR)遺伝子または未分化リンパ腫キナーゼ(ALK)遺伝子に変異のない転移がんを有する成人患者に初回治療として使用されます。
  ・EGFR遺伝子または ALK遺伝子に変異がない非扁平転移がんの成人患者において、初回治療としてベバシズマブ、パクリタキセルおよびカルボプラチンまたはパクリタキセル・アルブミン安定化小粒子製剤およびカルボプラチンとの併用で使用されます。
  ・プラチナ製剤ベースの化学療法による治療中または治療後に転移がんが増悪した成人患者に使用されます。EGFR遺伝子またはALK遺伝子に変異がある患者では、これらの変異に対するFDA承認治療を行った後にがんが増悪した場合に使用されます。

• 小細胞肺がん。進展型小細胞肺がんの成人患者に初回治療としてカルボプラチンおよびエトポシドとの併用で使用されます。

• 手術による切除不能または転移尿路上皮がん(膀胱がんの一種)。以下の患者に使用されます。
  ・PD-L1タンパク質を発現しシスプラチンで治療できないがんを有する成人患者1
  ・プラチナ製剤ベースの化学療法で治療できない成人患者1
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Bicalutamide [ビカルタミド]

ビカルタミドは、以下の治療に承認されています。
・転移した前立腺がん。LH - RHアゴニスト製剤(黄体形成ホルモン放出ホルモン作動薬)と併用されます。
Thiotepa[チオテパ]の画像

Thiotepa[チオテパ]

チオテパは、以下の治療に承認されています。
・膀胱がん
・乳がん
・悪性胸水、悪性心嚢液貯留、および悪性腹腔内滲出液
・卵巣がん

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Thioguanine[チオグアニン]

チオグアニンは、以下の治療に寛解導入療法および寛解地固め療法として承認されています。
・急性骨髄性白血病(AML)
チオグアニンは、他のがん種の治療についても試験が行われています。
Thalidomide[サリドマイド]の画像

Thalidomide[サリドマイド]

サリドマイドは、以下の治療にデキサメタゾンとの併用で承認されています。
・多発性骨髄腫と診断された患者。
サリドマイドは、Thalomid REMS(リスク評価・緩和戦略)と呼ばれる特別なプログラムの一環としてのみ使用可能です。
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Tepotinib[テポチニブ]

テポチニブは、以下の治療に承認されています。
・MET遺伝子に特定の変異を有する非小細胞肺がん。転移がんの成人患者に使用されます。
本適応は、FDAの迅速承認プログラムの下で承認されています。
Temsirolimus[テムシロリムス]の画像

Temsirolimus[テムシロリムス]

テムシロリムスは、以下の治療に承認されています。
・進行性腎細胞がん(腎臓がんの一種)
テムシロリムスは、他のがん種の治療についても試験が行われています。
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Temozolomide[テモゾロミド]

テモゾロミドまたはテモゾロマイドは、成人における次の種類の脳腫瘍の治療に承認されています。
・未分化星状細胞腫。ニトロソウレアおよびプロカルバジンを含む療法中に悪化した難治性疾患の患者に使用されます。
・多形性膠芽腫(GBM)。新たに診断された患者において放射線治療と併用して使用され、その後維持療法として単剤で使用されます。
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Tebentafusp-tebn[テベンタフスプ]

テペンタフスプは、以下の治療に使用されます。
・手術による切除不能または転移したぶどう膜メラノーマ。HLA-A*02:01抗原を有する成人患者に使用されます。
Tazemetostat[タゼメトスタット]の画像

Tazemetostat[タゼメトスタット]

タゼメトスタットは、以下の治療に承認されています。
・局所進行または転移した類上皮肉腫。疾患が手術による切除不能な成人患者および16歳以上の小児患者に使用されます。1
・再発・難治性濾胞性リンパ腫。以下の成人患者に使用されます。
 -EZH2遺伝子に特定の変異を有し、これまで2回以上の全身療法を受けたことがある。1
 -他の治療法を受けることができない。1
FDAがBRCA変異転移性去勢抵抗性前立腺がんにニラパリブ/アビラテロン+プレドニゾン併用を承認の画像

FDAがBRCA変異転移性去勢抵抗性前立腺がんにニラパリブ/アビラテロン+プレドニゾン併用を承認

米国食品医薬品局(FDA)2023年8月11日、米国食品医薬品局(FDA)は、FDAが承認した検査で判定された、病的変異または病的変異疑いのあるBRCA遺伝子変異去勢抵抗性前立腺がん(...
FDAが再発/難治性多発性骨髄腫にタルケタマブを迅速承認の画像

FDAが再発/難治性多発性骨髄腫にタルケタマブを迅速承認

米国食品医薬品局(FDA)2023 年 8 月 9 日、米国食品医薬品局(FDA)は、プロテアソーム阻害剤、免疫調整剤、および抗 CD38 モノクローナル抗体を含む 4 種類以上の治療...
Bexarotene [ベキサロテン]の画像

Bexarotene [ベキサロテン]

ベキサロテンは、以下の治療に承認されています。
・他の治療で治療できない、または、改善が見られなかった、皮膚Tリンパ種に起因する皮膚障害
Bevacizumab [ベバシズマブ]の画像

Bevacizumab [ベバシズマブ]

ベバシズマブは、以下の治療に承認されています。
・他の治療で改善しなかった、転移または再発した子宮頸がん
・転移した大腸がん
・再発した神経膠芽腫
・転移または手術による切除不能な幹細胞がん
・局所進行、手術による切除不能、転移または再発した非扁平上皮非細胞肺がん
・上皮性卵巣がん、卵管がん、または原発性腹膜がん
・転移した腎細胞がん
運動が前立腺がん治療に起因する性機能障害を改善する可能性が豪州の研究で示唆の画像

運動が前立腺がん治療に起因する性機能障害を改善する可能性が豪州の研究で示唆

米国臨床腫瘍学会(ASCO)ASCOの見解「運動は前立腺がん治療の副作用の一部を改善することが、以前から示されています。今回のデータは、前立腺がん患者に対する運動の有益性を性機...
Asparaginase Erwinia Chrysanthemi (Recombinant)-rywn[Erwinia chrysanthemi由来アスパラギナーゼ(エルウィニアL-アスパラギナーゼ)(遺伝子組換え)]の画像

Asparaginase Erwinia Chrysanthemi (Recombinant)-rywn[Erwinia chrysanthemi由来アスパラギナーゼ(エルウィニアL-アスパラギナーゼ)(遺伝子組換え)]

Erwinia chrysanthemi由来アスパラギナーゼ(エルウィニアL-アスパラギナーゼ)(遺伝子組換え)は、以下の成人患者と生後1か月以上の小児患者の治療に承認されています。

・急性リンパ性白血病

・リンパ芽球性リンパ腫
Asparaginase Erwinia chrysanthemi[Erwinia chrysanthemi由来アスパラギナーゼ(エルウィニアL-アスパラギナーゼ)]の画像

Asparaginase Erwinia chrysanthemi[Erwinia chrysanthemi由来アスパラギナーゼ(エルウィニアL-アスパラギナーゼ)]

Erwinia chrysanthemi 由来アスパラギナーゼ(エルウィニアL-アスパラギナーゼ)は、以下のがんの治療薬として他の薬剤と併用することで承認されています。

・急性リンパ性白血病。本剤はErwinia chrysanthemiという細菌に由来するアスパラギナーゼの一種です。本剤は大腸菌由来のアスパラギナーゼを投与できなくなった患者に使用されます。
Asciminib[アシミニブ]の画像

Asciminib[アシミニブ]

アシミニブは、以下の成人患者の治療に承認されています。

・ 慢性期のフィラデルフィア染色体陽性の慢性骨髄性白血病(CML)。以下の患者に使用されます。

 ‐ 2剤以上のチロシンキナーゼ阻害薬による治療歴のある患者1

 ‐ T315I遺伝子変異を有するCML患者
Arsenic Trioxide[亜ヒ酸、三酸化ヒ素]の画像

Arsenic Trioxide[亜ヒ酸、三酸化ヒ素]

亜ヒ酸または三酸化ヒ素は、以下の治療にトレチノインとの併用で承認されています。

・前骨髄球性白血病(PML)遺伝子およびレチノイン酸受容体α(RARA)遺伝子に影響を及ぼす特定の染色体変異がある急性前骨髄球性白血病(APL)

・新たに診断された低リスクのAPLの成人患者に使用されます。

・レチノイドおよびアントラサイクリンによる化学療法で改善が見られなかった、または治療後に再発した患者に使用されます。